S5 萩風の強化パーツ 11月13日
――郷宮市 宮文大:ギルド――
澪和「お父さんにね、誕生日近いから何がほしいって聞かれたんだけど。別にいいよ、お父さんの為に使って。私お金あるしって言ったら泣かれちゃったんだよね。どうすればよかったのかな」
みあ「親心って難しいね。そういうときは素直にもらっちゃうといいよ。大人って素直なの好きだし」
羽生「何もしなくても手に入るお金が欲しいね」
幣原「欲しいものなくても、何か言うといいよ。例えばGPSとか?」
澪和「うーん……。ワガママって言い慣れてなくって。ちょっと困っちゃうなあ」
南雲「おいーっす、花束ちゃん参上ー!みんな元気してるー?」
澪和「あ、こんにちは南雲さん。今日もよろしくおねがいします」
南雲「よろしく!とりあえずウチ近辺の小規模悪鬼潰し終えて再発生も無くなったから今日はその報告かなー」
シノブ「潰すのは結構ですがまずは手続きをしてもらわないと困ります。その発生源を疑われて困るのはそちらなんですよ」
幣原「お役所仕事だね。私は色んなところいって面白いものを見つけて報告してるから大丈夫なはず……」
南雲「えぇー……大きいのはともかく、いつぞやの小規模くらいなら早めに潰した方がいいでしょ?」
シノブ「人権証明を持っていたとしても過激派がいるんですよ?退治されても知りませんよ?」
澪和「ま、まあまあ!依頼見よう?ね?」
澪和「こ、これにします!」
萩風の強化パーツ
依頼主
初めて冬泉の方に依頼を載せさせてもらいます。紅葉所属、鷲羽灯風と言います。
そちらの方で管理をしていただいている、萩風というアンドロイドに関して依頼をしたいと思い載せさせてもらいました。
現状萩風はアンドロイドの襲撃を受け、とても戦える状態ではありません。
そこで、紅葉としても戦力の低下は深刻である為紅葉の援助も含めて萩風のスペックを底上げしたいと思います。
これをするのに丁度いい施設に自分は心当たりがあります。受けてくれる方はこちらの電話番号にご連絡よろしくお願いします。
シノブ「これですか……。ではこちらが電話番号になります」
▶シノブは澪和に電話番号の書かれた紙を手渡します
幣原「萩風ちゃんの強化……?面白そう」
南雲「えーっと……。紅葉の……鷲羽……とーふー?」
澪和「電話する前に萩風ちゃん達迎えに行かないとね」
――郷宮市 宮文大:研究室――
▶深角が苦渋の表情で萩風をいじっていますね
深角「全く何がどうなってるかわからん」
萩風「無能」
深角「ぐぐぐ……」
空「あら、みなさまお揃いで。立て込んではおりますがよくいらっしゃいました」
澪和「依頼受けてきたの。深角さん、見てくれますか?」
深角「ああ。――見せてみろ」
深角「――けっ。そうか、鷲羽のガキか。まあ、あいつはアンドロイドには優しいだろうからいいチョイスだろう」
萩風「灯風……仕送りやめてほしい」
澪和「あっこれトウカって読むんだ……」
南雲「とーふくんだと思ってた」
空「ちょうどいい施設ですか。これは私や姉様にも有効なものなのでしょうか?気になりますね」
みあ「また遠出かなあ。プチ旅行みたいな感じならもっと楽なのにねえ」
南雲「経費で落ちるかなあ」
羽生「旅行の経費は落ちてるよ。そうじゃないと、私……」
凛「くーちゃん、どうしたの……?あぅ、みんないる……もしかしてお仕事……?」
深角「とっとと人間の役に立ってこい。お前のアイデンティティの優先順位を履き間違えるなよ」
凛「うー……」
空「姉様だってわかっています。姉様、行きましょう」
幣原「遠出はいつもいいよね。行こう行こう」
澪和「じゃあ電話しますね。――はい。十寸鏡といいます。そうです、その依頼で、はい。ありがとうございます。わかりました。紅葉で落ち合わせですね。はい」
――郷宮市 郷宮市部紅葉:奥の部屋――
日之影「じゃああの、鷲羽さんが来たらそちらにお通しします。――一応気をつけてくださいね。あの人、凄いチャラいって噂の人なので」
空「文面からは想像がつきませんね」
みあ「こっちは女の子だらけだからねー。気をつけないとね」
澪和「丁寧な物腰の人だったけどなあ」
南雲「流石にロリコンとかじゃないと思うけど……。紅葉の人だからなあ」
神影「ロリコンではないですよ。ただ、まあ……その。不倶戴天の敵、ですかね」
幣原「チャラいってことはまあ、こっちは気をつけるだけだよね」
羽生「ちょっと後ろに下がっておこうかな……」
神影「来たみたいですよ。じゃあ、後は知りませんから。何かしたらそこのベル鳴らしてください。狙撃してあげますから」
▶そのうち、長髪を後ろに束ねた白髪のホストしか着ないようなスーツを着た青年が来ます。見た目はだいぶやばいですが、更に後ろに3人女性を引き連れていますね。いずれもちょっと引くほど美人で、並の男性なら顔も合わせられなさそうです。3人共少しシックなゴスロリを着ていて4人揃うとかなり派手で目を引きます
灯風「ああ、待たせたかな。俺が鷲羽灯風だ。紅葉に所属していて、今回の依頼者ってことになるか。代表はそこの可憐なお嬢さんか?」
澪和「あ、はい……」
羽生「ああダメ鳥肌立ってきた……。私ちょっと後ろに隠れてるね……」
灯風「冬泉の奴らって聞いてたからどこの特殊部隊が来ると思ってたら、見目麗しい美少女ばっかりで目のやりどころに困るね。一人ボウズが隠れてるが、まあ可愛いからヨシ!だな」
羽生(ビクッ)
幣原(あんまりお近づきになりたくないかもなー)
引くほど美人「御主人様……?初対面の人の印象最悪ですよ!完全に最低な人ですよそれ!」
やばいほど美人「お兄様……それはちょっと……」
幣原「ご主人さま、お兄様……」
凛「なんかこわー……」
みあ「みあでーす。それで、王子様のご用件は?」
空「姉様をお褒めに預かり光栄です。空と申します。早速ではあるのですが、依頼にあった施設というのは紅葉が所有する施設なのでしょうか?」
灯風「王子とかではないんだがな。ちょっと失礼」
▶空を高い高いしながら脇腹のあたりをもそもそと触ります
南雲「それ以上やってると撃たれますよ」
空「あら大胆」
灯風「やっぱお前アンドロイドか。ってことは萩風やラウラとかと同類なのか。イマドキのアンドロイドは見ただけじゃわかんねえな」
ビビるほど美人「ご主人様……流石に幼女趣味はどうかと思いますよ」
空「触診より先に問診で判るとは思うのですが……。同類と言われると自信はありませんがね」
灯風「ああ、悪い悪い。施設っつーのは俺の知り合いが研究のついでで作った場所だったんだわ。戦乱でなんか放棄したっぽいからそこで部品漁ろうかなと思ってよ」
灯風「で、薄々気づいてると思うが後ろの奴らもアンドロイドだ。左からラウラ、コガネ、テマリだ。今となっちゃそこそこ旧式だが、まあ……。お前ら程度なら片手間で潰せる程度には鍛えてある」
灯風「そ、れ、と!こいつらには一切手出してないから!!一応な!!!そもそも俺奥さんいるし?一筋だし??ご主人様呼ばわりもこいつらのデフォ機能だ」
空「……愛されておられるのですね」
凛「やっぱりりんたちは一応新型なのにポンコツなんだねぇ……」
灯風「こいつらもご主人様タイプかお兄様タイプかマスタータイプかしんねーけど出来たらそういうふうに呼ぶからな!!!!」
南雲「言動、気をつけた方が良いと思うけどなあ……。女性関係でトラブル起こしてない?大丈夫?」
灯風「女とのトラブルは俺の勲章さ……」
南雲「そのうち撃たれますよ。マジで」
萩風「撃たれてる」
みあ「なーむー」
羽生「あー……。私は羽生小蒔。それじゃそこでの目当ての品とか、あったりする?」
灯風「ま、まあ?あの神影のエリアじゃなければな。こっちだってこんなビクついてねえんだわ。施設には萩風、つーよりお前らみたいな最新型を作るための紅葉の施設があったんだわ。そこからジャンク漁る感じ」
羽生「ジャンク漁り、でいいんだね」
ラウラ「ちょっと遠いので、うちのキャンピングカーに乗ってくださいな」
▶ラウラ達は先にキャンピングカーに戻っていきました。が、灯風だけ戻ってきます
灯風「――お前ら、不良品のポンコツだって噂で聞いてるぞ。どうしてもご主人様見当たらないんだったら、俺が引き取ってもいい。バラされるくらいなら考えといてくれな」
▶そう言い残すと、小走りで戻っていきました
澪和「濃い人達だなあ……」
みあ「あっちの人のほうが優しそうで楽しそうだねえ」
空「――憎い男。いえ、羨ましいですね」
凛「やさしい人なのかなって一瞬思ったけど……、真意がわからないなぁ……。それに……多分身体のことバレてたし……」
幣原「澪和ちゃん、あの人に口説かれないように気をつけてね……」
みあ「えー?みあは~?」
幣原「みあちゃんも気をつけて……」
南雲「言動はともかく、扱いに関してはちょっと移籍を考えちゃうかな」
みあ「ウチのとこは来る者拒まず去るもの殺すらしいよ。こわいね」
空「さあ姉様、行きましょう。どうぞ隣に」
凛「キャンピングカーってトランクどこだろ……?」
みあ「まあいっか、みあたちも乗ろ乗ろう」
――佐賀県玄海町 廃工場――
▶灯風が膝上に凛と空を乗せようとしてテマリにしばかれるなど色々ありましたが、全員普通にシートに座らされて夕方頃に到着しました
灯風「っと。ついたぞ。結構乗ったけど酔ってないか?」
羽生 「風が、気持ちいい……」
空「今までで一番落ち着けた旅でしたよ。話では放棄された施設という事でしたが」
凛「車に乗ってて自由に身体動かせるの、新鮮だったなぁ……」
ラウラ「私に甘えてもいいんですよご主人様!!!」
灯風「いやお前はいい」
コガネ「じゃあ私……」
灯風「あー……。後でな」
ラウラ「おかしいですよ!?!?!?!?!??!差別!差別反対!私をもっといたわってください!」
灯風「そういうところだわ」
▶円柱と前面ガラス張りのかなり大きい建物ですね。人の気配は全く無く、建物の周りに雑草がちらちらと見えることからもう今は使われていないのがわかります
澪和「そういえばここ、なんの建物なんですか?」
灯風「ああ。アンドロイドクローン戦争ってのがあってな。敵に利用される前に廃棄した場所なんだわ」
幣原「戦争?ここはその工場だったんですか……?」
みあ「それじゃああんまりいいものも見つかんないかもですね~」
灯風「アンドロイド作成協定つーのが出来る前から所有してた工場に関してはアンドロイド作成してもいいっていう決まりになってんだ。紅葉のあんまりないアンドロイド作成工場だったっていうわけなんだが、まあ悪用されるとまずいから九州のほとんどの工場は立場を問わず廃棄したんだわ」
ラウラ「欲しいパーツなんて言ったところであなた方に目利きの才能はないと思われます。それっぽいものをかき集めてくれたほうがよっぽど使えますので後で全部渡してくださいな」
萩風「ごーごー」
灯風「あっこら先に行くなチビ!!!珮未心配なのはわかるが先走んじゃねえ!」
コガネ「ご主人様を守らないと……」
▶萩風達が爆速で建物に入っていきました
みあ「RPGってよく縦に並んで進むけど、実はみんな勇者のこと追いかけてたのかもね」
羽生「ジャンクだけ適当に渡して、私は私で何か面白いものでも……」
幣原「とにかくそれっぽいの集めればいいんだよね。――私もなんか1個だけ持って帰りたいな」
空「私たちも行きましょう。あまりサビたものは触りたくないですね……」
凛「なんかあるかなぁ……」
――佐賀県玄海町 廃工場:内部――
▶羽生 メカサーチ
▶建物のそこら中にピカピカと光っています。ところどころ2つ3つと光が重なっているのが見えますね
羽生「機械だらけだ……。まったくわからない」
空「そうでしょうね」
みあ「まあとりあえず奥行ってみよーう!」
▶羽生 縄
ファンブル[何もなし]
▶空 武道[宿題]
失敗
▶みあ 縄[単位]
成功
▶萩風がちゃぶ台をひっくり返すような勢いで周りのものを全て吹き飛ばしてくるように探索しているようですね。灯風達はひらりと避けて追っていますが、君たちは金属の塊が直撃します。その中で、見たことない形状の機械をこそっとポケットに入れました
26ダメージ
萩風「早く……早く……!」
灯風「落ち着け!まだ使える機械あるかもしれねえだろっうおっと」
ラウラ「速くて追いかけるのがやっとですね」
澪和「こ、こわっ……」
みあ「すごい勢いだねえ」
幣原「ひゅうう……痛ったい」
凛「きゅぅ……」
▶空 刀剣[宿題]
成功
▶幣原 裁縫[宿題、啓示]
成功
▶凛 修理[啓示]
成功
▶階段は老朽化で崩れているようですね。萩風達は紐なしバンジーで、灯風はコガネにお姫様抱っこされてすぐ降りていきましたが、降りどころが悪かったのか骨に響く痛みを感じます。そんな中、コンクリに埋まっていたと思われる機械のようなものをポケットに入れます
31ダメージ
[羽生:オンリーイベントカタログ2個][南雲:スライド式携帯電話]
▶澪和はコンクリの斜面に傘を突き刺してゆっくり降ります
コガネ「ご主人様、失礼します」
灯風「やっぱ慣れないよなあ……。情けないというかなんというか」
テマリ「お兄様……かわいい……」
灯風「そこで褒められても嬉しくねえんだよなあ!」
澪和「やっぱり凄いなあ。追いつくのがやっとだぁ」
幣原「あ、ああ!! あぶ、なかった……」
みあ「いったーい!これみんな平気で降りたの!?」
羽生「こういうのは、旅行にはよくあることだから……」
凛「あわわわ……」
▶みあ 治癒絆創膏[神籟]みあ羽生
29回復
▶凛 治癒絆創膏[リストーロ][神籟]凛南雲幣原空
41回復
▶幣原 高い牛乳 譲渡 みあ
空「では、少し休憩しましょう」
幣原「凛ちゃんありがとう……。あとみあちゃんにはこれを……まあ気休めみたいなものだけどね……」
みあ「うーん、まあ貰えるならもらっとくね。ありがと。」
▶地下に入ると、萩風を灯風達が無理やり押さえつけています
萩風「むー!」
灯風「君たち!この子止めてる間に探索してくれ!!!」
ラウラ「いや力強っ!弱体化とかなんだったのか」
テマリ「後5分持たないかも……?」
幣原「何があったんですか……」
南雲「事案じゃないならそうさせて貰おうかな」
▶幣原 跳躍[宿題、啓示]
失敗
▶みあ バランス[単位]
成功
▶南雲 瞬発力
成功
▶しばらくは大人しく押さえつけられていた萩風ですが、宝石のような歪な羽を展開し、腕に単装砲を顕現させて抵抗し始めます。砲撃や斬撃の衝撃波が飛んできます。衝撃波で割れたガラスケースに入っていた機械のようなものをポケットに入れます
28ダメージ
澪和「衝撃波ってリアルでも飛ばせるものなんですね……」
みあ「ちょっとー、やりすぎじゃない?みあたち怪我しちゃうよ」
凛「ほとんど暴走してるなぁ……いたい……」
羽生「もう無理かな……」
萩風「早くしないと……!」
▶凛 治癒絆創膏[リストーロ][神籟]凛羽生幣原空
33回復
▶萩風は羽で上空にコンクリごと突き破って上に行ってしまいました
幣原「ひゃああ……。強化パーツがなくてもどうにかなるんじゃないかな……これ……」
空「底上げのためのパーツ探し、の様子には見えないのですが。よほどお好きなのでしょうか」
凛「おーきゅうしょちにも限度がある……はやいとこなんかなんとかしなきゃ」
灯風「お前らが生きてる時点で余裕で弱体化してんだよ!ほっておいたら建物が終わる!追うぞ!!」
▶かなり時間をかけて、階段というか崖を登り直して、更に上に行った萩風を追うと赤い悪鬼が出ているのが見えます
幣原「見たことない色してる……」
みあ「えぇー……。なんかすごいのあるんだけどー」
凛「あれが赤色のやつかぁ……禍々しいなぁ」
灯風「お前ら!あの悪鬼には俺らが入る。間違ってもお前らは入るんじゃねえぞ」
ラウラ「一応ないと思いますが、一般人が入ってこないよう見張りだけお願いしますね」
萩風「ごーごー」
みあ「はーい」
空「ご武運を」
▶赤い悪鬼をしばらく見ていると、別の場所で青い悪鬼が突如発生します。少し前に見たナツノクローンが青い悪鬼から出てきて、乱入するように赤い悪鬼に入っていきました
幣原「あ、あれは!」
南雲「あっ」
▶青い悪鬼から続々とナツノクローンが赤い悪鬼に入っていきますね
南雲「……えーっと、一般人じゃなさそうだしセーフかな」
みあ「ま、そういう考え方もあるよねー」
幣原「いやいや……そういうことじゃないでしょう!」
▶赤い悪鬼がどんどん拡大していき、部屋を埋め尽くさんとばかりになっていきますね。自分たちも赤い悪鬼に飲み込まれてしまいそうです
澪和「これ以上入られると巻き込まれちゃうよ」
空「一体や二体ではありませんね……。入る前に阻止しましょう」
みあ「なにあれ、あの子の巣なのかな。なんとかしないとみあたちも危ない感じ?」
凛「あの青いの潰したほうが……いいヤツっぽそう、コレは」
空「出てきているあの青い悪鬼の元を絶たねば、広がり続けます」
羽生「じゃ、いつもやってるみたいに入って潰しちゃってよ」
空「あなたもですよ、人間の為に戦ってください」
南雲「まあそうなるよね」
みあ「なんか本当にいつものになってきちゃったね」
空「姉様、もう少し頑張りましょう」
凛「うん、がんばろ、くーちゃん」
幣原「行く前に。凛ちゃん、これ使ってっ」
凛「え、わっと……。あ、ありがと、遥香おねえさん」
澪和「時間かけちゃうと赤い悪鬼と混ざっちゃうよね。急がないと……」
▶幣原 高い牛乳 譲渡 凛
▶凛 高い牛乳
――連絡通路――
▶中に入ると、ナツノクローンの姿はもうありませんでした。奥に人が1人入れそうなカプセルと、どこかシノブさんに顔が似ている軍服の少女が鞭を握りしめて立っているのが見えます
幣原「ああ、あそこにカプセルがある……!」
軍服の少女「紅葉の奴ら……まだ尖兵を残していたか!」
幣原「シノブ……さん……?じゃない……」
羽生「あの軍服ちゃんちょっとかわいいね。どう思う?」
澪和「格好はそうだけどね……」
軍服の少女「だが、勝ちはもらったぞ……!」
▶軍服の少女が指パッチンをすると、小さい機械のようなものを呼び出します
南雲「うん?厄介そうな流れだね」
空「いつもの、のようではないですね。何者ですか」
軍服の少女「同胞に教えれるようなものはなにもない!死ねぃ!」
凛「こわー……」
▶戦闘前行動 南雲 毒蜘蛛の構え(強化装甲:フレキシブルソード、ルチアの錆、ブリッツホーネット)
▶戦闘前行動 みあ プロテクター マジックプロテクト サンカイメヒメカ
▶戦闘前行動 凛 サンカイメヒメカ 聖なる光
▶戦闘前行動 幣原 石2個取得
▶戦闘前行動 羽生 ホープファインド 美宵 ゲシュペンスト ブッソール
▶軍服の少女 アンドロイド調教電磁波([種族:ロボ]の主動作をハッキングして対象決定、ダメージダイス権利をこちらに明け渡す)
ホラホラファー(恋。物理5d6を3回行う)
▶羽生 回避判定
失敗 成功 成功 24ダメージ
[協調電波(小型機械を1個置く)]
羽生「さっきから動けなくなっちゃう……」
空「な、なんです!これは!何をしたんですか!」
▶空 魔神剣[小手打ち、砂錫、細流] 幣原
▶幣原 回避判定
成功[天運]
[調教電波(小型機械を1個破壊して、主動作を追加する)]
▶空 魔神剣[小手打ち、砂錫、細流] みあ
▶みあ 回避判定
放棄 7ダメージ
空「な!身体が勝手に!やめなさい!」
幣原「空……ちゃん……??」
軍服の少女「同胞よ。もっと働け。人間第一なんだろう?」
みあ「みあたち労働に対する意識改革中だから。無理やり働かせるのはんたーい」
空「私の仕事はココを潰すことです!貴方の仕事を手伝わせないでください」
南雲「我々南雲駆除サービスはちゃんと完全週休2日制と有給休暇の全消化と残業ゼロを達成している!働かせ方を考えるのはそっちだな!」
▶幣原 封魔の御札 夢想妙珠[封魔の御札、恋の御札]
火薬知識で判定[宿題、啓示]
力の盾
[オタサーの姫(自分が狙われていて、敵が攻撃判定直前に割り込むかどうか選択できる。割り込んだ場合、任意の味方を自分と同じマスに呼び寄せ、対象の味方に攻撃を肩代わりしてもらう。呼び寄せた味方は自分と同じマスに必ず移動する。移動阻害されている場合は発動できない)]凛
成功
13ダメージ
31+29ダメージ
18回復
[凛:縁故、蚊雷]
[プリンシパリティーズ:サモン鳥]
幣原「人間第一でも、仲間を傷つけていいことにはならないよ!!目を覚まして!」
空「目は覚めているんですよ……。でも身体が勝手に動くんです。最悪の気分ですよ?」
凛「く、くーちゃん、どうし……!?あれ……。り、りんも……身体が勝手に……!?」
空「任せます!『セパレートシャドウ』……貴女のその灯りから捻出しました。――貴方の子供とも捉えれますね。名前でも付けてあげますか?フフ」
▶南雲 麻痺付与 南雲羽生
[キャノン[細流、燦爛、莎鶏]]
成功 10ダメージ
▶サモン鳥 通常攻撃
成功 47ダメージ
▶みあ 高い牛乳
▶凛 セージ ホーリーライト
11ダメージ
[円環アリューシャ]
[調教電波]
▶凛 フィールドプロテクト 軍服の少女
▶タイムカード セージ ヒール[リストーロ]凛みあ
16回復
[円環アリューシャ]
▶羽生 キスメ
22ダメージ
[オタサーの姫:凛]
[美宵:キスメ]
20ダメージ
[オタサーの姫:凛]
▶凛 もこたんの羽
南雲「薙ぎ払ってくれるッ!」
凛「ぁ…………。これは、ヤバ……。主動力:破損、予備動力:作動……う、ぁ……」
▶軍服の少女 アンドロイド調教電磁波
ホラホラファー
▶空 回避判定
失敗 失敗 成功 18ダメージ 11ダメージ
[協調電波]
▶空 撤退
空「申し訳ありません、邪魔にしかなっていないようです」
南雲「全く、面倒なことだが……盾にされては邪魔なのでな」
軍服の少女「人間第一なのに帰るとは腰抜けめ」
軍服の少女「仕事すら出来ないのか不良品が」
みあ「優先すべき人間がいるんじゃない?お姉さんは違ったみたいだけど」
幣原「私たちにとっては大切な仲間……守るためだよ。不良品じゃない」
凛「あぁ、りんたちが、もっとしっかりしてれば……。役立たずのポンコツで、ごめんね……先に戻って、待ってるね……」
▶幣原 絆引き上げ
▶凛 撤退
▶幣原 封魔の御札 恋の御札 夢想妙珠[封魔の御札、恋の御札]
16ダメージ
18ダメージ
43+51ダメージ
幣原「今度こそだよ! 今度こそこれで!」
軍服「すぐ裏切って頭も良くない、その癖保身は行う。ロボットは所詮反逆を行う概念だってお互いに刷り込まれている。そんなものを庇う必要がどこにある……?物は物として扱われる方がお互い幸せなのだ……お互いにな……」
▶そう言って軍服の少女は動かなくなります。急にカプセルが爆発を起こし、空間が崩れ始めます
澪和「あわわわ……」
羽生「中身引っこ抜いてデータだけ持って帰るよ」
南雲 「ここまで崩壊したら戻れないはず……。覚悟はいいか?」
みあ「そんなことないと思うけどなあ。でもみあ何もしてなかったし、お手伝いしてくよ」
澪和「じゃあ私先に戻ってるから!」
▶澪和はダッシュで駆け抜けていきました
▶みあ 治癒絆創膏 みあ羽生
15回復
▶脱出判定
全員成功
――佐賀県玄海町 廃工場:内部――
幣原「ふたりとも大丈夫だったかな?」
羽生「大丈夫?空くん」
空「……!みなさん、よかった……ご無事で」
凛「かなり甚大なダメージ……予備動力がなかったら危なかった……」
羽生「凛ちゃん……。その……、ごめん……」
凛「ううん、大丈夫……。わるいのは、相手だったから……」
空「みあ様、本当に申し訳ございませんでした。お気が済むならいかな処罰でお受けいたします。」
みあ「いいよー別に。痛くなかったし」
▶君たちが戻って少しした後、灯風達がほぼ無傷で帰ってきます
灯風「ラウラ!コガネ!テマリ!お前達のおかげで今日も生き延びることが出来た。萩風も手伝ってくれてありがとうな」
ラウラ「ご主人様ご主人様!撫でてください!はやく!はよ!!」
萩風「ほめるがいい」
南雲「はー、やっぱり言うだけあってお強い……逆だったら全滅してましたね、お互い」
灯風「そんなわけあるか。どんなのかは知らんがお前達が苦戦するようなやつなら俺1人でもなんとかなるよ」
南雲「相手がロボットの天敵でしたよ。彼女達を盾にされて戦えるなら、まあ、さすがとは思えますが」
灯風「こいつらが後手に回ることなどありえん。もっと言えばこいつらを盾にされる位の強敵ならこいつらを爆散させるよ」
灯風「記憶回路の移し替えが出来て、修理できるやつがいるのなら当然自爆させるに決まってる。知識も実力もないのに上から目線は良くないぞ。相手が俺で良かったな」
コガネ「ご主人様に手を上げるような事があればアンドロイドとしての不徳です。人間……ご主人様を第一にお守りするのが基本です」
南雲「はー、私には到底真似できませんね。――何分使い捨てにするのも気が引けるくらいか弱い女の子なので」
灯風「実力も底辺で俺1人にも勝てない程度のクソ雑魚が吠えてるんじゃねえぞ。使い捨てにされてるのはどちらかをまず判断しておくことだな。――帰るぞ」
ラウラ「冬泉にいる妖怪は性根まで根腐れしてていけませんね」
テマリ「教育が足りてないようですね」
コガネ「これ以上ご主人様を挑発するようなら不慮の事故として処理します。ご主人様の寛大さに感謝することですよゴミクズが」
羽生(私ハーフだし、私のことじゃないな……)
――郷宮市 宮文大:ギルド――
▶普通に後ろの席に載せてもらって深夜遅くに戻ってきました。シノブはにこやかに1人待っててくれてますね
灯風「おい。こいつら実力と目上の態度のことなんもわかってないぞ。いくら冬泉でも大事な人材使い捨てるのは良くないと思うが?」
シノブ「申し訳ありません。私も何分下っ端なものでして」
灯風「けっ。後味がわりいな。萩風やらなんやらでちゃんと素材集めの時間を取れなかったんだが、どれだけ集まったんだ?」
羽生「はい」
澪和「私はこれくらいです……」
みあ「みあはこんな感じー。どれが必要かわかんないけど」
幣原「大きいものがあったのでそれも含めて……」
空「拾ったものはすべて出しておきますね」
凛「これだけ……」
テマリ「計19個ですね」
灯風「物探しは得意なんだな。ちゃんと礼は弾んでおく。今度はお前ら指定で依頼を飛ばすわ。もっと礼節を弁えろよ、一応こっちが依頼主なんだからな。――帰るぞラウラ!コガネ!テマリ!」
ラウラ「今後ともいい取引を」
コガネ「萩風ちゃんも行きますよ」
萩風「はーい」
みあ「今後ともー」
▶帰ったように見えましたが、灯風だけ足早に戻ってきます
灯風「ああ、そうだ。あの話、まだ有効だからな。俺は将来性のある物は好きなんだよ」
▶そう言って小走りで今度こそエレベーターに乗り込みました
空「私は……、また将来に考えさせていただきます」
凛「ん……。こんなポンコツ、いても邪魔になるだけだよ……。でも、くーちゃんはしっかりしてるから……もしものときは……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます