概要
幻獣たちの異世界レース!姫はボクたちが取り戻す!
「ターロ姫は私がもらったぁああ!」
翼が岸壁にぶつかり、欠けた岩の破片がどぼん、と水面に落ちる。
「わああっ!」
「なにやってんだドラゴ! 今の奴くらいなら避けろって!」
「そ、そんなこと言ったってぇ!」
ドラゴがライドに泣きごとを言った矢先、後続からやってきたリンドウが風をぎゅんぎゅんと切りながら間近に迫り、弱者を狩らんばかりの笑みを浮かべた。
「遊んでんじゃねえぞオラァ!」
「ヒィイイ! なんであんなに気性の荒いのばっかりなんだよぅ!」
「うだうだ言ってんな! ほら前見て体勢直せって!」
ああ、ここにも気性が荒いのがいた……と思いながらドラゴはめり込んだ翼を引き抜くと、小さくなったナルメスの綺麗な青色の翼を真っ直ぐ睨み、至近距離に近いグリフォン種を避けるように飛び出すと、背中に乗
翼が岸壁にぶつかり、欠けた岩の破片がどぼん、と水面に落ちる。
「わああっ!」
「なにやってんだドラゴ! 今の奴くらいなら避けろって!」
「そ、そんなこと言ったってぇ!」
ドラゴがライドに泣きごとを言った矢先、後続からやってきたリンドウが風をぎゅんぎゅんと切りながら間近に迫り、弱者を狩らんばかりの笑みを浮かべた。
「遊んでんじゃねえぞオラァ!」
「ヒィイイ! なんであんなに気性の荒いのばっかりなんだよぅ!」
「うだうだ言ってんな! ほら前見て体勢直せって!」
ああ、ここにも気性が荒いのがいた……と思いながらドラゴはめり込んだ翼を引き抜くと、小さくなったナルメスの綺麗な青色の翼を真っ直ぐ睨み、至近距離に近いグリフォン種を避けるように飛び出すと、背中に乗
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