概要
男主従が「この世ならざるもの」と対峙する、長編現代ファンタジーホラー
松前謙介は物心ついた頃から己に付きまとう異形に悩まされていた。
高校二年に進級した数日後、謙介は不思議な雰囲気を纏う下級生と出会う。彼は謙介に付きまとう異形を「近づくもの」と呼び、その対処法を教える代わりに己と主従の契約を結ぶことを提案してきた。
「この世ならざるもの」が巻き起こす事件は、ある黒幕へと繋がっていく。
書籍をめくるような、長編現代ファンタジーホラー。
高校二年に進級した数日後、謙介は不思議な雰囲気を纏う下級生と出会う。彼は謙介に付きまとう異形を「近づくもの」と呼び、その対処法を教える代わりに己と主従の契約を結ぶことを提案してきた。
「この世ならざるもの」が巻き起こす事件は、ある黒幕へと繋がっていく。
書籍をめくるような、長編現代ファンタジーホラー。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!思わず背筋が寒くなる!描写が秀逸な和ホラー
序章から情景描写や心理描写に引きこまれます。何者かに追われる幼子の恐怖、この先に繋がる不穏な気配がビシビシ伝わってきました。序章の掴みが巧みで、この作品は絶対に最後まで読みたい!と思いました。
本編では次々に現われる異形の表現が臨場感たっぷりで背筋がゾクッとします。和ホラーテイストがふんだんに盛り込まれており、設定や世界観がしっかり組み立てられています。
異形に追われながらも立ち向かう勇気のある謙介、ミステリアスな下級生の白とキャラクターも親しみが持てる存在で、楽しく読み進めました。
ホラーなシチュエーションだけでなく、謎解き要素もあり面白さが凝縮された作品です。まだまだ読みたい!と…続きを読む - ★★★ Excellent!!!なにかが少しずつ、近づいてくる……
先ず率直に申し上げて素晴らしいです。大好きです。
高い描写力、魅力的なキャラクター!、非常に興味をそそられる設定、引き込まれる展開。
どれをとっても一級品です。
特に「怪異」とか「静かに迫り来る恐怖」とか「それを祓う力を持った謎の少年」とか「神・神社」などといったワードに興味を惹かれる方には深くぶっ刺さるに違いないと思っております。
そしてこの作品、「一冊の本」としてきっちりと練り上げられ創り上げられていることが伝わってくるんです。
だからこそまだ完結はしておりませんが、先の展開に信頼がおけて、いい意味で安心して読み続けられます。
Web小説というのは確かに、空いた時間でさらっと斜め読…続きを読む