概要
二番目の人類は戦い、偽りの不死に抗う。スペースオペラ+ガールズラブ
ボク達はヒトゲノムから複製された「二番目の人類」。
滅亡した人類文明の再興と引き換えに異星人の共同体と取り引きした。
それはボク達の時空の外側の存在、大銀河全域に及ぶ巨大な脅威「時空災厄」と戦うこと。
不死を司るシステム〈ジェネクト〉の真の意味に戸惑いながら。
クローン素体の兵徒達が紡ぐ七つの物語 ———
*あらすじは巻頭の「各話あらすじ+イラストリンク」をご参照ください。
*本作は小説家になろう他投稿サイトにも掲載しています。
滅亡した人類文明の再興と引き換えに異星人の共同体と取り引きした。
それはボク達の時空の外側の存在、大銀河全域に及ぶ巨大な脅威「時空災厄」と戦うこと。
不死を司るシステム〈ジェネクト〉の真の意味に戸惑いながら。
クローン素体の兵徒達が紡ぐ七つの物語 ———
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!哲学的ゾンビ少女は、百合ラブコメの夢を見るか?
ジェネクトシステムによる「死に帰り現象」というのが、本作の中心軸にあります。戦死した兵士は、まるでゲームの残機キャラのように、同じ能力・ほぼ同じ記憶で蘇り、また同じパートナーと出撃していくわけです。(厳密には3分間のラグがあり、3分前の記憶で再誕します。)
彼女(一部は彼)らは「第二の人類」と呼ばれており、ポストヒューマンSF群像劇の主役を演じ、終わりの見えない戦時中を生きて、愛して、散っていきます。
主体の連続性こそが個人を特定する世界で生きる我々からしたら、「死に帰り」なんて凄い怖いことなんですが、登場するキャラクター自身はこのシステムに慣れきっており、それが「日常」として描かれてい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人の魂は誰のモノか。ハイブローなSF短編集。
こちらの短編集は『ディストピア世界に於けるSFロボット戦記物』であり、同時に少女たちの心の交流を丁寧に描いた『百合』作品群でもあるという、一粒で二度美味しい仕様となっています(ちなみに男の子もちゃんと存在します)。
簡単に物語全体の骨子を解説すると、以下の通りとなります。
――人類が滅亡した遠い未来。
『大銀河文明連帯』に集う異星人たちは、滅亡した人類を『第二の人類』として再生する。
蘇った第二の人類に、『大銀河文明連帯』の異星人達は、全宇宙共通の強大な敵『時空厄災』との戦闘を持ち掛ける。
結果、蘇った第二の人類は仮初めの繁栄と共に、何時終えるとも知れぬ『時空厄災』との継続的な戦争状態に突…続きを読む