2 セリの思惑への応援コメント
百合エロティック展開からのSFロボットアクション展開に情緒がグラグラしますぅ……
まさか味方に武器を投げつけて強引に回避させるとは(強いッ)
その投擲攻撃ではセリのヴァリオギアはやられないと、リトには確信があったんでしょうけど、大胆ですねー
あぁ……二人の「特別」な行為、読みたかったなぁ(運営から注意受けそうですけどw)
作者からの返信
感想ありがとうございます!
ランスガン投擲のキルケーはこのために登場させたようなものでして、、(かわいそうなキルケー)
ま、ロボット物にこういうのは珍しいかなあと。
あとエッチなシーン、この辺りが僕の想像力の限界だったりします。
凄く苦労したので、もう二度と百合えっちは書きますん。
7 二つのエピローグへの応援コメント
予想外にハッピーエンドみがあって、続きを読むのが怖いです(死んで覚えるソウルライクSFなので)
それにしてもなぜスメルはダメなのだ!良いではないか!(良いではないか!)
作者からの返信
感想ありがとうございます。
お察しの通り、次の話は元の路線に戻ります、、
スメルは吸われる側するとダメでしょう。
ケイも一応女の子なので。
編集済
6 One girl's battleへの応援コメント
戦闘シーンかっこよ!ランスガンかっこよ!
識別コードのアルファベットでパイロットがわかるって粋ですね。たいていのIDは無意味な英数字ですし。
そして救援に現れたソルとケイがイケ百合すぎなんですが//// 戦争ドラマのお約束ですけど、こういうシーンっていいですよね!
時空災厄はめちゃんこ強いですけど、千切りにしちゃえば無力化できると。RPGのスライムみたいに再合体はしないんですね。そして調理済みのものがこちらになります→OCDM
作者からの返信
感想ありがとうございます!
この話は「ジェネクトの意味に気付かない人」を描くために考えたようなものなので、ハッピーエンド必須だったんですよね(ニチャァ
シズと同じ素体で同じポンコツ、そのくせ傲慢で我儘なエナが思いのほか気に入ったので書いていて楽しかったです。
時空災厄、アウターコンティニュームは自分の主人を探しているだけの可愛そうな子なんですけどね、、
5 転写端末タクへの応援コメント
九十九清輔さんと永久凍土さんとの対話形式の解説を読むと、小説の理解が進むので助かります笑
有人機にしかOCDMを扱えないから、仕方なく有人機を無人機のように運用しているんですね。無人機運用技術が発達したこの世界では有人機の方がコストは高くつくでしょうけど、OCDMがネックのためにやむなしと。
クローンとはいえ、(ほぼ)人間である第二の人類たちが、使い捨てのAIに成り下がっているという状況は、たしかに絶望的です。
でも我々の社会も、大きな戦争こそ局地的にしか起きていませんが、高度情報化社会になるにつれて、コストやスペックでAI(もしくはロボット)を使うか、人間を使うかをシビアに選択される残酷な社会になりつつありますよね。
医学は発達して人間の不死化・不老化は進んでいますが、個々人が突然、技術革新による労働的価値の相対的低下によって企業から切り捨てられる場面は増えてきています。
将棋もお絵描きもガン腫瘍発見も判例調査もニュース原稿執筆もAIに負けてしまう「現代」は、もはやディストピア1年目を迎えてるんじゃないでしょうか? そんな暗澹たる想いを存分に味わえるのが、この『不死のボクたち』シリーズです。ぜひお読みください。
あれ?レビューっぽくなっちゃったYO!!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
とは言うものの、当時どういうものを思い描き考えて書いたか、正確に思い出せなくなってるんですが、、😅
ま、現代日本は今でも十分ディストピアだと思いますね。
「死ぬまで生きろ」が日本の法律で、テクノロジーがそれをより過酷なものへと変えつつありますし。
延命手段を拒否するソルは、確かそんなことを考えながら作ったような気がします。
5 ニレと遠足への応援コメント
『わたし達にとって、ただしいのかな?〈ジェネクト〉』
やっぱりここには触れるんですね。作品のメインテーマですし。
でもこれを否定するとなると、ジェネクトシステムへの革命戦争が必要ですし、それは無理ゲーに思えます。
でもなんででしょう……全く救いが無い世界なのに、だからこそ美しいとすら感じてしまうのは。
その退廃的な美を感じる理由は、この小説がディストピアSFだからか、よくキャラが死ぬロボットものだからか、老いない少女たちの百合だからか、よくわかりませんが、その少女の命が儚く散るところがこの作品の最大の魅力なのかなぁ。
満開に咲き誇り、若さを存分に見せつけ、それでもすぐに散ってしまう桜の美しさにも似てるような気がします。日本的な美意識のあるSFだなと。彼女たちがやってることは神風特攻隊にも近いですし。
そう言えば、ジェネクトシステムは花とも構造が似てるかなぁ、死んでまたほぼ同じものに生え変わるところとか。
作者からの返信
感想ありがとうございます〜
一作目二作目でジェネクトを使った人は実際どうなる?という話を書いて、元々はそこで終わるつもりだったのですが、今度はジェネクトを使わざるを得なくった当事者視点(結局は使わないで済みましたが)を思いついて、「あと一本だけ」と執筆したのが本作です。
ところが、欲をかいて😆続けてしまったっていう、、
死ぬ直前三分間の記憶が欠落する所為でシステムの欺瞞に気付けない。
要は寝落ちして翌朝目が覚めるのと同じ感覚なんですね。
社会的には誰も死なないディストピア。
自分的には押井守監督の劇場アニメ「スカイクロラ」の無常感と言うかちょっとした青春ホラー😱のつもりでもあったのですが、そこに美しさを感じていただけたなら嬉しいです。
4 Don't mindへの応援コメント
おっぱいのサイズにこだわりのあるSFは名作ですね!(独断と偏見)
可変アロイん中に、やつらが入ってるんですか! 強そうだけど精神汚染されないといいなぁ(断片に意思はないんですかね?)
あと、おっぱいシリコンの代わりに、ナノレベルまで粉砕したヤツらを練り込めば、自由自在に大きさを変えられる時空パイ役というZZZカップの豊胸手術ができるのではと思い付きました!
作者からの返信
おっp、、もとい感想ありがとうございます!
時空災厄を粉微塵にして兵器のパーツに流用するというのは、一応後々の伏線なんですけどね、少しだけ拾って結果的にマクガフィン。
なので、そことシズの胸については触れないでください、、🥲
2 マヤへの応援コメント
前章のコメントでも書いたのですが、やっぱりジェネクトシステムは完全なる魂の転送技術ではないんですね……これは辛い。
しかも今章ではマヤが生存しているため、自ら命を断ちに行くという。この作者は鬼だなぁ笑
技術の浸透が、その社会に生きる個々人の価値観や死生観まで変えてしまっているところにセンスオブワンダーを感じます。これぞSFの醍醐味ですよね。
自分は永久凍土さんほどハードなSFは書けないので、いろいろ誤魔化しながら創作しています笑 でもいいですね、この現世との隔絶感は。痺れました。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
二作目は一作目のジェネクトをもう少し掘り下げようと書いた短編です。
今にして思うと自分でもひでえな😰と思います、、マヤ達観し過ぎですし。
2 ミルへの応援コメント
クラウドバックアップがあるおかげで、彼らには半永久的に継続する記憶はあるんですね。
でもやっぱり記憶が完全に同一(ゆえに挙動も同じ)でも、主体は変わってるんですよね。つまり、ヴァリアギアに乗っていたミルは実際に死んでいて、ミルと同一規格の身体+ほぼ同じ記憶を持つミルのコピー体が、これから「ミル」として生きていくという。※この点に解釈違いがあれば教えて下さい。
そう考えると、ラストシーンには切なさを感じました。リトとミルの再会であり、別れであり、出会いでもあるなぁと思ったので。
亡くなる前のミルが話そうと決意した「愛してる」という告白が、伝言形式で伝えられるのも辛い……。SF百合ドラマや……。
追伸1。時空災厄がデカすぎて強すぎて、大きめのロボットくらいでは倒せる気がしません。どうすんのー。
追伸2。交感作用の行為がとてもエッチで良かったです。SFギミックを使った○ーション○ックスじゃんね////
作者からの返信
感想ありがとうございます!
時空災厄はどうにかなるものではないと言うか、天災扱いなのでどうにもなりませぬ、残念ながら。
当初はどうにかする話も構想しておりましたが、一本、また一本と増やしていくうちにジェネクトの話の方が大きくなってしまったので、七本書いて締めました。
あと、エッチなシーンはご指摘の通り🧴プレイです。
Extra or Curtaincallへの応援コメント
全編、二度ほど読み返した次第で、非常に興味深いお話でした。所々、加筆修正されていたところもあった様で、何となく初めて読んだ時よりも、わずかに生活し易そうな空間というか、社会というか、閉塞感は減ったのかなあと感じた次第です。その分、「時空厄災」がかなり凶悪な感じになってた気がします。
最後のエピソード、思えばリトとミルは過去に何度か死んでいると考えると、リトが過去を懐かしがっているという状況が、少し怖く感じるなあと><
ともあれ良い感じのお話でした、面白かったです!!
作者からの返信
レビューと感想ありがとうございます!
本シリーズは話の掴み難さを仕掛けにした構成や未消化で残した謎など、エンタメとしてはどうなのかな?と思っていたので楽しんで頂けて嬉しいです。
それと言うのも、当初は本来書くつもりだった長編のスピンオフという主旨だったのですが、こちらの方が濃くなり過ぎて長編が止まってしまったという半端な状況に陥ってしまったからですが。
やっぱり、ただ残った問題を解決するだけではつまらないかなと💦
ジェネクトを被験した素体は元の素体とは別人となる訳ですが、ほぼ同じ記憶と肉体を持つ一個人でもあるので、無闇に偽物扱いできないもどかしさを感じて頂けたなら書いた甲斐がありました。
3 ボク達の証しへの応援コメント
セリが自分を過去から続く自分と認識出来なくなる理由が、恋人との行為と重なっている為、愛情自体の否定にも思えて、悲しい結論に思えるなあと。それに対して怒るニレの気持ちも非常に良く分かるという、この世界は遠い未来のディストピア的に描かれているけれど、使用されて滅びるまでの人生と考えれば、実際には現実の世界とそう大差無い感じで、それだけにニレの叫びは理屈では無く感情で伝わるもので良いなあと思う次第です。
最後のところですがこれ、ゲルダ局長が自分のパートナーにセリを据えようとしている感じなんでしょうか。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
セリは「死に帰りは寝起きと同じ」と実は第二作のマヤと同じことを言っていて、やむ得ず事態を受け入れる(ニレにはそう見える)しかなかったマヤに対し、好き勝手やって飽きたら次の「あたし」にバトンタッチがセリ。
そりゃニレちん怒りますよね💦
セリの自暴自棄の原因となった最初のパートナーにしても、誠実であればあるほど強い葛藤を生むという……。
この話については「己れを騙し続けるしかない」と結論付けるしかなかった訳で、まあよく分からない話を書いたなと自分でも思いますね。。
ネタバレになりますが、この先の展開でニレは「ある重要な決断」をする予定になっておりまして、本作はそのための布石だったりします。
いつ書くんだと言われても困るのですが……😅
最後のゲルダについてはシズにはそう見えるというだけで、ゲルダ的には単純に面白がってセリを加えただけです。
メタ的な役割としてはそのような感じになると思いますけど。
子どものニレとシエロに対して大人のゲルダとセリ、間に挟まれるシズという構図。
2 セリの思惑への応援コメント
なかなか艶っぽいシーンの後に、自棄的な行動をとるセリという、ミステリアスな風情と、この世界特有の閉塞感や寂しさが相まって、なかなか良い構成だなあと思う次第です。ここでも登場しているキルケー、これどんな感じで動いてるんだろうと思う次第で、魚みたいに撥ねる様に暴れているのか、それとも使用者にだけ解るイメージとして、なんとなく引っ張られている様な感じなんでしょうか。意志を持つ武器というのは昔から好きなんですが、動けるというのは珍しい感じです。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
本連作ではこれまで優等生とポンコツキャラしか書いてなかったので、捻くれたキャラも必要だろうと考えて造形したのがセリです。
名前をキミロボと同じセリなのは要するにエッチなお姉さん(おばさんですが)枠😅
で半分お遊びみたいなものですが💦
キルケーは当初ランスガンが生物由来の兵器でヴァリオギアの方が実はオマケと説明するために設定しただけだったんですけどね。
時代劇などに登場するキャラ付けされた馬(黒王号とか……)のように何気に膨らませ易かったので気に入ってます。
イメージとしては弾力性のある棒(釣竿とか長い直定規とか)がブルンブルンと勝手に振り動いていると想像して頂ければ。
2 マヤへの応援コメント
初めまして! 作者様の自主企画から来ました♪
まだ序盤ですが、僭越ながら感想を٩(๑òωó๑)۶
まずは「証の言葉」についてを。
最初のリトとミル二人が織り成す蠱惑的夜の営みから、スムーズにハードSFの様相へと物語が移行していく手腕が見事ですね!
素体という偽りの機械技術による肉体同士で感応の底へと微睡んでいく様を見ていると、本作の世界では最早影も形も無いであろう生身の人類種の衰退と絶滅の過程が色々と想像出来てしまえて・・・・・・妙なノスタルジーに浸ってしまいました(´д⊂)
それと性的描写が下品では無く、儚さと尊さが同居した良い意味での官能的魅力を表現出来ている点に関しても、読んでいて唸らされました!
前編部分ではコンパクトに纏められた時空災厄の概要も、少ない情報からですら相対する敵の尋常ならざる脅威が伝わってくる秀逸な設定ですね。
いわゆる高位次元的な領域からの侵略者という事は、実質彼らの総数は無制限なのでしょうかね?
逐一挿入されるヴァリオギア関連の設定を書いた地の文も、細かいようでいて取捨選択の成された内容なのもあってスラスラと頭の中に入ってきます。
ここら辺、自分は設定厨なのもあり最低限説明しなければならない要素が多くなっているのもあり、自作の方でも見習いたいなぁと関心した部分でした(笑)
ジェネクトシステムは時空災厄と相対するにあたっての根幹となる重要な武器の一つの筈なのに、システムが抱える根深い問題も見え隠れしているように思えます。
偽りの肉体であろうとも、様々な清濁併せた想念や心の機微、それこそ記憶という個人を形作る要素は新しい素体へと連続して引き継がれているというのに、替えのきく消耗品の道具として扱われているようにも受け取れてしまえる現状が、ヒトとしての尊厳の陵辱に思えてしまえて・・・・・・。
ある種のディストピアに近い世界観ですか、その『ディストピア』すら仮初の日常をギリギリ維持する為の、いつか崩れ去る与えられた儚い夢みたいです(´・ェ・`)
次に「心の在り処」についてを。
ニレは相手の心情を想いやれる良い子ですねぇ。普通これだけの絶望的な闘争を繰り広げていれば、徐々に心が磨り減っていってしまうのが常ですが・・・・・・
戦いの渦中に身をおいていても、シエロに対して励ましの言葉を掛けようと考えられるのは他者の細かい部分を冷静に見れる女性なんだなぁと。
そしてやはり、ジェネクトシステムの問題点が一気に露出しましたね。
感情の連続性は途切れていないという微かな救いすらもが無常にも断絶されていく様は、バリバリのSF作品でありながら現実の無常さにも繋がるように思えてなりません。
個人的に、こうした部分がSFの醍醐味だよなぁと思った次第です(ง °Θ°)ว
異なる他者の存在と、それらとの交流こそがヒトがヒトである証とするならば、この所業無常すぎる悲しい世界であろうとも話し合える喜びを分かち合えるという『希望』が、確かに存在しているのだなと感慨深くなった所存ですヾ(*ΦωΦ)ノ
ここまで本作を読み通して思ったのが、作者様がSFを通して伝えたい諸々のテーマ性等の部分で、勝手ながら自分的に共感出来る部分や新しく身に染みた価値観が多くあり、とても参考になりかつ心踊る壮大な物語だと感服です٩( 'ω' )و
また自分は作者様のようにハードSFチックな精密かつ大胆な設定を作るのが得意では無く、どうしてもハリウッドの某銀河大戦や特撮の某巨人シリーズのような遊びのあるSF(空想科学)になってしまうので、その才能が羨ましいなぁと思ってしまった次第ですヾ(⌒(ノ'ω')ノ
長くなってしまいましたが、素敵な物語を紡いで読ませていただきありがとうございます♪
この先も一読者として、続きの展開にドキマギしながら読み進めていきたいとおもいます!╰(‘ω’ )╯三
作者からの返信
感想ありがとうございます!
いやはや;ここまで熱量がある感想を頂けると作者冥利に尽きます。
とは言え、実は本連作は少々歪つな経緯で書いたもので、文章表現も僕自身あまり良く思ってないと言うか、読み返す度に「こんなブッサイクな文章書いた俺死ね!」とか思ってるんですけども😅
一文が長い割に短くまとめようと動名詞を多用する癖もありますし。
ええーと、ホントにスルスル読めます?
本連作は元々ポストアポカリプス+少女漫画SF風スーパーロボット(ターンエーガンダム+百合と言った方が早いか;)を構想していたのですが、プロットで躓いて進まなくなったので設定を流用したパイロット版として書いた短編が一作目だったりします。(第一作から設定過多なのはその所為です)
その後一作目を補完する二作目、ジェネクトの被験者側の話が三作目、本連作の世界観を説明する四作目……と「これを書いたら今度こそ終わり」と思いながら書き続けた結果なんですね。
ちなみにジェネクトはよくある「記憶転送による不老不死」ネタから着想を得たもので、要するに思考実験「スワンプマン」の「その先」がテーマになっています。
実を言うと僕自身はいわゆる古典SFには疎く、何も考えないで書くと骨がないペラッペラな物語にしかならないので、ならばとテーマやアイデアに凝るようになっただけっていう。
そのおかげで次の新作は止まってるんですけどね!😆創作界隈の人はよく次から次へと書けるなあと。。
ぶっちゃけ本連作のテーマは二作目で書き切ったようなものとも言え、三作目以降は実質オマケなのですが、引き続きお楽しみいただけたらこれ幸いかと存じます。
ご質問の時空災厄ですが、基本的には時空に穴が空いてうっかり漏れ入っちゃっただけなので侵略の意図はありません。
彼らは仕方なく新しい主人を探すことになるのですが、意思疎通手段が「相手を食べる」しかないので結果的に大迷惑な存在になっている……と、この辺はファフナーとかガンダムOO的なアレですね;;;
総数は時空の内側から観測する術がないので「分からない」が正解で、それ故に「災厄」と呼ばれています。
1 臨時パートナーへの応援コメント
態度や色合いといった細かな表現が豊かかつ自然で、僕はなかなかこういう言葉を思い浮かばないので、羨ましいなあと思う次第です>< 何度か読み直しているお話ですが、こうやって改めて読んでいると、疑似家族的な生活があったり、横のつながりがあったり、ディストピアな印象は薄れて来たかなと思う一方で、それでも普通に戦闘が隣にある日常と言うのは怖い物だなあと思う次第です。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
いやあそんなに褒めても何も出ないですよお、デュフフフ...コポゥ😆
それはさて置き、本作世界は大人が居ないキャンパスのようなイメージで書いています。
ライトノベル風というか少女漫画SFみを目指したつもりなんですけどね。
一度失敗したディストピアをやり直すための見せ掛けの楽園。
それでも歪む人も居るだろうと書いたのが第六作となる本作です。
豊かさに慣れ過ぎて極めて個人的な感情で行動する人が生まれるのは現代も同じと💦
7 二つのエピローグへの応援コメント
最後の最後、シズとのわだかまりを解消したケイが、エナに声を掛けるのが良いですね。互いに辛い想いを抱えたまま別れてしまったけれど、きっちりと話した上で先へ進もうとするケイの姿勢が、どこか悲しい世界観の中にあっても、前向きな物に感じられて良いなあと思う次第です。
あと、タクの妙に達観した人間性は、レッドスフィアにいた住人達に共通するモノなのかなあと。意外と話し合えば分かり合えそうな相手な気もする次第。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
この辺りは現代人にも通じる普通の感覚で書きました。
遠い人より近くの人と言ったら身も蓋もないですが、エナはある部分でシズよりもダメな子なので😅
タクについては現代人の感覚で言う「国と個人は別」と考えていただければ。
それにタクは実質100歳を超えるお爺さんですしね。
対立の根源はあくまで政治的思想の不一致なので、分かり合おうと思えばいつでも分かり合えるのはその通りです。
6 One girl's battleへの応援コメント
時空厄災のフォルムや攻性プローブによる攻撃が、なかなか気色悪くて良いですね。これに対して人型ロボットで突撃するというのは、なかなか根性が要りそうな。そりゃあ大銀河文明連帯も、第二の人類に状況を丸投げするよなあとも思う次第。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
時空災厄はウニのような棘とデッドリースポーン(B級!)のような口しかない頭を持った蛇を想像して頂ければ。。😅
5 転写端末タクへの応援コメント
戦争に対する備えとしてジェネクトシステムが存在し、ジェネクトシステムは戦力としての人類を維持する為の道具なわけで、個人単位を考慮していない非人道的な装置だと思う反面、野生動物の産卵や出産のシステムは、食われて数が減る事を前提に多産だったりするわけで、種族としての維持を考えた場合、戦争と生活が等しい世界観なら、ジェネクトシステムはむしろ野生動物に近い自然な選択だったのかもとも思えて来るという、いつも興味深いなあと思う次第。
転写端末も同じようなもので、結局は戦争中の種族維持の為のシステムであって、ヒューマニズムが介在しないからこういう方法が採用できるのだろうなあと。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
「身体も記憶も全く同じ代わりを用意するから遠慮なく戦って死ね。個(パーソナリティ)の頭数は見掛け上減らないから社会損失ゼロ」というのがジェネクト。
多くのディストピア物は全体に重きを置いて個を軽視するから破綻する訳で、そこを補ったのが「やり直されたディストピア」である本作の世界です。
死ぬ間際の三分間だけ記憶が途切れるから死の恐怖を覚えられないし、仮に気付いたところで毎日眠って目覚める日々の生活と何が違うのかと。
個人の連続性と言っても、その個を観測する意識は日々の睡眠によって断絶するため連続しているとは言いがたく、過去と現在の個を指した時点ですでにそれは「客体としての個」でしかない。
個は尊重されないが個を尊重する他者だけが存在している世界、その是非を誰も答えられないからこそ成立していると。
4 航宙要塞奪還作戦 2への応援コメント
ここの攻防で敵無人機の有利が、演算思考体の攻撃予測シミュレートで一気に無くなって行く展開も、非常に未来的で良いなあと思う次第です。OCDMの存在も大きいのかもですが。
この後で突っ込んで来る敵の人型機体、強烈に強いのかと思ったんですが、ケイの感覚だと自分より一枚落ちるという判定なので(誘い込む為に敢えてなのかもですが)、或いは強襲時の強さは、演算思考体の計算が追いついておらず、立ち回りが解らないという感じなのかなと。
また読みに来ます!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
ま、ぶっちゃけこの辺りは読者の想像力に丸投げ💦したようなものなのでアレなんですけども、ランスガンが作る時空歪曲防壁が有人機の不利を補っていると考えて貰って差し障りありません。
奈落側の有人機がそれほど強力でないのは単純にタクが並のパイロットでエナが兵徒のエリートだからなんですが、分かり難かったですかね……🤔
あと囮だから最新鋭機じゃないって設定も立てたんですが、余りに奈落に舐めプさせるのもアレなんで没にしました。
この辺りは次回改稿の改善ポイントかもしれませんね。
編集済
3 航宙要塞奪還作戦 1への応援コメント
このお話のこのエピソードを読むのは二度目なんですが、やっぱりこの大量の核ミサイルによる飽和攻撃を陽動に、ワームホールで有人兵器を先行させて決着を狙い、それでしくじった場合でも残ったミサイルで攻撃しようという発想が、非常に未来的というか、SF的で面白いですね。現実では再現不可能な作戦だけに、想像すると不思議な妙味を感じる次第。
それと、自立型の無人攻撃機と有人攻撃機だったら、地球上だったら人の乗っていない無人機の方が有利なのかなあと思った次第で、宇宙空間でも旋回すると搭乗者に重力が掛かりそうだし、そういう急激な重力変化による身体的影響を一切無視出来るのが無人機の強みだろうなあと。どんな戦いになるのか、続きも読みますー!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
何気にこの部分「如何に戦力規模が見えない敵を陥すか」で一ヶ月半ぐらい悩んだところなんですけどね💦
最終決戦とかこれ以上後がない状況なら大戦力同士でドンパチやれば良いんですが。
自分で作った設定で首が締まる一例😅
本作はエナとタクの邂逅を通じて「二番目の人類」を外から語らせるために書いたようなもので、ここまで書く必要があったのかと今でも考えるのですが楽しんで頂けたならこれ幸いかと。
無人機は運動性に勝る代わりにバリアが使えずバリアを使うための有人機なので、ヴァリオギアはランスガンを手放してしまうと無人機には先ず勝てないと言うことになりますね。
この辺りは昨今のロボット物で無視できなくなった無人兵器に対する一つのアンサーとして書いています。
2 不可視の軛 repriseへの応援コメント
二百年生きたソルの「記憶の堆積が重くて仕方がない」という考えはなんというか、平和では無い時代を生き多くの知り合いを失った為に精神的に辛いのか、それとも二百年も生きるとあらゆる可能性を考察し過ぎて自然と先に進む事が辛くなるという事なのか、どういう感覚なのかなあと、感慨深く思った次第。脳に劣化が生じないとしても、すべてにおいて慎重になりそうで、冒険心みたいなモノや斬新な発想なんかが生まれなくなって、生の実感よりも退屈が勝るという、悲しい状態になってしまうのかなあと。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
二百年も生きれば普通の人なら何もかもに関心を失い、ただ日々を生活することすら労働と感じてしまうのではないか、という「たられば」から来ています。
現実の人の生の二周強ですしね。
まあこの辺は実際に若くなくなった僕自身の感想でもあるんですが💦
若者特有の全能感とは逆ベクトルというか、年々己れを奮い立たせないとできないことが増える一方なので……😑
1 私とケイへの応援コメント
思えば身体の欠損個所を、戻せる方法があるのにそれをしないほど、シズに対して思い入れがあるケイを、エナがモノにしたいというのはなかなか難しい感じで、やはりシズとの別れ方が、ケイにとっての、ある種の呪いの様な形となってしまっているのかなあと思った次第。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
ケイ的には「自分だけ治す」気にはなれないし、シズに輪を掛けてトンチキなエナが居るので更に迂闊に死ねないっていう……確かに呪いですね😑
冗談はさておき(冗談?)、第三作のケイは「二度もシズを失いたくない」で、シズは「死にたくはないが愛する人を傷付けてまでそうは思わない」訳です。
別れてなければシズもいずれケイに治して欲しいと願ったはずなんですが、すれ違ったままの上に現在はすぐ側にエナも貼り付いているので……ってやっぱりエナ!恐ろしい子!😅
断章への応援コメント
このジェネクトシステムを使用すれば、クローンに記憶を複製するのだから脳の劣化は起こらず、理論上は身体を乗り換え続ける事で、記憶をそのままに半永久的に生きる事が可能なのかもと思うのですが、その一方で第二の人類は、個人としてあらゆる事を経験してしまい、可能性の取捨選択が上手く行かず(失敗の経験と成功の経験を重ね過ぎて)、いずれは前へ進めなくなったりするのかなあと思った次第です。それともある程度、クローンの代替わりを重ねたトコロで、ソルのように老化の道を辿ったりするのかなと。人は老化して死ぬ事で、種として可能性に対し、完全に別のアプローチをとる事で進化している様な気がするので、半永久的に生きられるとなると、いずれは種として限界が来そうな気もするという、ううーん、難しい><
作者からの返信
感想ありがとうございます!
裏設定的には記憶とゲノムデータだけ残して新しい素体に乗り換えない「素体放棄」という制度があったりします。
老化抑制処理が安定して効くのは150歳くらいまで、単一素体の生存限界は200歳前後で、120歳を超えると素体放棄が許可されるみたいな。
元々クローン達は120歳を超えた辺りから徐々に生活意欲を失って引き篭もるようになる……というプロットを考えていたのですが、クローン達が一生をきちんと終える制度が存在するのはディストピア感が薄れるのであえなく没と💦
結局その辺りはソルの設定に一部引き継いだカタチですね。
素体さえ換え続ければ不老不死の仕組みではあるのですが、たとえば人は肉体が若いまま高齢になっても若い頃と同じ生活意欲を維持していられるかと言えば、僕個人はNOだと考えているからです。
科学的根拠とかないですけどね。。(えっ
現状の日本は「死ぬまで生きろ」が法律なので「安楽死の是非」まで盛り込んでやろうと作った設定だったのですが……と閑話休題。
あと、クローン達は成長環境の違いでバラつきがあるにせよ、基本256通りしかないので遺伝多様性は無視されています。
現状は種の可能性が閉じた存在と言え、但し自然交配が復活すればそれは解消することでもあるのですが、そうなるとジェネクトは使えなくなる訳で……256通りに絞るからこそ実現できた仕組みっていう。
5 ニレと遠足への応援コメント
このシリーズにあるジェネクト問題の行き着く先には「今の社会で生きてて楽しいのか」という、ある意味禅問答的な所に辿り着くのではと思う次第で、思えばSF作品と言うのは、遠い未来を描く事で、変わる事の無い社会構造のゆがみというか問題点を照らしている様な感じなので、こういう題材は面白いなあと思う次第です。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
新しい技術や未知の現象に相対する人々の姿を描いて「人間」を描くのがSFだとすると一応本作はSFの範疇だと自負はしています。
とは言っても、この物語に僕自身の具体的な結論まで持ち合わせていないのが正直なところなんですけども。。
複製記憶とスペアボディで客体としての不死、社会的に誰も死んでないから問題ないと言わんばかりのディストピア。
「いや、主体の個人が死んでいるではないか」と言えば、「そもそも人は毎日死んでいるようなものだ」とケムに撒く。
この世界ではそれに気付かないことが一番幸せであり、気付いた者が行き着く先は「人は何の為に生きているのか?」。
作中では人類文明の再興を目的としていますが、個人が死んで終わりならそれには何の価値も無い訳です。
これは現代人のそれに通じる普遍的な問いでもあって、僕は結局ニレに「死んだらダメ」と言わせるしかなかった訳で。
主体は客体と、個人は社会と依存し合い、二つ揃わないと意味付けできないのが「人間」。
そもそも「個人」とは何か……というのが本作の問い掛けでもあったりします。
4 Don't mindへの応援コメント
ゲルダさんは異星人という事なんですが、割と人間に近い情動というか、人間的な生活習慣のある種族なのかなあと、ある程度、種として近いからこそ相手にも興味が湧く様な気がするんですが、どれくらい人間と違っているのかなと思っていた次第です。
そしてカンカンのエナさん、立場的にカンカンになるのも解る気がするのと、顔を半分失ってちょっと怖い感じのするケイにここまで惚れ込んでいる辺り、人の本質を見て物事を判断できる、良い子なんだなあと思える次第です。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
ゲルダのそれは「さかなくん」さんのようなものだと思って頂ければ。
何気にその辺りは遠い伏線だったりするのでアレなんですが……😅
エナは顔云々より匂いフェチ😆嫉妬深くて傲慢で気分屋、その割りにちょっと抜けている近くに居るととても面倒くさいキャラクターなんですが、書いていて楽しいので気に入ってます。
愛すべきダメな子ですね。
3 私の仕事への応援コメント
神経接続操作法、こんな問題点があるとは。
大昔の特撮なんかでも(ジャンボーグAとか)採用されていた方法だけれど、人間の行動をそのままトレースするとなると、ケアレスミスが発生しそうで確かに怖いですね。まあ銃を手に持って撃つのも危険と言えば危険なんですが、ヴァリオギアを操縦している時、手に物を持った時なんかの感覚がフィードバックされないと、握力の操作とか微妙なコントロールが必要そうだし、こういうミスは起こりがちなのかもと想像していた次第です。
作者からの返信
感想ありがとうございます😊
ヴァリオギアは巨大な義肢のようなものなので、パイロットが間違えるとそのまま間違えます。
言わばUFO戦士ダイアポロン状態。(これまた古い)
ちなみにコクピット内の描写は投影視界に映るものばかりで首から下がどうなってるか避けて書いていたりします。
この方式だとパイロットはコクピットの中でパントマイムをしているようなものなので、そのまま書くとすごく間抜けだなあと。
操作中はナノマシンで肉体本体への運動伝達はカットとか考えたりもしたんですが、またナノマシン頼りかよと……😑
何かうまい手はないですかね……?
編集済
2 あの日のミッションへの応援コメント
非常に難しい問題ですねえ;
この辺りの遣り取り、一度読んで以降も色々考えつつ、なかなか僕の中で良い結論が得られ無かったのですが、なんとか言葉にすると……
他が為を想い、己が死と引き換えに、愛すべき者の幸せを選択する……という考え方は、確かに世の中に存在するものの、それは「命に限りがある」という絶対法則を知ってなお、覚悟を以て下せる「究極の選択」だと思う次第で、それまでずっと「死んでも蘇れる」と信じていた者が、その命の在り方、個人の連続性に疑問を持ってしまうと、覚悟以前に「己が観測できない幸せになんの意味が?」という、非常に個人的な閉じた思考というか、命が無限だと思っていたが為の疑問を、一気に抱いてしまうのだろうなあと思った次第です。
そしてここに「ジェネクトシステム」と、第二の人類の根本的な弱点がある様な気がした次第です。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
本項は現実の話なら「私のためにありがとう、そしてごめんなさい」なんですが、死に帰りの仕組みが存在することと、ジェネクトに対する二人の認識にズレがあることが話をややこしくしてるっていう。
要は一作目のミルの決断と真逆の状況で不幸なすれ違いなんですけどね。
分かりにくいテーマだからこそ登場人物も正しく理解できてないというのが本作の仕掛けでもある訳ですが。
因みにこの世界では「ジェネクトの嘘」に気付かない方が幸せのつもりで書いてるんですが、メタ的にその辺りの補完が足りない気もしてきますね💦
「観測できない幸せに意味はあるのか」は「幸せは観測できる間しか意味がない」とも言え、究極的には個々の自己満足に依存するしかない訳ですが、六作目のセリがちょうどそれですね。
やりたい放題やって、死にたい時に死んで別人に引き継がせる。
迷惑なやっちゃ😅
1 シズへの応援コメント
この話に登場するシズちゃんが、一番人間的というか、親しみを感じますねえ。ゲルダさんもお気に入りなんだろうなあと思う次第。ケイと「特別」な関係なのに、あんまりスキンシップは取らせて貰えないという、やはりケイが恥ずかしがり屋なのだなあと。それとももっとこう、プラトニックな物なんでしょうか。また続きも読みに来ますー。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
本作のクローン達は学者とかエリートの遺伝子を持つ極めて理性的な合理主義者……という設定で始めたのは良かったのですが、強い感情を持たせ難く話が退屈になりがちなので、止む得ず「変わり者」という奥の手で造形したのがシズだったりします。
なので、ゲルダの「二番目の人類」評は実は僕自身が思っていたことでもありまして💦
そこから派生して「より極端なシズ」がエナであり、捻くれ老人がソルと。
ケイに限らずこの世界の人達にとって「特別」な行為は避けて通れない道ではないので、やらない人はとことんやらないと思っていただければ。。
2 マヤへの応援コメント
改めて読み直すと、やはり非常に悲しくもあり、同時に束の間の交流であっても、他者から求められる瞬間に人としての喜びが感じられる様であり……種としてではなく、個人としての尊さが認められてこその社会なのかなあと思う次第。
SF作品として示唆に富んでおり、高品質だなあと感じます。
あと、ミルとリトとニレの他愛もないやりとりから、ニレのマヤに対する想いや、少し背伸びしたいのかなとか、柔らかで人間的な感覚が垣間見える様で、そこから後半の流れに繋がるので、とても自然な交流に思え、その分、マヤとの関係がより切ない物に感じられるという、良いバランスだなあと思った次第です。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
いやあそんなに褒めても何も出ませよお……デュフフ、クポォ🤤(キモ
と前置きはさて置いて、本シリーズは「証しの言葉」と「心の在り処」の二本で十分なくらい良く出来た話だと自画自賛していたりします。
とは言え、本シリーズのキャラは現代人設定のそれと比べて心の機微が書き辛く、台詞と台詞の間を読んで!と読者にぶん投げているところも多々あるので、その辺りがプラスに働いているだけかもしれませんけど。。
当初の予定から外れてキャラが大きく膨らんだニレは何気に気に入ってます。
電脳社会の市井の人々の物語がサイバーパンク、ならば本作はポストヒューマンパンク、遠未来の市井の人々の物語と言ったところでしょうか。
1 ニレへの応援コメント
改めて読み直すとニレちゃんが良い子で、早々に退場してしまったシエロくんに対しても励まさなきゃと思っていたり、姉たちが思うより冷静に物事を考えられる子だったのだなあと思った次第。
そしてマヤの悲しい状態を作ってしまったジェネクトシステムの問題点、この話で一気に顕著になる感じで、第一話であった様な、個の連続性が途切れる悲劇はあっても、辛うじて感情は繋がっていたという、微かな救いすら否定されてしまうという、この辺りのやりきれない感じが、興味深いなあと思う次第です。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
しれっと足したつもりだったのですが、バレましたか😅
一応本作はGL物のつもりなんですが、僕個人はNLが居ないGLはGLじゃないと考えるので今後の展開も考えて補強しました。(メタ的理由)
シエロ君はただのモブキャラではなくなる予定なので。
もうニレが主役で良いんじゃないかと思ったりもしますけど💦
マヤについては第一作のミルとは対照的に明確な断絶を描いているので、自分でもひでえ話だなあとは思います。
だいたいこの話で読者が離れるっていう自虐……😱
編集済
2 ミルへの応援コメント
旧作よりも時空災厄の恐怖が明確で、自然災害というより、より化け物らしい側面が描写されてて恐ろしい感じです。そしてやはりジェネクトシステムの仕様が切ないですね。上手く言語化しにくいのですが、それを受け入れてまで存続しようとしている人類は、もはや大銀河連帯に隷属しているのでは?という想いと、そうであっても人としての愛情や想いを抱えて存在し、にも拘らず道具の様に消費されている様な、しかし記憶は連続しているから人類全体としてみれば損失は無いし良いだろ? という様な……個人の尊厳はどうなってるんだ感というか、色々と考えさせられるシステムだなあと思う次第です。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
基本的にこの世界は「害虫が居るから天敵を養殖して放とう」みたいな話で、大銀河文明連帯は個の尊厳とかまるで考えない全体主義の権化みたいな奴らです。
とは言え、作中ではあたかもそれが存在するかのような社会構造を作ってますけどね、奴隷を奴隷と自覚させないために。
その一つがジェネクトであり、本作のもう一つのテーマ「やり直されたディストピア」だったりします。
奴隷が真の意味で個の尊厳を獲得するには、主人と対等の自立した立場になる必要があって、そのための手段が………とネタバレ😅
で、自立したその先に何があるのか、まで書ければ良いんですけども。
何気にガバガバで始めたので穴を埋めるのが大変💦
Extra or Curtaincallへの応援コメント
このエピソードで短編集は読了?なんですかね。
前の感想欄で『スカイクロラ』のキルドレをモチーフにしたと伺いましたけど、ロボットもので(世界的システムレベルで)記憶喪失兵士ガジェットを用いたものってすぐには思い付きませんでした。
まぁ、ガンダムとかアーマードコアとかスパロボレベルの知識しかありませんけど。『All you need is kill』には記憶引き継ぎループギミックありますけど、どちらかと言えばあれは主人公のチート設定ですし、本シリーズとは方向性が違いますし。海外SFロボットにはあるのかなぁ。参考にした作品とかありましたか?
長々と何が言いたかったかと言うと、ジェネクトシステムにオリジナリティが(しかも現代的なテーマ性も)あって、それを基軸として、切ない百合ドラマや戦場ドラマへと演繹展開されていくところに「これぞSF」って感じがして良かったです!
設定はてんこ盛りなので、長編シリーズものとして余裕でいけますね。読みたいところですが果たして……
アクオスフィアがどうなってしまってるのか気になる〜
作者からの返信
感想ありがとうございます!
一応この連作短編はここで完結としています。
実を言うとここから先の話(地上編と呼んでます)こそ本編だったりするのですが、あまりにジェネクトが膨らんでしまったので仕切り直しと相成ったワケでして。
大筋のプロットまで書いて、今は違う作品に浮気中っていう😑
ま、他にも理由はあるんですが、ちょっとここでは書き難いかなあと。
元々は「シドニアの騎士」と「宝石の国」を足した少女漫画SFのような話を書きたかったんですけどね〜、「スカイクロラ」は二作目を書いた辺りで「そう言えばちょっと似てるな」と思った次第。
本編のことを少し書くと、シズ達VARD一行はアクオスフィアに降下します。そこで旧人類の末裔らしき集団と邂逅するのですが、その集団は既にナラクと交戦状態にあって、、