第5話 住職の息子

 日頃から賑やかな朝の食卓が、今朝は輪をかけて騒がしい。

 昨晩、日付が変わる頃まで座敷わらしのお福様こと、ふーちゃんとテレビゲームに興じていた身としては、少々厳しいものがある。


「ねぇねぇ、お姉ちゃん、どう? 似合ってる?」

「んー……うん、大人っぽく見える」

「でしょ、でしょ!」


 四歳年下の妹は、今日が中学校の入学式だ。

 真新しい制服に身を包み、朝からはしゃぎまくっている。


 いや、正確には三日前ぐらいからテンションが上がりっぱなしだ。

 我が妹ながら、よくぞ体力、気力が持つものだと感心してしまう。


「駄目だな。どこのチャンネルも、このニュースばかりだ……」

「ちょっと、お兄ちゃん。天気予報見たいんだけど」

「今日は一日晴れ、降水確率はゼロパーセントだ」

「そう……それで、どうしてテレビを消したの?」

「あー……上野で、火だるまになったホームレスと抱き付かれた女性が亡くなったんだと」

「えっ、何それ、ちょっと見ておきたいんだけど」

「美優の入学式の朝に、縁起の悪いニュースとか見なくてもいいだろう」

「あっ、そっか、そうだね」

「ごっそさん」


 四歳年上の兄は、調理師の専門学校を卒業して、この春から実家で修業を始めている。

 身長百八十センチを超えるゴリマッチョな体型だが、私よりも手先は器用だ。


 父は他の店で経験を積ませたかったようだが、兄は一日でも早く仕事を任せられるようになりたいと、家での修業を強く希望したそうだ。


 それだけに修業は厳しいらしく、一歩作業場に入れば、父と子ではなく師と弟子の関係を徹底しているらしい。

 兄が早足で向かった作業場から、父の怒鳴り声が聞えてきた。


「手前、何もたもたしてやがんだ! ちゃっちゃと手を動かせ!」

「はい、親方!」


 兄と入れ替わるようにして、重たい足音がして父が食事をしに戻ってくる。


「はぁ……飯っ」


 眉間に寄せていた皺を緩めて、どっかりと腰を下ろした父は、大きな溜め息をついた。


「そんな溜め息つくぐらいだったら、普通にやればいいじゃない」

「それじゃあ、甘えが出ちまうんだよ」

「と言うか、お客さんに聞えるように怒鳴らないでよ。あの店は、パワハラ餅屋だ……なんて言われたら評判落ちちゃうからね」

「パワハラねぇ……俺が若い頃なんか、兄弟子に殴られるなんて当たり前だったけどな」

「お父さんの頃とは、時代が違うんだからね」

「へいへい、分かりましたよ」


 少しお腹は出ているけど、兄にも負けない体格で角刈り強面こわもての父だが、私や妹に手を上げたことは一度も無いし、声を荒げたことすらない。

 だから、仕事場で兄が怒鳴られている声を聞くと、こちらまでビクっとしてしまうのだ。


「お父さん、お父さん、入学式、来てくれるんだよね?」

「もちのロンだ! もう売り物の準備は殆ど終わってるからな、バッチリ見に行くぞ!」

「へへぇ……お父さん、大好き!」


 妹から大好きと言われて、父はだらしなく顔をとろけさせている。

 お願いだから、その顔は家の中だけにして……いや、このぐらいの方が、威圧感が減って良いのかもしれない。


「お父さん、豆大福もらっていくね」

「ん? 構わないが……どうしたんだ?」

「新しいクラスメイトに宣伝して、お客さんになってもらおうかと思って」

「おう、そうかそうか、好きなだけ持っていってバッチリ宣伝してくれ」


 本当は、傲岸王子に土地神様を紹介してもらう手数料なんだけど、そんなことを言っても信じてもらえないだろうから、宣伝に使うと言っておいた。

 そう言えば、ふーちゃんのことも考えないといけない。


 みんなには見えていない相手と会話したり、一緒にゲームをする姿は、家族の目から見ても異様だろう。


 パックに詰めた豆大福を鞄に入れて家を出ると、赤鬼を肩に乗せた少年が通り過ぎて行くのが見えた。

 ちょっと思いついたことがあるので、小走りで後を追い掛ける。


「おはよう。昨日はどうもありがとう。それと明日は、よろしくお願いするわね」

「夜更かしして遊んでいたのか?」


 傲岸王子は、目の下を指でなぞってみせる。

 自分でも気付いていたが、他人から見てもクマが出来ているらしい。


「ねぇ、どうして座敷わらしがいるって気付いたの?」

「気配だ……気配はしたが、眠っているような感じだったから、叩き起こしてやった」

「起こしたって、あの拍手のことだろうけど、あれどうなってるの?」

「詮索はしないんじゃなかったのか?」

「うっ、そうだけど……」


 思わず傲岸王子の肩に乗っている赤鬼に視線が向いてしまう。

 この状況を詮索するなというのは、無理難題だろう。


「ぐふふふ、儂が教えてやろう。真輝の拍手は、昨日の喧しい小僧の上位互換ってやつだ」


 ざっくりとした説明だが、両方を見ているので納得してしまうが、なぜ傲岸王子がそんなことが出来るのかは謎のままだ。

 住職の息子の九字切りも、傲岸王子の拍手も、陰の気を払い、陽の気を満たすことで人を快活な気分にさせるそうだ。


 うちの店は、遊び相手を無くした座敷わらしのふーちゃんが落ち込んでいたことで、陰の気が溜まっていたらしい。

 陰の気は、興奮した気持ちを静める効果があるそうだが、消極的な気分になり、商店などでは購買意欲が失われ、売り上げが落ち込むらしい。


「それじゃあ、今日からは店の売り上げも上向くってこと?」

「ぐふふふ、そいつは商品の出来次第じゃな」


 夕焼けだんだんを下りて、谷中銀座商店街へと下りて行こうとする傲岸王子を引き止めて左に曲がり、昨日の帰りに通った道に引っ張っていく。


「なんで、こっちに行くんだ?」

「こっちは人通りが少ないから、変な目で見られる心配が無いからよ」

「お前、童子と当たり前に話していると、学校で変人だと思われるからな」

「言われなくても分かってるわよ」

「どうだかなぁ……」


 赤鬼と話しても大丈夫なように、こちらの道を選らんだなどと言ったけど、本当はちょっとした実験をするために引っ張ってきたのだ。

 こちらの道は、谷中銀座よりも人の通りが少なく、反対に妖かしとの遭遇率が高い。


 谷中銀座では一週間に一度程度だが、こちらの道を通れば必ずと言って良いほど妖かしと遭遇する。

 昨日の学校での様子を見るに、妖かし達は赤鬼を恐れて近付いて来ないようだ。


 街中でも同じ状況になるのか観察すれば、土地神様の加護を貰えた時の参考になるような気がするのだ。

 実際、妖かし達は、遠目に赤鬼を確認すると、姿を消したり慌てて道を変えていく。


 これほどまでの効果は難しいかもしれないが、土地神様の加護によって妖かしが寄って来なくなれば、私も普通の生活に戻れるかもしれない。

 妖かしが出て来ないか、キョロキョロと周囲を気にしていたからか、実験しているのがバレてしまった。


「あんまり土地神様の加護に期待するなよ」

「どうしてよ?」

「土地神様にとっては人も妖かしも庇護すべき対象だ。悪さは働かなくなるだろうが、修祓しゅうばつするような効果はないと思っておけ。昨日の『ごうの手』みたいなのは例外だ」


『業の手』というのは、たぶん私が『卑猥な手』と名付けた妖かしのことだろう。


「もしかして、昨日のあれは、土地神様に頼まれたの?」

「そうだ。引越しの挨拶に出向いた時に、日付と時間まで指定された」

「ぐふふふ、儂らが修祓を代行する、そこに嬢ちゃんが居る、学問所で再会する……完全に仕組まれとるな」


 傲岸王子は憤慨し、赤鬼はどちらかというと楽しそうだ。

 と言うか、仕組まれているとしたら、私は土地神様に呼び出されているのだろうか。


 物思いに耽りながら歩いていたが、初音の森の防災広場に通り掛かった所で、あの声によって意識を引き戻された。


「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前! 喝っ!」


 災害対策用の深井戸に向かって、住職の息子が一心不乱に九字を切っていた。

 確かに、傲岸王子の拍手に較べると効果自体も弱く、範囲も限定的に感じる。


 と言うか、住職の息子の周りには、身長が三十センチぐらいの小鬼が集まっていて、九字を切るのを面白がっているようだ。

 何匹かは、肩や背中に登って遊んでいる。


「下位互換って言われるのも分かる……全然祓えてないじゃない」

「九字を切っても普通の妖かしは祓えないぞ」

「えっ、そうなの?」

「別に妖かしは陰の気を好む訳じゃなく、陽の気であっても問題ない」


 そう言われてみれば、住職の息子が九字を切った辺りは、陽の気が強くなっているが、小鬼達が苦しんでいるようには見えない。


「九字を切られて苦しむのは、怨念が凝り固まって形作られた妖かしぐらいだ」

「そうなんだ……」


 住職の息子は、私達が見ているのに気付いて、少しバツが悪そうな表情を浮かべたが、軽く右手を上げて小走りに近寄ってきた。

 てか、無視して行こうとするな、この傲岸王子。


「やぁ、おはよう。鬼塚、清宮さん」

「おはよう……」


 やばい、名前が出て来ない。


「長倉だ。長倉隆道」

「ごめんなさい、人の名前を覚えるのが苦手で」

「いやいや、気にしないでくれ。俺は引っ越してきたばかりだから、ちょっと気合い入れて名前を覚えただけだから」


 私の隣で退屈そうにしている傲岸王子も、確か引っ越してきたばかりのはずだが……クラスメイトの名前を覚える気など更々無さそうに見える。

 快活に笑っていた長倉君だが、傲岸王子に視線を移すと、ちょっと眉間に皺を寄せた。


「臨・兵・闘……ぐぅ」

「手前、何のつもりだ……俺が穢れているとでもぬかすのか?」


 長倉君が傲岸王子に向かって九字を切り始めたのだが、首を鷲掴みにされて動きを止められてしまった。


「九字は一般的に修祓に用いるものだ。つまり手前は俺を修祓しようとした、喧嘩を売ってるってことだよな!」

「ごほっ……待て、スマン、そんなつもりじゃなかったんだ。スマン!」


 傲岸王子に突き飛ばされて、長倉君は二、三歩後ずさりした所で、深々と頭を下げた。

 体格的には大人と子供ほどの差があるのだが、傲岸王子は一歩も引くつもりはなさそうだ。


 二人とも真剣な表情なのだが、チワワに吠えられた秋田犬が困っているように見えてしまった。


「今回限りだからな。もう一度同じことをやったら問答無用でぶん殴る」


 傲岸王子は、吐き捨てるように言うと、スタスタと歩いて行ってしまう。

 引き止めようかと思ったが、ちょっと声を掛けづらい空気をまとっていた。


「あぁぁ……俺は何をやってるんだ。転入早々大失敗だ」


 長倉君は傲岸王子を見送りながら、両手の平で頬をバチバチと殴り始めた。


「ちょっ、何してんの! そんな勢いで叩いたら顔腫れるわよ」

「いやぁ、申し訳無い。折角の朝のデートを邪魔してしまった」

「ち、違うわよ。たまたま途中で一緒になっただけよ。たまたまよ、たまたま」

「そうなのか? まぁ、何にせよ鬼塚を不快にさせたことは確かだ」


 おそらく善人なのだろうが、この男も傲岸王子に負けず劣らず変人なのは間違いなさそうだ。

 ちょうど良い機会なので、街中で九字を切る理由を尋ねてみた。


「ねぇ、何であんなことやってるの? 春休み中、街のあちこちでやってたわよね?」

「そ、それは……街を清めるため……」


 昨日の自己紹介の時でさえも、堂々とした態度でハキハキと話していたのに、九字を切る理由を尋ねた途端、視線を逸らして歯切れが悪くなるなんて怪しすぎる。


「本当にぃ? 何か別の理由があるんじゃないの?」

「別の理由なんて……いや、止めよう。嘘をつくのは好きじゃない」


 同級生では、私よりも背の高い男子の方が少ないのだが、横に並んだ長倉君は私よりも目線が上にある。

 長倉君は、周囲に人が居ないのを確かめると、ボソッと意外な理由を口にした。


「みんなには言わないでくれよ」

「いいわよ……」

「その、苦手なんだ」

「苦手……?」

「オカルトとか、幽霊とか、妖かしの類いが苦手なんだ」

「えぇぇ、住職さんの息子なのに? でも見えていないじゃない」

「そう、見えていない……って、清宮さんは見えるのか?」


 しまった、今の言い方では、自分は『見える』と言っているのと同じだ。


「いいえ、見えてないわよ、見えて……はぁ、みんなには言わないでよ。変人扱いされるんだから」

「マジか! えっ、もしかして、今も近くにいるのか?」


 長倉君は『見えない』のに、必死な形相で辺りを見回している。

 私達に歩み寄って来た時には、小鬼が数匹まとわり付いていたが、赤鬼に睨まれて逃げて行った。


「ううん、今はいないわ……って、ビビりすぎじゃない?」

「仕方ないだろう、坊主の息子だって怖いものは怖いんだよ」


 口をへの字に結んだ長倉君は、これ以上聞くなオーラを発散している。

 まぁ、私も聞かれると困る気持ちは分かるので、これ以上はやめておこう。


 それにしても、この図体で妖かしが怖いとは……意外だった。

 傲岸王子に喉を掴まれていた時に、目の前で赤鬼が笑っていたなんて知ったら。どんな反応をするのだろうか。


 長倉君と並んで、傲岸王子を追い掛けるような形で学校へ向かう。

 私は無駄に背が高いおかげで、歩幅も広く歩くのも速い方だ。


 私よりも更に背の高い長倉君も、遅くはないだろう。

 それにも関わらず、先を行く傲岸王子との距離が縮まらないどころか、差が開いている気がする。


「あいつ、歩くの速いな」

「ホント、あたし達よりも小さいくせに」

「それ、本人には言わない方がいいぞ」

「分かってるわよ。あたしも身長については色々言われてるから、気持ちは理解しているつもり」


 巨人とか、大女とか、小学生の頃から散々からかわれてきたし、反対に小さい男子がからかわれる姿も見て来ている。

 身体的な特徴で、文句を言われる理不尽さは分かってはいるが、イラっとしてつい口にしてしまっただけだ。


 学校に着くと、真新しい制服に身を包んだ新入生の姿があった。

 生徒会の役員や先生が誘導しているが、何処へ進めば良いのか不安げな表情を浮かべている者も少なくない。


「なんか、初々しいなぁ……」

「昨日の俺を見るようだ」

「えっ、あっそうか、長倉君は編入して初登校だったんだ」

「まぁ、昨日のうちに、隅から隅まで歩き回って、どこに何があるのか覚えたけどな」


 一日でも早く学校に馴染もうとする長倉君の熱意を感じさせられる一方で、傲岸王子の無気力さに頭が痛くなる。

 今日は、ショートホームルームの後、体育館で入学式が行われる。


 式典の後は、そのまま各部活動の活動紹介が行われ、授業は行われない。

 入学式と部活紹介は、また身長順の並びで座らされた結果、赤鬼が嫌でも視界に入り、気になって仕方がなかった。


 陸上部をやめてからは、どこの部活にも所属していない帰宅部なので、興味がないというのも集中出来ない理由の一つではある。


 演劇部が短い劇を披露し、映像研究部が短編作品を上映したが、やっぱり赤鬼が邪魔で集中できなかった。

 そんな私とは反対に、隣に座った長倉君はメモまで取って熱心に見入っている。


「どこかに入るの?」

「うーん……部活が多すぎて迷うな。これまで通っていた北陸の高校は、こんなに大きな学校じゃなかったから」


 うちの学校も、いわゆるマンモス校などと較べれば規模は小さいと思うが、地方の高校に較べれば大きいのかもしれない。


「家の仕事とかは手伝わないの?」

「親父からは、むしろ学校を優先して、部活や友達と遊ぶ時間を大切にしろって言われている。普通の人の生活や考え方を知らずに、その人達の気持ちに寄りそうなんて出来ないってさ。まぁ、朝晩のお勤めと境内の掃除はするけどな」


 ちょっと話を聞いただけだが、長倉君の家は真面目なご両親と真面目な息子という感じがするが、ただ堅苦しいだけではなさそうだ。

 一方の傲岸王子は、ここからでは表情を伺えないが、真面目に見学しているのだろうか?


 一体どんな両親から、あんな子供が生まれてくるのか、どんな日常生活を送っているのか、想像も出来ない。


「清宮さんは、鬼塚とは昔からの友達なのか?」

「えっ、違うわよ。昨日会ったばかりよ」

「そうなんだ。何かいい感じだったから、もう長い付き合いなのかと思ったが、俺の人を見る目はまだまだだな」


 長倉君は、舞台に目を向けつつも腕を組み、別のことを考えているようだ。


「もしかして、今朝のことを気に病んでるの?」

「いや、それもあるが、俺に正面から食って掛かってくる奴は珍しいからな」


 同じぐらいの身長の男子は居るけれど、長倉君は横にもガッシリしているせいで、一回りも二回りも大きく感じる。


「ぶっちゃけ、喉を掴まれた時は、ヤバい、やられるかもって思ったんだぜ」

「そうなの?」

「あの迫力は、何なんだろうな……」


 それはたぶん、赤鬼の重圧だと思うって伝えたら、長倉君はどんな顔をするだろうか。

 まぁ、言ったところで「見えない」から信じないだろうけど。


「鬼塚もそうだが、清宮さんも度胸があるな」

「えっ、私……?」

「この体格だから、普通の女子は怖がって近付いてこないぞ」

「あぁ、うちはお父さんもお兄ちゃんも、長倉君に負けない体格してるから慣れね」

「そうなのか、なるほど……」


 長倉君は、私の方にチラリと視線を向けると、薄く笑ってみせた。

 私の背が高い理由に納得してるみたいだけど、口に出したら張り倒してやるわよ。

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