姉さんは『災星の魔女』

ほんの少しだけ「偉大なるわたしと、その他の登場人物の紹介」

・ルナ＝ホワイト

わたし。説明不要の主人公。この世で二番目に偉大な人間。

頭脳明晰にして質実剛健、将来有望で牽強付会な銀河的美少女。

齢10歳にしてあらゆる物事に鋭い知見を得る、神に愛された無敵の女。

身長はりんご五個分、体重はりんご三個分と言われている。

・姉さん

わたしの師匠。この世で最も偉大な人間。『災星の魔女（ディザスターウィッチ）』。

この『焔（ホムラ）ノ星（ホシ）』にその名を轟かせる、恐ろしい魔女。

わたしと『魔女の姉妹盟約』を交わしているが、実は血縁関係はない。

本名・年齢、ともに不詳。

・マクスウェル＝アマクサ

食事処（しょくじどころ）『エントロピー』の店主。

毎回わたしと姉さんに『依頼』を斡旋してくれる老人。見た目は65歳ぐらい。

いつもわたしにおいしいスイーツをご馳走してくれるので、恐らくこの世で10番目くらいに偉大な人間。

なぜかいつもタピオカミルクティーを飲んでいる。

・レイナード＝ヒム＝ヴェルニカ

この星の公的秩序を守る行政組織『守護機関（ガードフォース）』の一員。12歳。

わたしより年上のくせしてわたしより背の低い、とげとげ頭のちび。

このわたしの偉大さを一向に理解できないという、世にも哀れな凡夫。

頭は悪いが根はいい奴なので、わたしと『友達ごっこ』することを許している。