ゴールかシステムを決めて作る
小説を書く際にまず決めたいことは、「ゴール」を決めることです。
これはどういうことかというと、「物語の目標」、すなわち「こうなったら終わり」ということを決めておくことです。
序盤の話を読んでもどういう話か分からないものや軸が分からないものは、ゴールを決めていない場合が多いのではないかと思います。
ただ、長編では明確なゴールを定めないでずっと書く場合もあります。その場合は、「その話がどういう話か」という「システム」を早い段階から提示する必要があるでしょう。
【「ゴール」を決めて物語を書く】
短編や掌編では、終わりを決めなければ収集がつかなくなり、文字数が膨大なことになります。長編小説でも、文字数が決まっているのであればまずはゴールを決めましょう。
そうでなくても、「ゴールを決めておく」というのは、「いつでも終わらせられる」ことにつながります。
例えば「ONE PIECE」であれば「伝説の宝を手に入れる」、「暗殺教室」であれば「先生を殺す」という明確な目標があります。ですから、こういった作品はいつ「やめたい」となっても綺麗に終わらせることができるし、逆にいくらでも続けることができるわけです。
また、読者としては最初に終わりが決まっていると、安心して読み進めることができます。
【「システム」を決めて物語を書く】
基本的に明確なゴールは決めず、「どういう話か」というものを重点的に置いて物語を進める方法もあります。
例えば「DORAGON BALL」は「7つ集めると願いを叶える龍を呼ぶ不思議な球を集める話」を主軸としています(後半そうでもないですが)し、「名探偵コナン」であれば「薬で子供になった高校生探偵が事件を解決する」ことを主軸としています。
一つの「これ」という話の軸を決めることで、いくらでも話を作ることができます。ファンタジー小説、異世界ものを書く人はこのような形式をとる人が多いのではないでしょうか。
ただ、システムから決めるにしても、大枠のゴールは決めておいたほうが良いと思います。
【ゴールやシステムは最初の段階で明確に】
読者にとって「どういう話か」ということは非常に気になることですし、「どういう話か」によって読むかどうか決めることもあります。
ですから、「タイトル」や「あらすじ」、もしくはプロローグや第1話の時点で「どういう話か」が分かるようにしましょう。
そのためには、「自分がどういう話を書きたいのか」が明確になっていなければなりません。自分の物語の一番の理解者は自分ですから、最初に物語の面白さをきちんと相手に伝えるようにしましょう。
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