インプットをたくさんすること
人に何かを話すとき、自分の経験したことでないと話すことはできないでしょう。あるいは、自分が経験したことないものだとしても、誰かから聞かないと話すことはできません。
小説を書く時も、自分の知識や価値観を超えるものは書けません。ですので、よく「小説を書くならたくさん本を読むこと」を勧められます。
本を読むというのは、単に知識を得たり、感動を得たりするだけではありません。自分の価値観を広げ、疑似的な自分の経験を増やすことができます。
また、物語の構成や言葉の言い回し、どういうやり方で読者を引き付けるか、といったことも参考にできます。
ただ、別に本を読むだけが知識や経験を得る手段、価値観を広げる手段ではありません。
例えば、何か新しいことを始めたり、行ったことがない場所にいったり、普段注意しないようなことに目を向けたりするのもよい手段と言えます。
具体的には、行ったことのない場所に散歩に行くとか、入ったことのないお店に立ち寄ってみるとか、そういうことでも構いません。そういった経験をすることで、例えば情景描写をするときの参考になることもあります。
また、ちょっと五感を研ぎ澄ませば、いろいろと気が付かなかったことに気が付くと思います。
遠くで電車が通る音がする、いい匂いがするから近くに飲食店があるかもしれない、朝の昼間の空は少し違う、風が吹くと空気が冷たい……
そういった感覚をたくさん身に付けることで、表現に幅が生まれると思います。
ですので、情景描写が苦手な人は、いろんな場所に行って、いろんな体験をしてみると良いと思います。写真を撮るのもいいでしょう。その写真を見ながら、写っている通りに書くのも一つの手段だと思います。
どんなものを書くにも、様々な体験が無ければ世界が狭まってしまいます。小説は、自分の体験から生み出される物語なのです。
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