Web小説とはいえ、この物語を読んで鳥肌がたった。自分の罪とそして感動の両方でだ。これはむしろ物書きの人に読んでもらいたい。
高校を卒業したら、物語の『キャラクター』として生きていかなければならない世界。けれど、みんながみんな作者(かみさま)に選ばれるわけではない。では、選ばれなかった者はどこへ行く……? 透明感と空虚感。ふんわりとした不思議な空気に包まれていますが、その底にあるものは諦めと絶望と悲痛な叫び。重めのテーマもユニークな語り口と登場人物たちのおかげでするりと心に入ってきます。ぜひ読んでみてください。
世界観が新しく、最初から味がある作品だと感じました!空っぽの「空乃小瓶」ヒロインになりたい「縫」その他にも「シノ」や「林檎」個性にこだわり、キャラクターという目線に注目した作品だと感じました!あえてヒロインらしくなかったり、主人公らしくないように描く作者様の技量に感服です!不思議な世界観に取り憑かれること間違いなし!!空乃 小瓶(からの こびん)「餃子の皮」「耳を塞ぐこと」この3つの言葉に惹かれたらもう後には引けません。それがあなたの「キャラ」の始まりなのだから!是非ご覧ください!
主人公の名前がかわいいです。小瓶。名前の重要性を感じられる作品でもありました。第1話の前までは1行紹介です。文章上手いです。印象に残る言葉がたくさんでてきます。メッセージ性あります。作者様方にも通じるものがあると思います。作者とは何かも問うています。意外な展開もあります。友情が素敵です。斬新な表記もありました。終りも印象的な余韻を残してます。キャラクターが生きている小説でした。
最初の数ページを試しに読んでみて、「?」「何がはじまるんだ??」と思った方は、ぜひ続きを読み進めてください。何を書いてもネタバレになりそうなので書けませんが……とても丁寧に構成が練られていて、ひとつ、ひとつ繋がるたびに、明かされる世界観が、また話に引き込まれる要素になっています。個人的キーワードは、「青春」「餃子の皮」。(餃子の皮チップス食べたい)みなさんも、ぐいぐいこの物語の世界に、引っ張り込まれるとよいと思います!
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