物語のキャラクターになるために生み出された、空乃小瓶。
少女は無気力で、凡庸で、キャラクターとして生きることを面倒がっていました。
けれど――この世界での無個性は、禁忌。
キャラクターになれなかった存在は、『廃役』として、その生命を終えてしまう。
全ては神さま、物語の作者たちの思し召し。
誰かの物語のキャラクターとして生きることを運命づけられた小瓶たち。
無気力な少女、小瓶。
ヒロインになりたい男の子、縫。
悪役として教育された破天荒、シノ。
あーうんまあ良い子(?)、林檎。
彼女たちはどんな決断を下し、果たしてその決意は認められるのか。
とても個性的な登場人物たち。
一気に物語に引き込まれました。