第56話 キメラ
僕はここで戦っているぜ
有名でもないし
頭も悪いし
性格だってひねくれているけど
生ぬるい風が吹いてる
時代だってよ
どっかのブログか動画のコトバを
コピーアンドペーストしたアレをなんて呼ぶのか知らねえけどさ
まともな文章読んだ事無い連中がそれを喜んでむさぼってるのを見るのは
反吐が出るぜ
クソをチョコだと言い張ればチョコになる魔法が
あるらしいぜ、聞いた事ねえけど
キメラかハイブリッドかいいとこ取りか知らねえけど
バケモノって呼んでいいかい
全方向に顔がいくつもあるってんだから
調子いいぜ
真実なんてどこにもありはしない
白い画面に踊る影
息が苦しくてしょうがないのは
鼻が詰まっているからだよ
口を開けて
外に出てみればいい
そして
目を開けて
狂った現実を
見ればいい
***
パクリに対する軽蔑を表現しました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます