第13話 言葉は嘘をつくものだ
どうしたって伝わらない
なぜなら、隠しているから
晒した瞬間嘘になる、言葉がある
だから、奇跡を願う
流れ星が目の前に落ちてくるほどの事件を
期待しながら今日も眠る
一生懸命その場で足掻いて
夜の空を見上げたら
赤い星と目が合った
「来いよ」
そう語りかけている、そんな気がして
旧い友人に出会ったような懐かしさ
むらさきの煙、残り香だけ染み付いて
オレンジの灯が消えた
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