第30話 Dancing with "tender lie"

君はたまに優しくて大体

そっけなく甘い

泣き言に同調しない上に、結構冷たいのに

稀に誘う


一番痛いとこ触れたよね、私の

君しかいない

胸に開いた穴通り過ぎる矢、効かない薬、触れないでほしい傷あるのに、君の視線だけ

かわし切れなくて刺さる


僕らはパズルのピースみたいにハマらないけど

社会の片隅、端と端で

空見て煙ふかしてる

疲れた、大人の顔して


真実は胸の裡(うち)に

君と踊る

目が合って笑ったり、他の誰かと抱き合ったりしても

気が付けば惹かれてる

否定するのも馬鹿々々しいほどに


時間の外に飛び出してまた遊ぼう

夢の続きで

楽しかったね、子供だったね、悩むことなどちっぽけだったね

だけど

いつかまたね

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