第39話 見世物小屋での出来事
ある夜、夏祭りの喧騒から離れ
暗がりでラムネを飲みました
小さな人が手招きしているから
付いて行きました
赤いカーテンの向こうには
裸の人がいました
とても
鈴をくれました
私はその鈴を鳴らすよう言われ
ちりん、と鳴らしました
もっと大きく鳴らしてくださいと
男の人は私に頼みました
鈴の紐を持って、手のひらの上で転がしました
激しく、激しく
汗が出ました
疲れました
恥ずかしくなりました
私は千円を払いました
そして、帰りました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます