ミドル4-1:仮面の集団
ミドル4-1:
アリス:シーンイン!(出目4:侵蝕60→64)
ライザ:シーンイン!(出目9:侵蝕45→54)
先程の会話で動揺してそうですね。
GM:ライザはやっとまともに上がった感あるね。では描写に移ろう。
君たちはワーディングを感知し、元居た場所へと戻ってきた。十数人の仮面を付けた生徒たちが暴走している。教員はアリスの姿を見つけると、駆け寄ってきて状況を説明してくれる。
教員(GM):「あぁ、よかった。早乙女さん戻ってきてくれたか。実は——」
彼が言うにはランクテストの結果を見せ合っていた生徒らが、ちょっとした言い争いに発展したかと思うと、突如仮面を取り出して暴走を始めたというのだ。
教員(GM):「オーヴァードではない私では力になれないし、今、他の先生や風紀委員を呼んでくるから、ここをどうにか抑えてくれないか!」
アリス:こうも頼まれたなら、断るわけにはいかねぇな。ですわ!
「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ——誰が呼んだか“ノブレス番長”!」
「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花とは私のこと! このノブレス番長に任せておけ。ですわ!」
足を踏みしめ、背筋は真っ直ぐ前を見て、言葉は正々堂々と。それがノブレス番長のあるべき姿と示すように仮面の生徒たちに相対する。
目線で周囲へ避難誘導を促すが、ライザは顔を横に振って隣に立つ。
ライザ:「先程言いましたよね。話を聞いた以上僕も手伝う、と」
護身用として所持していることになっているナイフを取り出し、不敵に微笑む。
「微力ながらお力添えしますよ」
アリス:「へぇ……言うじゃねぇかですわ。んじゃ、気合入れていくぜ。ですわ!」
パンッと拳と手の平を合わせ、戦闘態勢へ。
教員(GM):「頼むよ!」と教員は退場していき、
立花 千代(GM):「わ、私は怪我した人がいないか見てくるね。2人共、気を付けて!」
ライザ:「千代さんもお気をつけて。無茶はしないでくださいね」
こうして非戦闘員は退場していき、この場には仮面の生徒たちと君たちのみ。これで思う存分、戦える。
空気の変化を感じ取ったのか、仮面の生徒たちは君たちへと意識のベクトルを変えてくる。中でも、炎を模した仮面を付けた生徒が君たちの前に躍り出た。
炎を纏った仮面生徒(GM):「……ぁぁ? もしかしておめぇ番長か。てことは高ランク生徒だよな?」
仮面生徒たち:「へっ! そうだ! そうに違いねぇ!」
炎を纏った仮面生徒の言葉に賛同する他の生徒たち。
炎を纏った仮面生徒(GM):「だったらよぉ。おめぇを倒して俺たちの力を証明してやるずぇぇえええ!」
その一言を皮切りに、仮面生徒たちは己の得物を取り出す。場のボルテージは最高潮! もはや止められるものはなし!
アリス:「完全に暴走してやがるな、ですわ。仮面を狙って無力化していくぞ! ですわ!」
ライザ:「ええ、分かっています。暴走を止めましょう」
そうアリスさんの言葉に応える裏で、胸ポケット裏のバッジを外し身体に触れない場所へ。
その瞬間、ライザの人畜無害そうなオーラは一変した。優しそうな空気も、表情も脱ぎ捨てて、鋭利な刃物のようなそれにシフトする。
その実力は、アリス。君にも決して劣らないだろう。
GM:さ、ミドル戦闘だ。気張っていこう!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます