ミドル2-1:航空部
ミドル:航空部(シーンプレイヤー:アリス)
GM:ライザには途中で登場して貰うよ。なのでシーンインは後からお願いします。
ライザ:分かりました。では待機しておきます。
アリス:ではまずこちらから。シーンイン!(出目8:侵蝕48→56)
燃え尽きるほどにヒート! ですわ!
新入生歓迎会の準備のため、アリスは亮からお手伝いを頼まれて航空部の屋外作業場を訪れていた。
部屋の片隅には金属の削り屑やオイル管、電気配線の切れ端と思われる回路が無造作に転がっており、普通とは異なる独特な雰囲気を醸し出している。が、そんなものは目に入らない。
作業場の奥にブルーシートをかけられて佇む飛行機と、その傍らに立つ青年が君の目線を釘付けにしていた。
作業服に身を包み、汗水をたらしながらも目を輝かせ、一生懸命に工具を振るうその姿は控えめに言ってもテラカッコイイ。マジ
※マジ
聳城 亮(GM):「……よし、これで6割ってところかな。これなら歓迎会に間に合いそうだ」
アリス:「(ハァッ! いつ見てもカッコイイけど、今日は1段とやべぇな、ですわ。気を確かに持たねぇと。ですわ)」
ブンブンと頭を振り、紅潮した顔を平静に取り繕ってから声をかけるぜ。ですわ。
「お疲れ様、亮さん。順調そうだな。ですわ」
聳城 亮(GM):「あ、約束通り来てくれたんだね早乙女さん。ありがとう。うん、良い感じだよ」
「ごめんね。番長連でも色々と忙しいのに来てもらっちゃって」
彼は君を見つけると申し訳なさそうながらもニコリと笑みを浮かべる。汗に濡れた亮は、君の瞳には普段の三倍増しで格好良く見える事だろう。
アリス:「(ハァッマジ
「——いいんだよ! ですわ! 亮さんの頼みとあらば、例え火の中、水の中ってやつですわ!!!」
聳城 亮(GM):「本当、助かるよ。えっと、じゃあこいつを見てもらえるかな」
亮はブルーシートの端を掴み、勢いよく捲りあげる。するとそこには、2人乗りと思われる独特なシルエットをした飛行機が現れた。特に目を引くのは、2つの大きな穴があけられた機首。形状からして銃に見えなくもないその姿は威圧感さえ感じさせるだろう。
GM:因みに飛行機の見た目はこんな感じです(画像をPLに見せる)
アリス:これ風の谷のガンシップじゃねーか!(笑)
GM:そう、某ジブリの『風の谷のガンシップ』だ。前と後ろにそれぞれ搭乗席が設けられていて、原作だと機首にダブル・デリンジャー銃のような2つの砲口が備わっている。
これで相手の飛行機を撃墜していたね。
アリス:へぇ……これは、もしや。
ライザ:えぇ、これは……。
GM:うん? どうしたの?
ライザ&アリス:いえ、なんでもないです(わ)
GM:???
そう、実はこの時、GMとPLの間に些細で悲しいすれ違いが発生していたのだが、それが発覚するのは少し後のことになる。
アリス:「これは……風の谷のガンシッ(げふんげふん)。格好いいじゃねぇかですわ!」
聳城 亮(GM):「だろうっ!? これを歓迎会で飛ばして、新入生の心をゲット……というのが僕たちの狙いさ!」
亮はそこから、この飛行機の特徴を色々と説明してくれる。翼はフレキシブルな形状をしており、風を捉えやすいよう一般的な航空機よりも稼働幅が多いことや、エンジン部分が電気貯蓄による電気エンジンとなっている等だ。
余程熱が入っているのか、その口調はややかなり早口になっている。
聳城 亮(GM):「ああそうそう。実はちょっとした遊び心も組み込まれてるんだ」
アリス:「遊び心? ですわ?」
首をかしげるアリスと、飛行機の機構について熱く語る亮。
丁度そこへ、コツコツと静かに近づく人の姿があった。学生の身とは言え、島外へ渡る手段になり得る、
ライザ:「——その話、僕にも聞かせてもらってもいいかな?」
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