ミドル2-3:航空部
GM:はい、GMです。ではここから航空機の部品を調達できるかどうかの判定を行ないます。詳しくはこちらだ。
■部品調達判定
└技能:交渉 or 調達 難易度:合計値20
└エフェクトの使用も認める(ただし派手な演出は風紀委員会に注意される為、気を付ける事)
※合計値に1シーン内で届かなかった場合は、シーンを跨いで同じ判定を行なう事
・成功報酬:経験点の増加:5点
ライザ&アリス:確認完了です(わ!)
GM:よろしい。では2人にはアカデミアを回って部品調達を行ってもらいます。
アリス:調達か交渉……エフェクトにコンセ噛ませれば一発だろうけど、侵蝕率ががが()
GM:ではどっちから挑戦していく?
アリス:まずは得意なこちらからいってみようかな。技能は<調達>で、コネ:手配師も宣言しつつ、判定だ!
GM:見せてもらおうか。社会型ビルドの性能とやらを!
アリス:とぉーう!(ダイスロール)……達成値、34!? これが恋する乙女の実力! 恋はいつでもハリケーンDE☆SU☆WA!!
ライザ:おぉ!
GM:うん、これは文句なしに成功だね。ライザも振るだけ振ってみる?
ライザ:では振ってみます。ラッキーメダル:ホワイトの効果を含めて、素振りします(ダイスロール)達成値9です。
GM:累計達成値43……。
アリス:必要達成値の2倍以上だ。文句あるめぇ!
アリス:「えぇ、えぇ。このリストにある部品だが、こっちで使う用があるから手配させてくれですわ!」
番長連のネットワークを使って部品の在庫を押さえる。公私混同? 大いに結構!
恋する乙女はノーブレーキ! 誰にも止めることはできない!!
GM:恋はハリケーン……。
アリス:ノーブレーキ・オブリージュ!
GM:止まらないのが義務なのか()
アリスが意気揚々と部品を確保する中、ライザは打って変わって冷静かつ冷淡に人知れず部品の調達に移る。リストと目前の部品へ視線が矢継ぎ早に往復する。
ライザ:「(銃器を搭載した航空機……
「(用心しておくことに損はない、か)」
GM:では2人の活躍で必要な部品は全て揃った。問題が無ければこれらは航空部へ送り届けられることだろう。その旨を亮に連絡すると感謝の返答が返ってくる。
アリス:よかったよかったですわ。
ライザ:そうですね。
GM:……しかし、そこでだ。突如君たちのいる空間に甘い花の香りが舞い込んだ。ここは屋内。花の香りなどする筈がない事実に気付くと同時、花の飾りで彩ったヘアゴムでツインテールに髪を結った女子生徒が立っていた。
誰が見ても可憐を思わせる姿だがその素顔は仮面によって隠され、妖艶で底知れぬ雰囲気を醸し出していた。
カルペ・ディエム(GM):「——どうもこんにちは。新学期早々お手伝いなんて、精が出るのね」
花の意匠が彫り込まれた
感情を操作することに長けたオーヴァードで、他人の想いに働きかけてはオモチャのように
彼女やディオゲネスクラブのことが気になる人は、ダブルクロスサプリ『ディスカラードレルム』か公式リプレイ『リプレイ・アカデミア』を購入して是非その目で存在を確かめて欲しい。
アリス:なんか来たー!? 白昼堂々とは恐れ入る。
GM:PCあるところにディオゲネスクラブあり。
アリス:シカタナイネ。
アリス:「ディオゲネスクラブ……てめー、どの面下げて出てきやがったですわ?」
彼女の正体を看破するや否や戦闘態勢に入るアリスに、
ライザ:「(成程、警戒しておいて良かった)」
「こんにちは、仮面の女性。僕たちに何か御用でしょうか?」
荷物を下ろし、勤めて優しく微笑むライザ。しかし、その足元は半歩開かれ警戒の2文字が垣間見える。
そんな塩対応に彼女は目線の伺えぬ顔を
カルペ・ディエム(GM):「ご挨拶ね。そんなに警戒しなくてもいいでしょう? アナタもある意味私たちと一緒でしょうに」
ライザ:「……残念ですが、貴女と一緒にされる筋合いはありませんよ」 薄く、笑いを浮かべる。
カルペ・ディエム:「そう? 私たちに負けず劣らずそんな仮面をかぶっているのに」
アリス:「口八丁はたくさんだ。用件を言いやがれですわ」
GM:因みに彼女が指摘しているのは、諜報員としての本質を隠して一高校生を演じている事に関してだよ。
ライザ:これは……痛いところを突かれました。
アリス:だがアリス、意外にもこれをスルー! ディオゲネスクラブの言うことなんかいちいち本気にしてらんねーですわ。
カルペ・ディエム(GM):「はぁ……せっかちな女の子は嫌われるわよ、恋するノブレス番長さん?」
話を急ぐアリスに、これ見よがしにため息をつく彼女からは、呆れともお節介とも取れる言葉が溢れ出す。
アリス:「っ! こいつ……! ですわ」
カルペ・ディエム(GM):「もっと余裕をもって物事に接さなきゃね。命短し恋せよ乙女。でも急ぎ過ぎては咲く花も枯れてしまうわ」
アリス:余計なお世話だい! ですわ!
カルペ・ディエム(GM):「さて、じゃあ急かされてしまったし、そこの番長さんの言う通り要件を話しましょうか」
ライザ:「……」 無言で促します。
カルペ・ディエム(GM):「もうすぐ始まる『新入生歓迎会』、これに私は介入することにしたから」
ライザ:「宣戦布告、というわけですか」 声音がぐっと下がる。
カルペ・ディエム(GM):「えぇ。もう種は撒き終わったから、あとは芽吹くのを待つだけだけど」
アリス:「……わざわざ教えてくれるとは。望むところだですわ」
その返答を聞いた彼女は一層笑みを深め、要件は終わりと背を向けて歩き出す。
カルペ・ディエム(GM):「一緒に素敵な花を咲かせましょうね。それじゃ、またそのうちに」
ライザとアリスが姿を追おうと外へ飛び出すが、その刹那、強い風が吹き込んだかと思うと彼女の姿は花吹雪のようにかき消えた。カルペ・ディエムという大きな威圧感が去った中、ふっと息をつく2人。
GM:PCの内容を見て、これはカルペさんを出さなきゃと思った(小並感)
ライザ:まさか本当にライザの秘密に介入されるとは思っていなかったPLがいます。
アリス:どっかで顔を出してしてくるとは思ってたけど、カルペさんは予想外。成程良いチョイスだ。
GM:ありがとう。では、ここから2人で事件解決に臨むことを描写してくれると私が嬉しい。
アリス:了解。
ライザ:分かりました。ではやってみますね。
アリス:「……厄介なことになったな……ですわ」
ライザ:「そうですね。まさか、あのような人たちから介入があるなんて」
アリス:「関係各所に通達を回して、警戒レベルを引き上げて……ああ、忙しくなりそうだですわ」 しかめっ面で空を見上げる。
ライザ:「(本来なら、自分が受け持つべき内容だが……)」 アリスを見やり、口を再び開く。
「アリスさん。話を聞いてしまった以上、貴女の手伝いもさせてください。僕にも、何かできる筈です」
アリス:「……今は猫の手も借りたい状況、頼りにしてるぜですわ」
早速、番長連や風紀委員へと連絡を取ってディオゲネスクラブの介入に備えるアリスを他所に、ライザはカルペ・ディエムの消えた先をじっと見やって口を開く。
ライザ:「——いいでしょう。花が実を結ぶより早く、摘んでみせます」
破滅という実が結ばれるよりも、前に。
2人はディオゲネスクラブの介入に向けて動き始めた。新入生歓迎会に加え、ディオゲネスクラブの暗躍。忙しくなりそうな予感が君たちの思考を埋め尽くしていく。
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