クライマックス-4:Elektrisch Flügel
▼クライマックス戦闘:ラウンド3
┌行動キャラ「行動値:キャラクター名」
│
│13:立花 千代 累計ダメージ:20
│8:攻撃ドローン
│6:ライザ HP:11
│4:アリス HP:10
│
└————————————————
GM:セットアップ宣言はないだろうから……イニシアチブ13、千代の行動!
立花 千代(GM):ここで、決めなきゃ! マイナーは放棄。メジャーで《コンセントレイト:オルクス》+《空間歪曲射撃》+《カスタマイズ》+《ハイマニューバ》。対象はアリスさん!
アリス:うぉ、こっちに来るのか!
立花 千代(GM):加えてここに《オーバーロード》を宣言。リニアキャノンを選択して、その攻撃力分ダメージが増すよ!
達成値は(コロコロ)32!
アリス:これは……一応ドッジだ!(コロコロ)地味に頑張ったけど……達成値は23。失敗!
立花 千代(GM):よしっ! ダメージは27点の装甲有効!
「ここに、私のありったけを、込めるっ!」 地面に散らばる部品をあるだけかき集め、偽翼の大部分を銃の構造のみに定めて再構築!
銃弾の嵐が、アリスの身を包み込む。すでに身体も心も限界に近い。だが、それは千代も同じ事だった。
アリス:戦闘不能だけど……ここは立ち上がるべきか否か……。
戦闘前に判明したEロイス数は説明したが、それは確かな数ではない。悩むPLの姿を見て、GMである私はひとつの提案をしてみることにした。
GM:ふむ、それならEロイスの数について軽く整理してみようか。
アリス:おぉ、ありがたいよ。
ライザ:いくつほどなんでしょう……?
GM:今までに宣言したEロイスの数は合計6個だ。ここで立ち上がると、アリスの残りロイスは2個になるね。
一応、GMとしてはまだEロイスを用意してある、とだけ言っておこうか。さて、どうする?
アリス:……なら、立つよ。友達が頑張ってるのに、番長が寝てどうする!
ライザ:格好いい!
アリス:亮さんのロイスをタイタス昇華で復活! 今は、恋よりも友情を燃やす時、ですわ!(HP:0→11)
立花 千代(GM):「はぁ……はぁ……これで、もう諦めて、こうさ、ん……」 息も絶え絶えに前を見据えると、そこには偽りの地面を踏みしめて額から血を垂らすアリスの姿があった。
アリス:「っ……ぁ……だらっしゃあああぁぁぁあああ!!! ですわ!!!」
明らかに無理をしている。身体も心も限界の筈だ。それなのに彼女は諦めずに立ち続ける。そんなアリスの姿に、千代は動揺を隠しきれない。
立花 千代(GM):「ど、どうして。なんでそこまでして……もう、そんなにボロボロなのに」
アリス:「なんで、ねぇ。目の前でダチがそんなに苦しんでるのによぉ、寝てたらダチ失格だろうが! ですわ!!!」
戸惑いに染まる目を射抜くように、アリスはキッと千代を見据えて宣言する。
立花 千代(GM):「——っ」 その声量に、その心の強さに一瞬身体が強張った。
ダチが諦めないのなら、苦しんでいるのなら絶対に倒れない。番長としてのアリスその姿勢は、資格すらない筈なのに夢を諦められない自分のようで……。
GM:……さて、それでは次。行動値8、正直ここまで生き残るとは思わなかったよ。攻撃ドローン君の行動だ!
攻撃ドローン(GM):扱いが段々と酷くなってますねぇ!? ええい、千代の姉貴が見逃しても、攻撃動作に入ったライザを見逃す俺じゃねぇぜ!
アサルトライフルでライザを攻撃。達成値は18だぜっ!(ドヤァ)
ライザ:こちらですか……っ!
アリス:このポンコツぅ!
ライザ:致し方ありません。こちらはガードを選択します。
GM:よろしい。ではダメージロールだ。
攻撃ドローン(GM):ダメージは(コロコロ)ガード装甲有効の20ダメージだい!
ライザ:6点軽減しますが……14点のダメージ。戦闘不能になります。(HP:11→0)
……ごめんなさい。ここはアリスさんのロイスをタイタス昇華して立ち上がります。目の前で諦めずに立ち上がった友人の存在を、仮面を付けて尚泣く友達を助ける力に変える!
「(あと13秒。今、動くわけにはいかない……!)」 左手に魔眼を作りながら、ここはぐっと堪えます。
攻撃ドローン(GM):俺、仕事した。ゴールしても、いいよね?()
アリス:頑張ったね(なでなで)
攻撃ドローン(GM):わぁい(*´ω`*)
アリス:可愛いかよ。
GM:さて、それではお待たせした。行動値6でライザの行動!
ライザ:はいっ、まずはコンボ【諜報活動】:[《陽炎の衣》]を宣言。隠密化します。(侵蝕:144→147)
そしてコンボ【暗殺:技】:[《コンセントレイト:ノイマン》+《一閃》+《コンバットシステム:白兵》]に追加で《エクスマキナ》も宣言。パイルバンカーの効果も使用して、いきます!
アリス:ど、どうなる……?
ライザ:(コロコロ)……達成値、88ですっ!!
アリス:うおおお!
GM:ファッ!? ええい、まだだ!
立花 千代(GM):ここでオートアクション《束縛の領域》+《リフレックス:オルクス》を宣言! 私が勝てば、その判定は失敗に終わります。
——これで、勝負です!
ライザ:……えぇ、勝負です!
立花 千代(GM):達成値は(コロコロ)……8。そんな、届かなかった……。
GM:《妖精の手》などの達成値増加手段もない。命中だ。さぁ、ダメージロールをどうぞ!
ライザ:(コロコロ)74点、装甲有効です!(侵蝕:147→153)
GM:それは……どうしようもないな。耐えられない。千代はこれで戦闘不能。復活手段も、ない!
時間を掛けて練り上げた巨大な魔眼を、千代に向けるライザ。レネゲイド知識に乏しい千代には強力な攻撃の予兆に映るだろうか。
ライザ:「全力で相殺してください。でないと——(5秒前)」「死にますよ?」
まるでダメージを負ってないかのような無表情で、敢えて告げる。
立花 千代(GM):「そ、そんな大きな攻撃、発動前に——!」 既に形を保っていない偽翼から、強力な領域を展開! 空間を一部歪めることで魔眼の展開を抑制し、更なる攻撃態勢に移る。
だが、最後まで彼女は気付けなかった。それこそが、"私"の仕掛けていた最大の
ライザ:「これで、チェックメイト」 高速で接近するのと同時に、"魔眼を解除"。驚愕の表情に染まった千代に生え揃った偽翼——その"手"を取る。
そして、計算され尽くしたタイミングで互いの手に挟まれるように降ってくるのは……戦闘前に空へ放った、能力制限のバッジです。
立花 千代(GM):「な、何を。今更、翼を握られた、って——!!?!?」 その身体に蓄積されたレネゲイドが急速に霧散してゆく。
ライザ:そして、それと共に"私"の《
「これで……やっと
ライザ:ここで残っていた枠に
そして同時に「立花 千代」のロイスをSロイスに指定します。
GM:……OK、勿論承認しよう。アリス、君はSロイスはどうする?
アリス:……悩むけど、今回はSロイスはなしで行こうと思う。ライザさんも千代さんも、等しく大切な絆だからな。どっちがより大切かなんて……決めらんねぇぜ。ですわ。
GM:分かった。それじゃあ描写の続きをしていこう。
立花 千代(GM):「……ぁ」
小さなヒビが全体へ広がってゆき、遂に砕ける仮面。その中から
ライザ:「ごめんなさい、痛かったよね。でもここから——始まるから」
立花 千代(GM):「——……」 こくっ
限界を超えていた両者は、互いにもたれ掛かる形でその場に崩れ落ちる。千代には既に意識はなかった。しかしライザはその刹那、確かに感じたものがある。
自らの身体へ回された、不可視で些細な圧力。君を支えようと抱きしめた。
——そんな、暖かな"腕"の感触を。
GM:……戦闘終了条件を達成しました。おめでとう、君たちの勝利だ!
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