転生魔少女破戒録

そこは、魔法がまだ、微々たる力しか持たない世界。
東の王国、西の帝国、南のエルフ国、北のドワーフ国、そして――――
人族の希望、魔法省。
その5つの勢力が、水面下での権力争いを続ける―――混迷の世界。

その世界に住む、平民の娘、リュミエーナ・コルグス。
意に沿わぬ魔法省の場において、彼女は身分の差による悪意を、一身に受ける。
その悔しさの中で、彼女が力を求めた時、その身体には転生者の魂が――宿った。
果たして彼女は、混迷の勢力図を書き換える存在となるのか？
それとも――――破戒の限りを尽くすのか―――