第40話 ばくばくお泊まり
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すべての準備を整えてから家をでた。
『見たいやつあった?』
『あったよー。最後の一本だった』
『よかったね』と僕はつづけて送った。『僕も食材、買ってきたので』
『ありがと』と満水さんが笑顔の顔文字をつけて送ってきた。『あと三駅です』
「え、やば」と僕は指を慌てて動かした。『間に合わないかもだから走るね』
スマホをズボンのポケットに入れ、走って最寄り駅へ向かう。マウンテンパーカーからシャカシャカと擦れる音がして、短いしろい息が口から何度もあふれた。そこそこ動いても汗がでないくらいの気温で、僕は上空に流れる雲を追いかけるようにしながら軽快な足取りで進んでいく。
きょう、満水さんが家に泊まりにくる。
両親がいるあいだ、なにか準備をしていたら勘づかれてしまいそうだったので、僕は午前中に両親が家を出発したあとに大慌てで支度をした。部屋の掃除に、ふたりで決めた夕飯に必要な食材と飲み物の買いだし、あとは――いろいろ。
満水さんには、家に着いてから見るDVDを用意してもらっている。建前上、きょうは弓峰さんと遊んでいる体になっていて、急遽お泊まりになったという設定らしい。そういうことなので、僕は午前中に弓峰さんへあらためてお礼のラインを送ったら『マユのこと、大事にしてよ』と返ってきた。僕は『もちろん』と返したけれど、既読はついても返事はこなかった。
最寄り駅が近づいてくると、息が軽く上がってきて、脈がはやくなってくる。緊張の入り交じった鼓動を聞きながら、僕は改札の前に到着すると、しばらくして人混みのなかに満水さんらしき姿を見つけた。あちらも気づいたようで、改札を抜けてから小走りで駆け寄ってくる。
「いたー」
「間に合いました」
満水さんがほほえみながら手をだしてきたので、僕はそっと手をつないだ。お馴染みのダッフルコートにいつものマフラーを巻いて、インナーはブラウンの太い編み目のニットの下に、チェックシャツの裾がちょろっとでている。下は太すぎず細すぎない濃紺の太めのデニムをロールアップさせて、ハイカットの赤いコンバースをはいていた。服装はいつも通りだったけれど、リュックが普段よりも膨らんでいる。髪もなんだか艶々としていて、そばにいるとなんのにおいかわからないけれど、とてもいい香りがした。
「きょう、なにかつけてる?」
「うん、ほんのちょっと」と満水さんが云った。「ほら」
歩きながら、満水さんが手首を差しだしてきたので、鼻を近づけると、香水らしきほんのりと甘い香りが鼻孔を刺激した。
「お年玉で、ミニボトル買ったの」と満水さんが袖を引っ張った。「どう? あんまり好きじゃない?」
「もう一回いい?」
満水さんがふたたび手首を近づけてくる。僕はにおいを嗅いでから数秒考えて「もう一回いい?」と訊ねたら「ねーふざけてるでしょー」と満水さんが笑いながら云った。その笑顔につられて、僕もほほえみ返しながら「いいにおいだと思うよ」と答えて、彼女の手をゆっくりと引いた。
はじめは和やかに話せていたけれど、家が近づいてくるたびに、会話が途切れ途切れになっていった。
明日まで、家でふたりっきり。その状況を考えるだけで、どうしてもそういう方向に頭が働いてしまう。僕はなるべく考えないように意識の奥底へ押しこもうとしたけれど、完全に消し去る事ができず、あらぬ妄想がどんどん加速してしまった。
『マユのこと、大事にしなよ』
膨らむ妄想の風船に針を刺すように、弓峰さんの言葉が、僕を現実へ引き戻してくれる。となりを歩いていた満水さんをちらりと見たら、緊張しているような、かたい面持ちで。つないでいる手も力なく、そしてかすかに震えていた。僕の緊張が、伝わってしまったのかもしれない。
僕は手の甲で鼻の下を拭いた。「なんか、緊張するね」
「ね」と満水さんがぎこちなく笑った。
もう、緊張してしまうのはしょうがないし、考えてしまうのもどうしようもないと思う自分がいて。正直に気持ちを吐露したら、すこしだけ胸が軽くなった。指を絡め合ってつなぎなおすと、手汗で湿った手のひらに、ひゅっと冬の冷気が入りこんでくる。はやる気持ちをぐっと堪え、別にきょうじゃなくてもいいか、くらいの軽い気持ちに切り替えると、浮ついていた足裏がすこしだけ沈んで、靴底で地面をしっかり踏みしめられるようになった。
ほどよい緊張感に包まれながらマンションへ到着して玄関のドアを開ける。先に入った満水さんが用意していたスリッパに足を通し、いっしょにリビングへ行くと、暖房のあたたかさに癒されてほっと息が漏れた。
「エアコン切ってなかったの?」と満水さんがカバンを椅子に下ろした。
「うん。逆にお金かかるらしいから」と僕は云った。「ラクになれるもの、一応用意しておいたけど使う? フリースとジャージあるけど」
満水さんがコートを脱ぎながら云った。「んーどうしよ。上はいいかな。下だけ借りてもいい?」
僕はソファにおいていたサイドラインの入った黒いジャージを満水さんに渡したら「ありがと」と云って、すたすたとリビングをあとにした。満水さんが着替えているあいだ、僕は着なかったフリースに着替えなおし、テレビをつけて、買ってきたお菓子の封を開けたり、グラスの準備をしていると、きぃぃとドアの開く音がする。
僕は思わず噴きだした。「ちょ、と、それ反則でしょ……」
「えー? なに?」
満水さんはジャージを胸のあたりまで引き上げ、セーターをしっかりとインさせていた。お腹まわりが膨らんでいて、そのアンバランスさと、普段そういうことをしてこないので、じわじわとおかしさがこみ上げてくる。
「ジャージってラクー」満水さんがこちらへ歩いてきた。「あとで恵大の部屋に荷物移動するから、ズボンおきっぱなしでいいよね?」
「待って待って。話す前に戻してそれ。見ると笑っちゃう」
満水さんが満足げな笑みを浮かべてから「しょうがないなー」と云ってジャージのヒモをほどいた。僕はその姿をうっとりと眺めながら思う。たぶん、ぎこちない雰囲気を変えようとしてくれたのだろう。彼女のやさしさを感じて、お腹の奥がふわっと軽くなり、つい溜息が漏れてしまう。
「はぁー……もうさぁ、そういうことしてくれる真癒子ほんと好き」
満水さんが下を向きながら小さな声で云った。「……いきなり、そういうこと云うのやめて」
家だからだれにも聞かれないのに、と思いながら僕は準備を進めていく。お菓子の入った器とグラスを手伝ってもらいながらテーブルに並べ終えると、満水さんが青い小さな袋を持ってきてソファに腰を下ろした。
「はいこれ」と満水さんが袋からDVDをだした。
「なにこのタイトル。見たことない」
「なに見ようかなーって調べてて、面白そうだったから借りてきた」
僕は立ち上がり、テレビの前に移動してDVDをセットする。ソファに坐りなおしてリモコンを操作していると、満水さんが空いていた腕をすりすりと触ってきた。
「このフリース気持ちいい」
「着る?」
「んーん、いい。着るより触ってたい」
本編がはじまると、満水さんが腕を絡ませて頭を傾けてくる。僕もそちらへ身を寄せると、外にいたときより、彼女のにおいがさらに強くなった気がした。さらさらの髪から漂うシャンプーと、香水のあまいにおい、そのほかにもいろいろなものが混ざった、なんとも云えない『女子』の香りが、息を吸うたびに感じて、ぎゅっと胸が締めつけられる。
くっついているところが熱い。体温が上がっているような気がして、僕は「暖房下げていい?」と訊ねたら「ぃひよぉー……」と満水さんがあくびをしながら答えた。リモコンで設定温度を下げていると、まったりとした声で満水さんが「ねえ」と呼びかけてくる。
「んー?」
「ねえ」
「なに?」
ゆっくり振り返ったら、満水さんの顔が間近にあって。鼻と鼻がほんのちょっと擦れると、さらに顔が近づいてきて、唇に柔らかいものが当たる。あまりに突然のことだったので、僕は目を閉じれず、行き場を見失った目線が、マスカラの乗ったまつげになぜか注目してしまった。
目線を下に向けながら、満水さんがそっと顔を離した。頭がフリーズする。なんでキスをしてきたのか、まったくわからない。そういうタイミング? というか空気? ではまったくなかったはずだけど? などなどと思考が回復していくにつれて数々の疑問が浮かんできた。でもキスをしてきた理由を訊くことなんてできるはずもなく、僕は無言でついつい満水さんを見つめてしまう。
「んー。なに」
満水さんがぎゅっと腕を抱きしめてきて、おでこを肩に当ててきた。高鳴りつづけている胸の鼓動で全身が震える。堪えきれずに、僕はもう片方の手で髪を梳きながら「キスしていい?」と訊ねると、満水さんがちょこっと顔を上げた。瞳がうっすらと潤み、熱があるんじゃないかと思うくらい、首と頬が赤くなっている。
その顔を見て、お腹がきゅぅと切なくなる。僕は頬に手を添えると、体温で手が溶けてしまいそうなほど熱くなっていた。
いままでで、いちばん長いキスをした。
短いキスでは、足りなかった。
身体の中心に、曖昧模糊としたなにかがある。愛してるとか、好きの一言では足りない、言葉を尽くして延々と語っても、きっと伝えきれないこの気持ち。それをキス以外で伝える方法を、僕はまだ知らない。
かちっと、コンロの火を止めて中身をよくかき混ぜる。とろとろになったしろいソースのなかに、野菜とお肉が浮き島のように漂っていた。そろそろいいかなと思いながら、オタマで具をいくつか拾って、竹串をぷすっと刺し、火が通っているかを確認する。
「もうよさそうじゃない?」
「うん。だいじょうぶだと思う」と満水さんが鍋をのぞきこみながら云った。「トーストするよ?」
「お願いします」
うしろのほうからトースターのダイヤルをまわす音がして、ジジジジ……と微細な音が聞こえてくる。今夜の夕食はシチューだった。どちらもシチューにはパン派で、せっかくだしバゲットで食べたいよねーとなり、カットしたものをトーストしてもらっている。
満水さんは焼き加減が気になるのか、トースターの前から動かなかった。僕は目線を鍋へ戻して、お皿を持ちながら「盛りつけやってていい?」と訊ねたら「いいよー。わたしのお肉多めがいいー」と彼女の声がする。
「にんじん入りまーす」
「ねーちょっとやだー。そっち恵大のね」
「じゃがいも入りまーす」
「ねー。あっ、ほんとに入れてるー」と満水さんがこちらへやってきた。「任せるのよくないよね。うん、自分の分は自分ですることにしよ。はいわたしの番」
僕はオタマを渡した。「というか、作りすぎたよねこれ」
「余ったら、明日の朝ご飯でもいいよ?」と満水さんがオタマで具をすくいながら云った。「バゲットも、全部食べきれないよね?」
「たぶんね」と僕は台に手をつきながら云った。「あっ。ちょっといいにおいしてきた。見てくる」
「うん。あっ、ねー、よさそうならそのまま持ってきて? 恵大の分もあっち持っていくから」
「わかった」
僕は戸棚からお皿をだし、トースターについたのぞき窓の向こうにある楕円形のバゲットを眺める。表面にうっすらと焼き目がついていて、僕はそーっと開いてみると、そこらじゅうに小麦の香りがぶわっと広がっていった。
指先でつまみながらバゲットをすべて回収し、ダイヤルを真上に戻すと、ジィィィと音がしたあとにチンッと鳴る。ダイニングテーブルへ移動すると、満水さんが立ちながらテレビを見ていた。テーブルには向かい合わせでお皿とスプーンが並んでいて、こしょうの瓶とお茶の入ったグラスがおかれている。僕は中央にバゲットの乗ったお皿をおき、見るからに野菜が多いほうの前に腰を下ろした。
「食べますか」
うながすと、満水さんも腰を下ろし、僕らは目を見合わせてから「いただきます」と告げた。スプーンで大ぶりのじゃがいもをすくい上げて口に入れると、思ったよりしっかりと火が通っていて、口のなかで暴れまわる。
「ごめん、じゃがいも、大きく切りすぎた。気をつけて食べて……」と僕はグラスに手を伸ばした。
「ほらー。適当に切るからー」
話の途中で、満水さんがバゲットをシチューに浸して口に運ぶと、かっと目を開いて「んーっ。んっ、んんん、んー」と口を手で押さえながら、もう片方の手でバゲットを指さしてくる。
「なになに。わかんないわかんない」と僕は笑いそうになるのを堪えながら云った。「美味しいの?」
こくこくと何度も首を縦に振る。外食してるときと比べて、リアクションが大きいのは家だからだろうか。でもまあ、買ってきたのはふつうに売ってるバゲットだし、満水さんなりに気を使って盛り上げてくれているのだろう。
僕はさほど期待せず、満水さんと同じ食べ方で口に入れると、満水さんをじっと見ながら「んっー。んー……」と小さくうなずきながら低く唸った。
「嘘くさい」
ばっと下を向き、笑いそうになるのをなんとか堪えた。ちょ、え、待って待って、ほんとに美味しいと思ってるのになんで? いやまあたしかに、普段からリアクションが大きいほうじゃないから、そう思われるのも仕方ないけどさ。
僕は飲みこんでから「いや、リアクションしたほうがいいのかなーって……」とぼそぼそと云い訳したら「かわい……」と満水さんが口を押さえながら悶えていた。
その後も話しながらご飯を食べ終えて、洗い物と片づけをいっしょに済ませると、僕らはソファでくつろぎながらスマホをいじったり、テレビをぼーっと眺めた。満水さんはご飯の支度をしている最中に、親へ連絡を済ませていたけれど、ラインがきていたみたいで少々めんどくさそうにしながら返事をしていた。きっと心配なんだろうな、と僕はその姿を見ながら、両親の愛情を感じて、胸がほっとあたたかくなった。
そして、あっという間に、十時が過ぎた。
こちらから切りださなければいけないと思ったので、僕は覚悟を決めて「お風呂、そろそろ入る?」とテレビを見ながら訊ねたら、音声にかき消されそうな小さな声で「うん」と満水さんが返事をする。
「湯船、溜めてくるね」
「わたしも、いろいろ、取ってくる」
ふたりして同時に立ち上がり、いっしょにリビングをあとにすると、満水さんはカバンがある僕の部屋へ、僕は浴室へ足を進めた。洗濯機や洗面台がある脱衣所と浴室の明かりを点けてから、モニターを操作すると、お湯が自動で溜まっていく。
バスタオルを用意して廊下にでると、自分の部屋のドアが半開きになっていた。ちらっとなかをのぞいてみると、満水さんが半透明の大きな袋を抱えながら部屋のほぼ中央で女の子坐りをしている。僕はそーっとドアを開けてなかへ入っていき、クローゼットを開いた。
「お風呂、先にいいよ」
「うん。ありがと」
「あと、十分くらい待って」
「うん」
「バスタオル、洗濯機の上。ドライヤーは、洗面台のところにあるから。寝間着、ある?」
「うん。持ってきた」
「そっか」
顔を合わさずに、僕は自分の下着と寝間着を持ってリビングへ戻った。ドアを閉じて、ふぅと一息ついてから、ゆっくりとソファに腰を下ろす。緊張しすぎて、胃がもたれているように重い。待っているあいだ、なんだか落ち着かなくて、テレビに映っているバラエティ番組がうるさく感じる。ころころとチャンネルを変えたみたけれど、心を穏やかにしてくれるものが見つからず、諦めて電源を落とし、ソファへ横になった。
しばらくすると、遠くからかすかに水音が聞こえてきて、否応なしに意識がそちらへ向いてしまう。腕で顔を覆い隠しながら、じっと耐えること数十分。リビングのドアが、開く音がした。
「恵大?」
「んー?」
「お風呂、いいよ」
「うん」
「部屋に、いるね」
「うん。暖房、つけていいから」
「わかった」
ぱたんと、ドアが閉じた。いままで聞いたことがないくらい、ばくばくと脈打つ心臓の音を聞きながら、僕はのっそりと起き上がる。いまの顔を、絶対に自分で見たくないし、満水さんですら見せたくなかった。
もう、ここには戻らないだろう。
リビングの明かりとエアコンを消してから、脱衣所で服を脱いで、湯船のお湯を浴びてから足を入れる。肩まで湯に浸かりながら天井を見上げ、ふぅーっと大きく息をついた。ほんのすこしだけ緊張がほどけて、ある程度あたたまってから、僕は頭と身体を入念に洗い、湯船の栓を引き抜いた。
バスタオルで身体を拭き、寝間着に袖を通す。ドライヤーで髪を乾かして、しっかりと歯を磨いた。口をゆすいだあとに自分の顔を鏡で見ると――笑えないくらい緊張している。僕は洗面台に手をおきながら下を向いて、深呼吸を繰り返した。
再度、鏡で自分の顔を確認する。変に自信がみなぎった感じでもなく、かといって不安そうな感じもしない。完全に緊張が抜けきっているわけでもなければ、がちがちに強ばった表情でもない。
よし、行こう。
寝間着の上にフリースを羽織り、脱衣所の明かりを消して、自分の部屋へ。ドアノブを下ろす手が震えてしまって、僕はしっかりとつかみながらドアを押した。
ベッドの縁に背中をあずけていた満水さんがこちらへ顔を向ける。白地に大きな赤い格子柄のプルオーバーシャツのようなワンピース。襟はスタンドカラーになっていて、第一ボタンをはずしていた。足を擦り合わせるように体育坐りをしていて、まくれた裾から、くるぶしとアキレス腱が見えている。
満水さんが裾を引っ張った。「は、やいね」
「そう、かな」
僕はドアを閉じ、満水さんのとなりに坐った。くっつきすぎず離れすぎない、腕一本分くらいの距離感を保ちながら、無言の時間が過ぎていくごとに、どくん、どくん、と心臓の音が大きくなっていった。
「あの、さ」
「ん?」
「布団、ひとつでいい、よね?」
横を向くと、満水さんが前髪で顔を隠すようにうつむいて、ちいさくこくんとうなずく。裾を握りしめていた手はすこし震えていて、生地に荒いしわができていた。僕はお尻を浮かせて近づくと、その手をそっと包むように手を添える。小刻みに震えていた手の力がわずかにゆるんで、僕は指を絡ませた。
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