用語解説: 随時編集


●設定集はこれで最後です


・継承戦争

大陸戦争とも呼ばれる。かつて世界を統一していた古代王国の正統なる後継者を名乗り、王国が世界征服を企てたことで勃発した大戦争。共和国、帝国、教国を巻き込み史上まれにみる犠牲を出し終結した。この戦争の余波を受け帝国が倒れ、ソビエト・エリスになった。


・大戦

世界大戦のことを指す。種族を超えた反共産主義を掲げた第三王国は、多くのブルジョワの賛同を得て大陸の半分を瞬く間に支配することに成功した。しかし、支配後、ヒューマン至上主義へと方針を転じて弾圧を強める。エリス電撃戦によりソ連と優位に戦うものの、様々な要因により敗れた。


・ソビエト社会主義共和国連邦

ソ連のこと。


・USSR

ソ連のこと。


・СССР(えすえすえすえる)

ソ連のこと。


・悪の帝国

ソ連のこと。でも、異世界はもっとひどかったため汚名返上。


・書記長

ソ連共産党のトップ。人事権を有することから権力の頂点に立つ。


・スメルシ

ギリシア語の「巨乳死すべし」の略語(大嘘)。本当は、スパイ死すべし。


・スタフカ(STAFKA)

大本営。指導部、参謀本部みたいなもの。


・KGB

言わずと知れた国家保安委員会の組織でありソ連の諜報活動を一手に担う。トップはベリヤ。設定だけの存在だったが、転移直後から一番の活躍をみせた組織であり、現地民のシンパを取り込み世界的に活動している。史実人民委員時代には存在しないはずだが、スターリンの趣味で創設された経緯がある。


・人民委員会議

ソビエト連邦人民委員会議(Совет народных комиссаров СССР)あるいは、略称でCовнарком СССР(ソヴナルコムСССР)と呼ぶこともある。ソ連の最高意思決定機関で、史実ソ連では大祖国戦争前後の一時期に存在した最高意思決定機関。


・大祖国戦争

祖国戦争(ナポレオン戦争)に続く第二次世界大戦(あるいは東部戦線)の名称。史実スターリン会心のネーミングである。


・共産主義

かつて資本主義とともに地球を二分した麻薬のような思想。この世の理想郷と謳われたが所詮理想は理想だった。社会主義から移行するとされる。


・社会主義

史実世界最初の社会主義国家であるソ連は崩壊したが、その血脈は北欧型の社会民主主義へと受け継がれている。ちなみに、日本はソ連共産党の書記長に「世界で最も成功した社会主義国家」と指摘されたこともある。


・共産主義なめんなファンタジー

元ネタは、元祖ツンデレ系ラノベ主人公のセリフ「地球なめんなファンタジー」である。イデオロギーなき世界への挑戦。


・国立スターリン図書館

モデルは、国立レーニン図書館(ロシア国立図書館)。世界最大級の図書館で蔵書は1千万冊を優に超える。史実大祖国戦争終了までの図書データを収蔵している。主人公の趣味で作ったのだが、異世界の技術・思想・文化など多方面に多大なる影響を与えた。


・EWC(エンドレス・ワールド・オブ・カオス)

サービス開始から100年以上続く化け物のような没入型VRMMOである。時間加速機能により、ゲーム内の時間は現実世界の4倍速で流れている。鉄男はベータサービスからの廃プレイヤーだった。「カオス」の名の通り、ファンタジーとSFが混ざった何でもありな世界観をしている。巨大ロボットに刀一つで挑む侍や、戦車を火だるまにする魔法使いなど楽しみ方は様々である。転移後、EWCのNPCが現地民を殺す、あるいはEWCのアイテムで殺すと、殺された魂が消滅してしまうことが判明。そのため、ソ連軍は大規模な軍事行動を起こせずにいる。EWCではアイテムは破壊されると消滅する。異世界でも同様であり、意図せず悪用を防ぐことができた。


・VRMMO

ヴァーチャルリアリティを利用したオンラインRPGのこと。主人公がプレイするEWCは没入型と呼ばれ、意識を完全に仮想空間へと移すことができる。過度のストレスやトラウマなどを防ぐため、一般のVRMMOでは五感に制限がなされている。さらに、過去のAI反乱事件および容量の問題から、プレイヤー従属NPCのAIの能力にも制約がある。EWCも例外ではなく、プレイヤーに与えられるNPCは決まった行動しかできない。時間加速が可能で、現実時間よりも長くプレイできるのが特徴だが、寿命の縛りから解放された人類においてはあまり意味をなしていない。


・創造神

名もなき神にして全能でもない神。世界を創ったものの荒廃した人心に胸を痛めている。現状打破のためにソ連を召喚した。かつて勇者を召喚している。


・命名法則

ゲームソ連はロシア人の名前をそのまま使用しているが、男性女性を区別していない。女性に男性名がついていて、ロシア人もびっくり。現地民は史実の偉人の名前を改変してある。


・勇者

一般的には1000年前に召喚された勇者を指す。滅亡の危機にあった世界を魔王から守った人類の希望。世界を統一し古代王国を築いた。その英知により文明をもたらしたとされる。現在使われている大陸共通語(ヌフォン語)や度量衡(メルトル法など)、暦(太陽暦、七曜など)に至るまで様々な知識は、勇者によるものである。中には ”基本的人権の尊重" や "健康的で文化的な最低限度の生活" といった先進的すぎるため忘れ去られた概念もあった。多すぎる偉業の数々を疑問視する声もあるが、存在したことは確実である。彼がヒューマンだったことで、後のヒューマン至上主義を招いた。


・魔王

1000年前世界を滅ぼそうとした邪悪な存在。その来歴は謎に包まれている。実は外敵によって世界を団結させようとした創造神による策略だった。ところが、本当に世界を滅ぼしそうになったため、慌てて勇者を召喚、討伐させた。完全なるマッチポンプ。彼に一部のデモニックが従ったため、デモニックの迫害につながった。創造神の黒歴史。


・ヌフォン語

大陸共通語。勇者が広めた言語で、カタカナ、ひらがな、漢字の三種類から成り立つ複雑な言語。習得に時間がかかるものの、勇者の言葉というステータスから普及した。現実の問題として、言語を統一するために一番 "角が立たない" からという理由もあった。


・この世界の宗教

創造神:いたか不明と言われているが、主人公を召喚した元凶。

四大神:この世界でポピュラーな宗教

 ミトラ:ヒューマンが信仰している火を司る神:戦いの象徴。

 アストラ:ビーストが信仰している水を司る神:牧畜と農業の象徴。

 テルミラ:ドワーフが信仰している土を司る神。鍛冶の象徴。

 ペトラ:エルフが信仰している風を司る神。狩りの象徴。

 ベルギラ:デモニックが信仰している闇を司る神。邪神扱いされている。


・創造神との取引

創造神は世界への干渉を抑えるようスターリンに頼み込んだ。EWCの住人が現地民を殺すと、魂ごと消滅させてしまう。また、EWCのアイテムを使い現地民を殺すと誰が使っても、やはり魂ごと消滅させてしまう。消滅した魂は転生できない。魂の減少は、世界のバランスを崩壊させてしまい非常に危険である。ゆえに、ソ連軍は異世界相手に全力を出せないというジレンマがある。スターリンは現地軍の育成を選び衛星国家の建国と富国強兵に励んだ。


・縦深理論

ソ連究極のドクトリン。

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