ウェットとドライ

 ダイビング用のスーツではありません。絶頂を迎える時のお話です。

 なぜ、こんなものを入れたかというと、SMをやっていると絶対に付いて回る話なので……。

 

 この先は、あくまでも男の話を書きます。

 まずウェットですが、これはいわずと知れた、あなたの44マグナムから白濁液を発射した瞬間に、最も快楽を感じるパターンです。大抵はこれのはず、至って健全です。

 対するドライは、脳内で核燃料が臨界を迎えたがごとく、何回でもバカスカイキまくっている状態です。本当に気が狂いそうになりますが、基本的に発射しません。


 ここで大事な事は、それぞれ互換性がない事。つまり、ドライの人がウエットには転向出来ないですし、その逆もダメです。

 ちなみに、私は完全にドライです。火が付くと大変な事になります。なにせ、終わりがない、ネバーエンディングストーリーになってしまうので。

 女性の場合も師匠から聞いてはいるのですが、イマイチ理解出来ていません。

 ただ「ある」とだけ聞いています。


 これを踏まえてSMごっこに持っていくと、最終的に目指すものが変わってきます。ウェットの場合はマグナムの引き金を引けば終わりです。逆にいうと、そっちに向けて組み立てないといけません。

 ドライの場合は臨界さえさせてしまえばいいので、楽と言えば楽ですが分かりにくいので難しいかもしれません。


 SMも立派な性行為なのです。ビックリ人間大賞でも我慢大会でもないのです。S○Xと同じなのです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る