悩めるS様の相談事
さて、SMと言っても様々な嗜好がありますが、恐らくマイノリティである中のマイノリティーの一つは「鞭専科」でしょうか。基本的に、私もここに入ります。
なぜ他のジャンルばかり書いているかというと……「鞭」と聞いてどう思われますか? 恐らく「痛い」「怖い」「できれば他の物で……」でしょう。はい、これで話しが終わってしまうのです。だから書かなかったのです。
なのに、なぜいきなり口を開いたかというと、鞭専科のサディスト様の愚痴を聞いていたからなのです。そりゃ書きたくなりますって(笑)
鞭の天敵は「先入観」です。先ほど出した通り、打たれてもいないうちから拒絶反応を出してしまっては、自分はもちろん相手も乗れません。真っ当なサディストなら、触らなくても相手のコンディションは分かります、その変化を楽しむわけですから、当然のことです。そんな状態で鞭を振っても、つまらないだけで何も得られません。
そして、最大の天敵は「そもそも関心がない」です。笑ってしまいますが、SMをやるとして、マストなプレイとして鞭を降りたかったり受けたかったりする方は少数派ではないかと思います。
こんな状況下で、受け側である私に隠しもせず愚痴りながらも、なおかつ鞭にこだわるサディスト様を尊敬します。そのサディスト様も私も昔はその手のイベントに行ったものですが、行く異口同音に同じ事を言いました「つまらないから行かなくなった」。まさに、その一言に尽きます。
巷では、鞭といえば巻き鞭ですが、それなら鎖だろうと有刺鉄線だろうと、なんだっていいのです、相手のダメージを考えなければですが。
鞭とは手の一部です。ミリ単位までコントロールできるよう、たゆまぬ努力をされています(たまに、なにもしなくても出来ちゃう天才もいますが)。私が知る中では五本の指で収まってしまうほど少数ですが、関西方面と北陸方面と関東方面にそれぞれ在住です、これ以上は、ガイドラインにかかりそうなので言えませんけどね。
運良く出会うことができたら、ラッキーかも知れません。鞭の怖いところは、一度嫌いになってしまうと、もう戻せない事。
お前受け側だろ!! ですが、たまに打たさせて頂く事もあります。凄まじく緊張する事は言うまでもありません。精度はまだセンチ単位。ヌルいですね。
というわけで、少しだけマニアックなお話でした。
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