■嵐谷イサミの十戒 おまけ

嵐谷イサミの十戒 おまけ


【最初に】


 ぶっちゃけ、偉そうに自分の作品を解説してみるコーナーです。

 

 書いてて楽しくなったので結構長いですし、浅間の読みにくい文章のせいで伝わらなかった情報を補完するため、ある程度踏み込んだことも書きますよ。


 役割としては文庫本における「解説」にあたるのでしょうか。この作品の読み方や、捉え方のヒントみたいなものになれば「あー、あれってそういうことかぁ」みたいになるかも知れません。


 ただ、事実を確定させるような記述はほとんどないようにしていますが、それでも解釈の方向性を狭める可能性はあります。


 本作は一人称の小説であり、「僕」の知らない「情報」だったり確定していない「推測」が沢山あります。それが大人になって少し見えた部分もありますが、基本的には漠然としているじゃないですか。それはイサミが自分語りをしなかったりということもあって、そういうぼかした感じっていうのは全部浅間の意図なのですけれど……でも「分かりにくいだけで終わるのも嫌!」という本末転倒な理由でこの「おまけ」は生まれました。


 つまり、読み飛ばすのもオーケーということ。

 それらを覚悟して下さいネ!


 






【おまけ1 プロフィール】


登場人物のプロフィールをまとめてみましたよー。



【嵐谷イサミ】


■年齢      

 17(その一時点)→25(その十一時点)


■誕生日     

 詳細不明。

 ただ月は作中で推測可能。


 もしも分かった時、どんな気持ちになるんでしょうね。彼女をどう理解しているのかにもよるのですが……個人的にちょっと涙腺にくるものもある。書き手だからでしょうかね?


■血液型     

 AB型


 そのまんまですね笑

 なんかベタベタですよねー


■経歴

 中高一貫の私立を卒業→放浪者に笑


■家族構成

 本人のみ


「その十一 前編」にてイサミが旅立ったあと、いつ行っても家が真っ暗な光景を目の当たりにした主人公くん。イサミがいないんだから当たり前だって? そーですかぁ??


 ……で、彼が知ってる情報を用いて家族構成を表現すればこうなるのでしょうか。実際はどういうことなのか……これ以上を書くのは野暮かと思いますので、ここまでだネ!


■髪の色     

 白銀


 正直、昨今のアニメで感覚は麻痺してますから違和感ないかもですけれど、とんでもない色ですよね。ここは案外と創作補正じゃなくて、校則とか無視して自分の意思を貫いているのかも。


 あの三人に対して「派手な髪の色」みたいな表現あったはずですから、「嵐谷イサミの十戒」はアニメのような髪色が許容される世界ではないのでしょう。


 ……うーん、イサミがいくら優秀でも教師に怒られると思うけどなぁ。


■目

 三白眼。


 これは本作最大のウリです(マジで)


 本当にどうして三白眼ってあんなに可愛いんでしょうね。

 完全に浅間の趣味です。


 ……そういえば身長といい、声もそうですけれどイサミって女性としてはコンプレックスになりやすそうなものが沢山ありますね。


■趣味/特技

 ないです(絞れないって意味でね)


■好きな色    

 結局どっちなんでしょうね笑

 なんかどこかで漠然と語ってましたよね。

 小説じゃないと無理ある表現で笑


■好きな音楽

 あまり深く考えて設定してないですけれど、バラードとかは聞かなそうですよね。

 ただ、音楽を聞き漁っていた時期なんかもあると思うので、結構幅は広いです。

「その七」以降はラブソングに自分を重ねてキュンとしていたら浅間的には嬉しいんだよ。


■好きな動物

 まぁ、どう考えてもカエルですよね。


 安易に犬とか猫にならないのがイサミらしいような……。猫好きじゃないのは同族嫌悪とかあったんじゃないでしょうか?笑


 時代はカエル好き女子です。


■好きな食べ物

 太りそうなものほど好きなんじゃないでしょうか。きっと、どれだけ食べても太らなくて、他の人間が聞いたら目が釣り上がっちゃいますよね。……あ、そもそもそんな話する同性の相手がイサミにはいないかっ!(旅先では友達作ってますよ。人と関わることにも慣れているので)


■好きな飲み物

 珈琲!

 ……あと、成人後はお酒全般。

 アルコールの強さに関しては……どっちがいいんでしょうね??


■好きなポケ●ン 

 twitterで公表しましたが図鑑ナンバー133(イサミ)です。ピッタリでしょ?


■好きな人

 書く必要ありますか?(なら項目作るな)




【僕/俺】


■名前

 君が決めてくれたまえ(ドヤァ)


 ……ちなみに本作はイサミ以外、名前が判明していないんですよね笑 


 イサミを描きたい、という理由で本作が始まったこととか、特別な人間としてイサミが浮くようにっていう思いもあってこんな風にしてます。


 結果として名前より父親とか、モヒカンみたいな特徴で呼称することになって分かりやすかったのでは……??


■年齢      

 14(その一時点)→22(その十一時点)

 彼が留年してたら、イサミの約束ってどうなってたんでしょう笑


■誕生日     

 詳細不明。ただ月は作中で推測可能。


 分かった時にはまた、色々と物語の見方が変わってくる……のか??

 ある部分まで本人の発言とかが十四歳に準拠したものになっているのがヒントかな。

 ……わざわざ読み終えたところなのに探す人なんていないと思うケド笑


■血液型     

 A型(そのまんまですね笑)


■経歴

 ほにゃらら中学卒業→イサミと同じ高校→すごーい大学→無職(放浪者にさえなり損ねた笑)


 イサミの通う私立の高校は中高一貫です。浅間のイメージ的に難関私立は中高一貫なイメージなので。だとしたら、彼はどうして高校から入学するのか?


 その理由は色々とあって、どれとは決めていなくて……そして、語るべきことでもないのでフワっとしか考えていないんです。辻褄が合わないと感じられたら無視して下さいね笑


 理由は、


・小学六年生では受験意識や学習レべルにバラつきがあるのでうまくいかなかった。

・受けたけれど難関校ゆえに落ちてしまったため、高校にて挑戦。

・エスカレーター式ゆえの中だるみを防ぐため、高校受験をさせた。


 ああいう私立の高校を受験する理由ってこんな感じだったりするそうなので、どれかなんだと思います笑


 実は、彼とイサミの高校が中高一貫というのはギリギリ……ほんとギリギリですけれど、作中で推理可能なレべルで情報は出しているので(二人の中学は同じじゃない風な発言とか、イサミは「高校」を受験したとは一言も言ってなかったり……などなど)、浅間としてもファンタジーな学校にはしたくなかったんです。


 ちなみにこういった学校の中学校受験ってほんと難しいらしいですね。これをイサミが突破していることが「天才」の表現にもなるので、残骸レべルですが表現を残している理由の一つでもあります。


■髪の色     

 中学(黒)→高校(茶。バレない程度で笑)→茶とか金(意外と髪色をいじっているという笑)


■目

 可愛い目をしています。きっと。


 よくある女装させたら可愛い中性的な子だったと思うのですが……「その十一」では男らしく、そういった部分は薄くなっているんでしょうねぇ。


 前髪が若干、目を覆っている感じで中学時代は想像していましたが……頭髪規制とか引っかかりそうですね。浅間の中学時代はそういうのありましたよ。


■趣味/特技


 趣味はゲーム(になった)


 イサミと遊ぶ機会を失わないために(飽きさせないために勝ちたくて)実は結構やってたのです笑


 ちなみにゲームという意味で彼は「強いモンスターを選んで最適解で戦うタイプ」で、イサミは「好きなモンスターを選んで奇想天外な発想で戦うタイプ」なので、正に「秀才」と「天才」ですね。なのに最初の方はイサミが負けてたのは……言う必要ないですよね。


 あと「その十一」からは煙草……趣味ではないけれど。

 背伸びしたい気持ちで手を伸ばしたのでしょうね。



 特技は努力。


 誰にだってできると思われがちな、これ。イサミと違って積み重ね、つまらないことでも楽しみを見出すことができるので色んなことを飽きにくいです。


 イサミのようにすぐ何でもできるわけじゃないですけれど、辛抱強いのが別ベクトルで彼の優れたところ。イサミと同じにはなれなかったって、ネガティブな意味じゃないんですね!


■家族構成

本人/父/母


 お母さんは語るほどもないくらい普通な人ということなのか、ロクなセリフはありませんでしたね。よくある「お父さんが叱ったら最後だから、考えて行動しなさいよ」みたいな感じがある家なので、お母さんがうるさくは言わないのもあるかな。仕事が遅い時間になっているのは時給の関係とかだったりするのか、それとも結婚する前の職種に関係しているのか……。日数が頻繁に入っているわけではないので、その分時間帯で稼いでいるのかもですね。


 お父さんは厳しい人ではないと思うのですけれど、子が思春期になったということでちょっとよく分からなくなってたんでしょうね。何だか気まずくなっちゃって書斎に引きこもることが息子の寂しさを加速させたことはそれなりにショックだったんじゃないでしょうか。


 巨乳好きとは、ホントにオヤジだなぁ……。

 息子はどうなんでしょうね。


■好きな音楽

 何だかんだいって「彼ら」の音楽って答えるんじゃないですかね。


 そんな彼ら。どう考えても「長髪」の髪型とか髪色って、アレなんですよねー。個性がないわけないんですよね。でも作中で全く触れないのは本作が一人称小説だから。当然ですよね笑


■好きな食べ物

 好き嫌いはない、良い子なのです。

 強いていえば……唐揚げかな??

 どうしてでしょうね。


■好きな飲み物

 ココア→珈琲

 浅間はすぐに作品でココアと珈琲を持ち出すよなぁ。


■好きなポケ●ン 

 図鑑ナンバー132です。

 イサミの隣にしてあげましょう。


■好きな人

 書く必要ありますか?(だーかーらー)








【おまけ2 嵐谷イサミの「十戒」】


 見やすいように十戒を並べたいと思います。

 

 この作品は浅間が元々考えていた「嵐谷イサミ」というキャラクターを「犬の十戒」みたいな項目で描く「壮大なキャラクター紹介」みたいな小説で思いっきり描こうと考えたのが始まりでした。ですので思いついてから30分ほどでこの十戒は完成し、これがそのまま本作のプロットなのです。(何だか強引な話ですねぇ笑)


 それで結局のところ、この十戒って何なのー??


 そういった疑問があるかも知れないので、こういう場ですし浅間の思っている解釈を書き殴ろうかと思ったのですけれど……やめときますね笑


 こういうのって「詩」っていうほど素敵なものじゃないですけれど、短い文章ゆえの想像の余地がかなりあると思うのです。短い文章って想像の制約をなる言葉がほんとに少なくて、浅間の思いもよらない角度からも解釈できてしまうわけじゃないですか。


 それって全部、否定できないくらい正解なので……なーんも言いません笑




1.変わらない気持ちを私に期待しないで下さい。私は非常に気まぐれで、欲望に忠実です。明日には別人のようにあなたへの興味を失っているかも知れません。


2.理解してもらえると期待しないで下さい。私は自由気ままでありたいので他人に興味を抱きません。ただし、あなたが向けてくる感情に興味を持つことはあります。


3.私は嘘をつきません。それは正直に生きたいと願っているからです。


4.私は縛られることを好みません。繋がりを私に求めないで下さい。


5.私は変化をこよなく愛します。なので同じ場所に留まったり、同じことを続けるのは好みません。


6.好きなもの以外は全て無意識に放り込んで見向きもしません。それは、そのようなものに時間を費やすことを嫌っているからです。


7.変化を愛する私も、人が変わっていくことには抵抗があります。私が昨日のようでいられなくなったり、あなたが今日のまま明日を迎えないことが何よりも怖いのです。


8.私は人生を余すことなく自分のためにしか使わないでしょう。心地良いことに傾いて欲望のまま、我がままに生きていきます。他人を勘定に入れることなんて期待しないで下さい。


9.満たされるため、欲しいものの全てを手に入れます。でもそれらを維持することはなくて、きっといつか手放してしまうでしょう。それが私なのです。


10.あなたと過ごしてきた日々で得たもの全てが、私にとっては宝物です。だから、宝箱にしまって鍵をかけ、変わらぬようにと願いながら……私はずっと守り続けるのでしょう。時を経ても、色褪せないように。



【最後に】


 おまけというには長かった……かな?

 せっかく、ということで色々と本文に盛り込めなかったこととかを放出してみました。


 個人的には「ナルシスト夫婦の適材適所」から一年半ほど(かな?)空いた長編でして、小説を書くことからも離れてたものですから……ドキドキしたんですぞぉ??


 お正月くらいだったでしょうか。ひょんなことから「犬の十戒」の存在を思い出し、過去に失敗した「嵐谷イサミ」を描けるかも知れない……と、ひたすらキーボードを叩いてた時はひらすらに懐かしかったなぁ。


 で、頑張ったよね……!


 ……はい!

 以上をもちまして嵐谷イサミの十戒は締めくくりとなります。

 お付き合いいただいた方も、そうではなくこのおまけだけ読んでいるか方にも感謝を!



 お疲れ~!!!!


 そして、


 ありがとうございましたっ!!!!!!!



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

嵐谷イサミの十戒 あさままさA @asamamasa

作家にギフトを贈る

カクヨムサポーターズパスポートに登録すると、作家にギフトを贈れるようになります。

ギフトを贈って最初のサポーターになりませんか?

ギフトを贈ると限定コンテンツを閲覧できます。作家の創作活動を支援しましょう。

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ