嵐谷イサミの十戒 その五 後編

 旅館に戻った僕とイサミさんは夕食前に一度入浴すべく、浴場へ向かうことに。


 もちろん帰ってきて浴場に直行するはずはありませんから、まずは部屋へと戻るのですが……その最中、ロビーにてこの旅館のパンフレットを何となく手に取った僕は、そこに記載されている事実に軽いショックを受けたのです。年相応の欲望に誘われたというか……お風呂へと向かうまでの僅かな時間を僕はそのことで頭を一杯にし、イサミさんに「ある提案」を申し入れるタイミングを伺っていました。


 流石に「これ」はマズいでしょうか。僕としても調子に乗りすぎているような……踏んで然るべき段階を飛ばし過ぎているような。……いえいえ! 思い出を作るためにきたのですから、これくらいは別にいいんじゃないでしょうか! 上手くいけば、きっと素敵な記憶として僕の中に刻まれるはず!


 大丈夫です、勝算はありますから!


 まぁ、そのような自己弁護であったり、勇気を振り絞る時間が欲しいだけで本当はタイミングを伺ってなどいないことは明らかなのですけれど。


 そんな訳でギリギリのタイミングまで引き寄せてしまった僕。なし崩し的な感じになってしまいましたが、浴場に向かおうとイサミさんが立ち上がった瞬間に呼応して口を開くことに。


「イサミさん!」

「何だよ! さっきから落ち着きなく部屋の中を歩き回ったり、こっちをじろじろ見たり。まるで何かアタシに言いづらいお願いがあるのか!」

「察しがいいですね」

「当たってるのかよ!」


 イサミさんは思わずずっこけてしまいそうなくらい前のめりな間合いで驚きを口にし、何だか漫才でもしているような気になってしまいます。


 ……まぁ、あれだけ露骨に歩き回っていれば悟られるというものですか。別に結局は話すことなのですから、見抜かれていようと構わないのですけれど。


 という訳で――。


「この旅館、貸し切り温泉ってものがあるみたいなんですよね」

「へぇ、すごいな」

「……借りてみませんか?」

「どうして?」


 僕の提案に対し、素朴な疑問であるように淡々と問いかけてくるイサミさん。


 ……そうですよね。これだけの説明ではピンとこない可能性は大いにあると思っていました。というか普通はそうでしょう。まだ核心に触れてませんし。


 さて、ここからが本題です。これ以上を語れば僕の下心が丸見えになってしまうのでいかがなものかと思い、何だか今さらになってためらう気持ちが沸き上がってきます。しかし、もう言い出したのですから勢いに任せてしまいましょう!


「何ていうか、その……男女一緒に入っても構わないそうなので」


 僕は羞恥心を必死に押し殺し、平静を装って口にしました。


 勝算というのは端的に言って、イサミさんの性格に賭けているのです。間接キスを特に恥じらわなかったり、平気で僕の肩で眠ってしまったり……そういう羞恥心の欠如を考えれば、混浴に抵抗は示さないのではないかという理由でして。……まぁ勿論、どうして一緒に入るのかと聞かれれば、もう何と返答すればいいのか分からなくなるのですけれど。


 僕は祈るような思いでイサミさんの返答を待つのですが、一向に口を開こうとはしない様子。顔の前で手を合わせ、思わず目をギュッと閉じていた僕。薄っすらと目を開いてイサミさんが無言のままでいる真意を確認してみることにします。


 ……あれ、もしかして怒らせた?

 こんな所に沸点が?


 などと思っていたのですが、そうではなく――まだお風呂に入っていないにも関わらずのぼせたように顔を真っ赤にしてまじまじと僕を見つめ、口をぱくぱくとさせているイサミさんがそこにはいたのでした。


「あ、あの……ど、どうしました?」

「い、いや。何でも……ない。た、ただ、そういうのは! か、貸し切りとかそういうのは、えーっと! そのだなぁ。きっと予約! そう! 予約がないと利用できないはず。うん、だから……な? 今回は残念だけど」


 裏返った声を交えつつ、イサミさんは覚束ない口調で語って最後を何だかぼかした風に結びました。そんな緊張と羞恥心が入り混じったようなイサミさんの語り口調、そして挙動に僕も何故か同調してしまい似た反応を見せてしまいます。


「あ、そっそうですよね! 予約……予約、いりますよねぇ!」


 イサミさんを怒らせたかも知れないという疑惑が杞憂に終わった落差もあってか、予約が本当に必要かどうかを確認する選択肢も取らずに納得してしまった僕。


 それから――煙を出しそうなくらい顔を真っ赤にしているイサミさんと無言のまま浴場へと向かい、男女の文字がそれぞれ書かれた暖簾の前で別れました。浴場に入ると体を洗ってから予め聞いていた通り、人肌の温度に設定された温泉へと浸かります。


 おお! なるほど、これは確かに素晴らしい!


 熱すぎないため抵抗なく入っていける湯の中に身を投じると、思わずゆっくり息を吐くその中に心地よさで声が混じってしまいます。昇っていく湯気が纏った温泉特有の匂いは独特ですが、それだけに特別なお湯に浸かっている感覚を助長します。そして、その心地よさを全身で感じると、まるで自分はお湯から首だけを出している存在だと錯覚しそうなほどに溶ける思いでリラックスしていくのです。


 ですが、落ち着いた心が無になるとそのままにしておいてくれればいいのに、空席だからとばかりに腰を降ろすのは先ほどの光景。


 ――端的に言って、イサミさんの変化についてです。

 羞恥心とか、異性を意識した反応だったような……?

 きっとあれは、変化だったのでしょう。


 ……まぁ、実際に四月頃のイサミさんに同じことをお願いしてどんな反応をされるかは分かりませんけれど。


 でも自分と関わることでイサミさんは確実に変わっている。それは明らかです。イサミさんの些細な発言一つにも変化は潜んでいるくらいで。それに何となく気付きながら、さっきはどこか「今までのイサミさんが取りそうな反応」を期待している自分がいたように思います。


 もしかしたら変わっていくものと、変わらないものの対比に混乱したのでしょうか?


 イサミさんだって、変わっていく。相手から影響を受け続ければ心の中に宿った新芽はすくすくと育ちます。そして気付かぬ内に双葉を開くほどに成長したのかも知れません。何だかそれはただ上を目指すだけの単調な存在ではなく、二つの選択肢に揺れているようで。二人の時間と自分の夢を天秤にかけているイサミさんの立場を模しているようで。


 でもそんな変化の中にあって僕の存在がどれだけ膨らんでも、イサミさんの夢は揺るがず変わらなかった。自分の欲求に忠実で、移り気かつ変化を求め続ける人だけれど――たった一つ。一途に貫いている思い。それは不変で、きっとどんなことがあったって揺るがないのでしょう。


 何だか、凄いなぁ――と思ってしまいます。


 そんな人に僕が与えた影響とは何だったのでしょうか?


 知らない内に水をやり、育てていたイサミさんの変化が成長を遂げてどんどんと表情や言葉に表れている。優しくなったり、決意を結んだりすることの栄養となった僕からの影響とは――何なのでしょう?


 知りたくなるのは育たない自分の花壇を見つめ、焦る気持ちがあるからでしょうか。


 早く大人になりたい。

 そんな思いを込めてはいるけれど――雨は降らない。


 雨が降らないと、新芽はいつまで経っても開かないまま。


        ○


 そんな風に――腑に落ちない思考が心の中を漂ったまま湯船から出て、旅館が用意してくれた浴衣を身に纏って部屋に戻りました。すると先に浴衣を身に纏ったイサミさんが部屋に戻っており、湯上り姿についつい見とれてしまう僕。肌をピンク色に染めて、どこか色っぽい印象を醸し出しているイサミさんを見ていると何だか、自分には勿体ないくらいに綺麗な人だなぁと素直に思ってしまいます。


 風呂から上がって少し経てば料理が運び込まれ、普段食べないような味覚に舌鼓を打ちつつ、どこにあっても変わらないイサミさんの美味しそうに食べる表情で心を温めました。そして、食事を終えてから数時間を他愛もない会話で過ごすと、明日は早めに起床してチェックアウトまでにもう一度温泉に浸かりたいというイサミさんの意向で眠ることに。


 宿の方が布団を並べて敷いてくれて、そんな光景にまたもや顔を紅潮させる僕とイサミさん。どちらからということもなく布団の中へと潜り込んで、ちょっとした緊張を胸に消灯して目を閉じました。


 そして静寂の中、眠気を完全に駆逐してしまうシチュエーションがもたらした緊張ですぐに目を閉じてすらいられなくなってしまった僕。暗闇に視線を預けてぼーっとしていると、イサミさんが「起きてる?」と聞くので「ええ」と答えます。


「アタシさ、生まれて初めて誰かに心の底から謝ろうと思ったんだ」

「とんでもないことを言い出しますね」

「仕方ないだろ。謝るような相手もいなかったんだから」


 なかなか触れ難い闇を背景に持つ理由をあっけらかんと語られ僕は返す言葉を迷って無言でいると、それが促す形となってイサミさんは続きを語り始めました。


「誰かの気持ちとか考えるくらいなら一人の方が楽だった。それに大抵、自力で何でもこなしてきたから、自由気ままに生きるには身軽が一番いいってそう思ってたし。でもお前と関わるようになって不器用ながら相手の気持ちとかを考えるようになったんだよ」

「何だか光栄なことですけれど……じゃあ、僕に何を謝るっていうんですか?」

「来年の三月でアタシが卒業して一緒にいられなくなったら、お前はどんな気持ちになるのかって考えれば……謝るべきなのかなって」

「イサミさんが悪意を持って僕から離れていくわけじゃないんですから、謝る必要なんてないんですよ」

「でもお前はきっと思ってるんじゃないのか? 本当はどこにもいかないで自分と一緒にいてくれればいいのにって。そんなお前の気持ちを置き去りにすることしか……アタシにはできないから」


 弱々しいイサミさんの言葉には明確な罪悪感が伴っていました。その言葉を受けて、僕はそんなことを考えさせてしまった自分に大きな責任があるような気がして。分け合うみたいに生まれた罪悪感で思わずイサミさんへ背を向けるように寝返りを打ちました。


「そんなことを言われれば……僕も謝らないといけないじゃないですか」

「お前も? そうなのか?」

「ええ。イサミさんの将来を僕は結構、軽く考えていたんです。それこそイサミさんが言うとおり引き留めたくもなったんです。それほどのものなのかなって。……でも今日、イサミさんが旅に出る気持ち、ちょっと分かったんです。ですから聞きますけど……それはゆずれないんですよね?」

「……うん、ゆずれない。ずっと広い世界に憧れてたし、アタシにはこの生き方が一番相応しいんだって確信も今はあるんだ」

「じゃあ、やっぱりイサミさんは謝らなくていいんですよ。そんな風に生きて欲しいって僕も心から思うんです。思えるように、なりました。……ですから謝られると困ってしまいます」

「そうなんだ。……ちょっと嬉しいな」


 イサミさんのどこか安堵したような気持ちの呟きを聞いて、僕はその胸中にあったと思われる罪悪感が解けたであろう手応えを得ることで同じ感情に至るのでした。


 きっと取捨選択する罪悪感がイサミさんの中にはあったのでしょう。それを考えるようになったのもやっぱり大きな変化で。でもその大きな変化の中にあって、変わらずに願望を貫く姿勢が今は心地よいのです。本当に凄いと思います。だから取捨選択させることに伴う僕の罪悪感も浄化されていくのでしょう。


「きっとイサミさんは楽しい日々が終わって欲しくないんですよね。日常が戻ってくることに寂しさを感じる夏の終わりだったり、祭りのあとみたいな感覚を僕は感じたんです。それはまるでつまらない日常から逃げてるみたいで」

「お前はそんな風に感じたんだ。日常から逃げてる、か……非日常を追いかけてるって思ってたアタシとは逆の考え方かも」

「でもそれが裏表や上下であるなら同じってことですよ。ですから、そんな思いを知れば僕はもうイサミさんを引き留められないなって思いました。僕にとっての非日常っていうのは告白したあの日から今日までみたいな日々のことですから。イサミさんの気持ちになれば、追いかけるのも仕方ないかなって」

「じゃあ、お前だって謝る必要はないじゃないか。理解してくれたなら、それは喜ぶべきことなんだから。そっか……そうなんだ。なら聞かせて欲しい。その日常が戻ってきたら、お前はどうするつもりなんだ?」


 どこか、ためらいがちに問いかけてきた言葉に僕は寝返りを打つようにイサミさんの方を向きます。すると視線が結ばれて、窓から差し込む月明かりに照らされて輝くイサミさんの瞳がゆらゆらと揺れていました。そんな白銀の輝きを湛えた瞳と視線を結んで、僕はずっと変わらない思いを語り始めます。


「イサミさんが来年の三月で僕の前からいなくなっても……ずーっと、あなたのことを想って僕は過ごすでしょう。欠けたものを埋めることもなく、でも忘れないままずっと。ですから、そんな僕の痛みを思い出したらたまには、帰ってきて下さいね。これからも、いつまでも……今だって、僕はあなたのことが好きなんですから」

「……ずっと変わらないのか?」

「変わりませんし、変わりたくもないですよ」

「凄いなぁ」

「そうですか?」


 僕の言葉にイサミさんは優しく「そうだよ」と言いました。


 いつだったかも僕の好意に対して「凄い」と口にしてくれたことを思い出します。正直、どういう意味を持っているかがあの時は分からなくて……今だって不鮮明なまま。でも、茫漠としたままの理由が言葉にはならないだけで、僕の心の中ではきちんと理解に至っている不思議な感覚。何かのきっかけがあれば明確に自覚できそうな前兆を感じるのです。


「……何だかそんな風に好きだって言ってもらう一方で申し訳ないよ」

「いいんですよ。僕が好きに言っているだけですから。とはいえ、イサミさんの方はその……恋心とかはまだよく分からないですか?」

「うん。よく分からないんだよ。ごめんな……。こういうの向いてないのかな、アタシ」

「自分に向いている人なんていませんよ。常に心は相手の方を向いているものです。それでいいんです」

「でも最近はちょっと進歩かなって思うんだよ。最初にアタシが好きになるのは誰よりもお前がいいなって……思うんだ」


 薄暗い中、読めない表情と共に語った言葉に僕は瞳が震えるような思いがして――急激な恥ずかしさに思わず、先ほどまでと同じようにイサミさんへと背を向けるように寝返りを打ってしまいます。そんな挙動にイサミさんは何も言わなくて。背中で受ける視線を感じれば、反響する鼓動はますます高鳴ってイサミさんの耳に届きそうだと感じる。でも、それを堪えてしまうには惜しいくらいに嬉しいのでした。


 そして、そこから少々の間を挟んで「不思議だなぁ」とイサミさんは口にして語ります。


「二人でこうして横になってるだけなのに……ちょっぴり緊張して眠れないや」


 イサミさんは恥じらいと戸惑いを重ねた口調でそのように小さく語り、瞬間――僕は背を向けたまま受けた言葉に目をギュッと閉じ、衝撃に揺さぶられるような感覚に耐えるのでした。思わず涙が目に浮びそうになるのを必死に堪えて、感情の放流を悟られまいと必死になる僕。何だか……報われたような気がしたのです。


        ○


 翌日、起床してから温泉に再びゆっくり浸かった後、チェックアウトした僕とイサミさん。旅館を出て、再び昼下がりまで温泉街を歩き回ることに。その道中はどちらからということもなく不意に触れたのをきっかけに手を繋いで歩きました。まるで溶け込んで中和されたような体温が心地よくて、それが幸福へと変わっていくのを感じつつ何だか非現実的な時間を過ごしたのです。


 そして――電車の時間との兼ね合いも丁度いい頃合いを見計らって帰ることに。名残惜しい気持ちがあったのか、その古風で味わい深い景色を目に焼き付けつつ駅の改札を通り抜けようとした時、イサミさんが「待った」と言って僕を引き留めるのです。


「そういえばあんまり写真、撮ってないんじゃないのか?」


 僕の首から下がっているカメラを指差してイサミさんは言いました。


「イサミさんがあまり撮らせてくれなかったんじゃないですか。さっきだってあれだけ温泉街を歩き回ってたんですから沢山、撮りたかったんですよ」

「ふーん。……なら遅くないし今、撮ろうか」


 そう言って不意に――イサミさんは僕の肩を自分の方へと抱き寄せ、その手で胸のあたりでぶら下がっていたカメラを首から外してこちらへと向けます。そして、何らかの表情を作ることもなく僕は、イサミさんが快活に笑むのを横目で見つめている瞬間をシャッターで切られてしまいました。


「な、何を唐突に撮ってるんですか!」

「きちんと思い出に残す大切さが、今のアタシには分かった気がしたからかな」

「でも僕は映る必要なかったでしょう」

「お前はまだ履き違えてるんだなぁ。この旅の主役はアタシ達なんだぞ? アタシがここにいた事実じゃなくて――二人がここにいた証を残さなきゃ」


 その言葉に何だか自分の視野の狭さを思い知らされたような気がして。


 そうです。イサミさんだって迷い、罪悪感までも感じていたのですから、これが僕だけのために計画された旅行だと言うのは思い上がりというものでしょう。イサミさんにとっても悔いを残さないための旅だったのです。


 ですから、僕は最後にそういった思い出を形にできた。

 その事実に旅の大きな目的の達成を感じます。


 三月を過ぎて一人になった僕を救うものなど、やっぱりこの場所では手に入りませんでした。それは分かっていたこと。でも、雲一つなく透き通った青い空のような気持ちでイサミさんを見送ることができると確信している今、僕にとって意義ある旅だったと強く思うのです。


 それに、また教えられてしまいましたからね。


 子供のままではいられない半端者が、井の外を知って大人になりたいと願うこと。手足が揃えば、どこにだっていけるから――僕も、そんな風になりたい。 


 そういえば随分と接写での撮影だったようで。ですから、その写真は僕とイサミさんが頬を寄せてくっつく姿が映っているのでしょう。フレームに収まりきれないほどのアップとなって。


 そんな写真を改めて見返せば何度だって思い返すのでしょう。

 僕らがいて、そして忘れられない思い出がここにあったことを。

 過去になった今がまだここにあるような気持ちになって鮮明に。


 きっと、思い出すのでしょう。






5.私は変化をこよなく愛します。なので同じ場所に留まったり、同じことを続けるのは好みません。

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