概要
一筆申し上げます。薫風のみぎり、いかがお過ごしでしょうか。
恋人からのプロポーズを受けたその夜、美鈴は忘れえぬかつての恋人に手紙をしたためる。届くはずのない手紙。だけどもしも手繰り寄せられるべき糸がそこにあるとしたら――。
横浜と鎌倉を結ぶしっとり大人の純愛。
※「小説家になろう」からの転載です。『水茎の跡 side:美鈴』を改題。加筆修正あり。
※『水茎の跡 side:美鈴』について。「小説家になろう」にて橋本ちかげ様との共作による二視点恋愛小説の女性視点。なお男性視点は橋本ちかげ様『水茎の跡 side:彰太』が同サイトにて掲載されております。
※「カクヨム」転載にあたり、設定等を共有している橋本ちかげ様にはご了承いただいております。また、本文中「鎌倉からの手紙」の3エピソード及び「五月三十一日 鎌倉」内の彰太のメールは、橋本ちかげ様の執筆による
横浜と鎌倉を結ぶしっとり大人の純愛。
※「小説家になろう」からの転載です。『水茎の跡 side:美鈴』を改題。加筆修正あり。
※『水茎の跡 side:美鈴』について。「小説家になろう」にて橋本ちかげ様との共作による二視点恋愛小説の女性視点。なお男性視点は橋本ちかげ様『水茎の跡 side:彰太』が同サイトにて掲載されております。
※「カクヨム」転載にあたり、設定等を共有している橋本ちかげ様にはご了承いただいております。また、本文中「鎌倉からの手紙」の3エピソード及び「五月三十一日 鎌倉」内の彰太のメールは、橋本ちかげ様の執筆による
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!手紙って、いいですね。
この作品を読んで、
改めて『手紙』の良さを感じました。
もちろん、そこに書かれている文字内容も大切ですが、手書きの手紙は、それ以上になにかを伝える力があると思うのです。
文字の癖とか。
お返事が来るまでの時間とか。
そして匂いとか。
それらから伝わってくるものを、自分の心で一旦咀嚼して感情を吹き込むからこそ、嬉しいとか悲しいとか、いろんな気持ちが豊かに躍るのです。
顔の見えないすれ違い、心の中で徐々に膨らむ妄想でさえ、手紙の良さなのでしょう。きっと。
作中の後半には、それと対比するようにメールのやり取りが出てきて、二人の距離は一気に近づきます。
とは言え、得られるもの以上に、失うも…続きを読む