6膳目。卵かけご飯(後編)
目の前の男性は、聞き間違いでも何でもなく、確かに美澄香さんが大好きな祖母の名前を零した。
「祖母……お婆ちゃんを知っているんですか?」
喉から絞り出したような美澄香さんの問い掛けに、男性はハッと我に返ったように表情を改めるも「ああそうか……」と悲しそうに微笑んだ。
「お孫さんなんだね」
その言葉には返事は出来ず、美澄香さんは小さく頷いた。
喉が渇いているのは、もう
「失礼をしたね。私は井ノ口、お美芳ちゃんによくお世話になったものでね、水神祭もあって久し振りに見に来たんだが……」
井ノ口と名乗った男性は、闇の中でもスマートフォンが道を照らす僅かな照り返しの光源の中でも正確に美澄香さんの悲しげな表情を読み取ったのか「なるほど……」と俯いて目元を擦った。
「亡くなったんだね」
「……はい、91歳の大往生でした」
しんみりと、そう言った美澄香さんの言葉を遮らぬようにか、草の影の中でりりりと鳴いていた虫達が一斉に求愛の合唱を止めた。
双方の、人を偲ぶ心を読み取ったのか、はたまた何か己の命に危機が迫り声を潜ませたのかは定かではないが、しんとした、まるで氷の中に閉じ込められたようなその静けさに耳が痛くなる程だった。
「不躾で申し訳ないが……」
井ノ口がそう声を発するのを合図としたかのように、りっ……。と草葉の陰から虫の声が漏れ聞こえた。
「お美芳ちゃんにお線香をあげたい、伝えられなかった事も多くある」
穏やかな、しかし胸に刺さるほどの悲しみの篭った声でそう願われては、優しい美澄香さんに断るという二文字は存在すら許されなかった。
「はい。お婆ちゃんもきっと喜びます」
ツンとし始めた鼻で息を吸い、美澄香さんは口元に精一杯の微笑みを浮かべた。
遺影も残っていない祖父に先立たれ、晩年はたった1人で静かにあの家で息を引き取った、大好きな祖母を知る数少ない人に出会えた喜びを少しでも表現しようと。
「有難う……お美芳ちゃんに似てとても優しいお孫さんだ」
井ノ口はそう言うと、今にも泣き出しそうな表情をくしゃくしゃにした笑みを浮かべていた。
いつの間にか、草葉の陰で息を潜めていたはずの虫達が、コロコロと鳴き出す。
『あ、そうだ』
井ノ口と歩き出して数歩、美澄香さんはスマートフォンの時計に視線を落とした。
同居人……というより同居神の事を今やっと思い出したのだ。
時間は午後10時、意外と早寝な彼らは既に布団の中であろう。
『静かに帰れば問題無いですよね……それに』
コロコロ。と虫の音は虫の音でも腹の方のが鳴り始めた美澄香さんは、へへへと照れ笑いを浮かべた。
美澄香さんの密かな楽しみ、お夜食の秘密が彼らにバレてしまったら大変だ。
『お客さんもいらっしゃるし、まあハスターさん達なら起きても察してくれるよね』
きっとそうに違いない。と、美澄香さんは1人何度も頷いて、後ろからゆったりと付いてくる井ノ口を振り返り振り返り、自宅の帰路についたのであった。
「ただいま〜……」
小さな声でゆっくりと、引き戸のカラカラ音は最低限に。
抜き足差し足忍び足、踏んだら軋む床の場所を、足運び軽やかにするりと抜けて、茶の間の隣にある仏間にようやくたどり着いた美澄香さんは、ほっと胸をなで下ろす。
「随分と慎重なんだね」
綺麗に整った眉尻を下げ、くっくっと笑う井ノ口に美澄香さんは「いやぁ」と恥ずかしそうに頬を掻いた。
「同居している人が早寝なので、できる限り静かにと」
人差し指を立て、シーっとはにかみながらそう言った美澄香さんは、仏間の電気を点けると、溶けきった燭台のロウソクを新しく取替えて、座布団に座り、恭しく手を合わせた。
「お婆ちゃん、今日は水神祭でお婆ちゃんのお友達に会ったよ。お線香、上げに来てくれたんだって、嬉しいね」
仏壇に飾られた遺影には、髪の毛を綺麗に真っ白にした、うぐいす色の着物をぴっしりと着こなし、丸眼鏡が良く似合う顔の小さなお婆さんがニコニコ笑顔で写っている。
絵本のお婆ちゃんこと霧町美芳子の、穏やかな表情を見た井ノ口は「お美芳ちゃん……」と呟き、畳に1粒涙を落としていた。
「井ノ口さん、どうぞ、お婆ちゃんにお線香を上げてあげて下さい」
片膝を付き、腰を僅かに浮かせながら美澄香さんが井ノ口にそう勧めれば、井ノ口は目元を拭い中腰になれば、そっと仏前から離れた美澄香さんの、その後にきっちりと背筋を伸ばして座り、ロウソクの火で線香を灯し、香炉に優しく立て、手を合わせた。
「お美芳ちゃん、君に出会い、別れてから、冬を何度巡った事だろう……」
井ノ口は、ぽつり、ぽつりと小さく震える声で写真越しの美芳子に語り掛けていた。
「久方振りの目覚めに、私が真っ先に思い出したのは君の事だったよ……、君の死に目を看取れずに、また君があの世へ旅立った事も知らずに、私は徒に歳を重ねただけだった」
一言一言を噛み締めるように語り、合わせる手は小刻みに震える。
井ノ口の背後で静かにその言葉を聞いていた美澄香さんも、その混じりっけの無い彼の思いに触れ、目尻に涙を浮かべていた。
「お美芳ちゃん、今日君にこうやって会えたのは君のお孫さんのお陰だったよ……君にとても似ている、この私が見間違うほどにね」
ここで、ふふふ。と井ノ口は笑い声を上げ口角に柔らかな弧を描き「それでね」と1つの区切りを挟むと、そこから堰を切ったように、今迄喋りたかった事をあれやこれやと、それでもゆったりとした口調で報告し始めていた。
美澄香さんは、楽しそうな井ノ口を邪魔しないようにと静かに、しかし少し痺れた左足をひょこひょこと微妙な表情で引き摺りながら仏間から離れる。
井ノ口は、話に夢中になっているのか、美澄香さんが出て行ったことには気付いてない。
「お美芳ちゃん、覚えているかい?初めて出会った時の事を……あの頃の私ははしたなくも腹を空かせて途方に暮れていた時、通りがかった君がおやつで悪いと言いながらゆで卵を恵んでくれたよね」
「あの時のゆで卵は本当に美味しかった……外の白身は弾力があるのに、中身の黄身はとろっと溢れて口の中に広がるんだ。お美芳ちゃんはそこに塩をひとつまみ入れてくれて、その味わいも塩でキリッと締まった卵本来の甘さが際立って……本当に、本当に美味しかった……」
「お美芳ちゃん。私はね……」
ふ……。と言葉が止まった。
井ノ口は切れ長の瞳の奥、黒い瞳を左右に泳がせ、肩を竦ませる。
細い指が頬を掻く、その口元には気恥ずかしそうな笑みを浮かべていた。
しばらく、仏前でモジモジと体を縮こめていた井ノ口だったが、線香と畳、そして樟脳の匂いが混ざった空気をたっぷりと肺に送り込み、そして大きく息を吐く。
時間をかけた深呼吸は、体の緊張を解きほぐしてくれる。
いつの間にか強ばっていた自分自身に苦笑を浮かべてから、美芳子にきっちりと向かい合うと、花が咲き綻ぶような微笑みを浮かべて、喉のすぐそこまで出かかっていた言葉を伝えた。
「君を本当に愛していたよ」
そして、白い肌をぽっぽっと赤く火照らせると、着流しの袖で顔を隠して「あああ」と悶えながら前屈みになり、その後しばらく仏間からは井ノ口の恋患ったうめき声が微かに漏れ聞こえた。
「お孫さん?」
気が済むまで悶え苦しみようやく美澄香さんが居ないことに気が付いた井ノ口は、仏間の扉をそっと開けて顔だけを廊下に出す。
長くもない廊下の左隣の茶の間に、蛍光灯の白い光が灯っている事に気が付いた彼は、静かに障子戸の前に立ち、指3本程度の隙間を開けてから、肩幅程度まで引き、そっと中を覗き込む。
「お孫……」
井ノ口は、息を飲んだ。
古めかしいちゃぶ台の上、おひつに入った真っ白いご飯と、籠の中に幾つも積み上げられた真っ白い卵の山。
そして、その側では真っ白い割烹着に身を包み、覗き込んだ井ノ口に気付いて「あ」と屈託の無い笑顔を見せて微笑みかける、恋し愛おしい人の面影を持った美澄香さんの姿。
「用意が出来たので、呼びに行こうかと思ってたんですよ」
その微笑みと、甘いご飯の香りに釣られるように、彼はほぼ無意識のうちに数歩進み、使い古されてぺたんこな座布団にスッと座っていた。
用件は済み、お礼を言ってからお暇しようと思っていたのに……。
「今晩はもう遅いですから、簡単なもので良ければ召し上がってください。仏間でよければお布団も敷きますし」
白地に緑と青の縦縞模様が描かれた大振りな茶碗に、ツヤツヤとしたご飯が盛られていく。
その湯気から立ちのぼる甘美な豊香は炊きたての象徴。
「わざわざ炊いてくれたんですか?」
渡された茶碗を受け取ると、ホカホカとした温みがじんわりと井ノ口の手のひらから指先までを温める。
盛られた米は1粒1粒がまるで彫像品のようにピンと張って瑞々しい、職人技が光る銀シャリのようだ。
しかし、美澄香さんは「いやぁ」と気恥ずかしそうに柔和な表情を浮かべ、しゃもじを持ったまま頬を掻いた。
「今朝のご飯なんですよそれ。炊きたてを小分けにして冷凍庫で保存してその後食べたい時にチンするといつでも炊きたてが楽しめるんです。今日は量が量なので蒸し器で一気に蒸しあげたんです。簡単なんですよ」
えへへ。と取り敢えず笑ってみる美澄香さんも、小花柄の茶碗に自分の分を盛り、ちゃぶ台にそっと置いた。
その顔は、すでに緩みきっている。
「それでは! 頂きます!」
パンッと軽快な音を立てて両の手のひらが打ち合わされる。
頂きます。と言われれば、食事の準備は完了していると理解できるのだが、しかし井ノ口はどう手を付けていいものか分からなかった。
なにせ、ご飯と卵、そして醤油ぐらいしか用意されていないのだ。
困惑する井ノ口をよそに、美澄香さんはご飯の天辺を箸でチョイチョイと押し退けて窪みを作る。
そしておもむろに卵を手に取ると、右手1本で器用に卵の殻を割り、殻の一欠片も入れずにご飯の窪みの中に納めてみせる。
そして、その上に醤油をひと回し、回しかける。
その光景に、井ノ口は絶句した。
ーーなんて美しいのだろう……!
白いピカピカのご飯の上に、ぷりりと丸くふくよかな卵が乗り、そこに醤油の黒いコントラストで彩られている。
今まで、このようなものを見たことがない井ノ口は、その究極と言えるその比率に感動した。
が、その究極の美しさ、頂点の卵に対して美澄香さんは無慈悲にも箸を突き立て、割り開いた。
「あ!」と声を上げそうになった井ノ口だが、流れ出る卵黄の涙は、ご飯の山を伝って流れ落ちる。
その見た目は穏やかな山の渓流のようであり、2回目の芸術的変化に井ノ口は息を詰まらせた。
しかしそれだけでは終わらない。
美澄香さんはご飯の山肌を乱雑に崩し、卵黄と卵白にざっくりざっくりと混ぜ合わせると、形の良い唇に茶碗の縁をあてがって……。
ーーズルッ。
と、一啜り。
美澄香さんの瞳には歓喜の色、数回咀嚼した小さな顎の下、白い喉が上下に動きそれを嚥下した。
無意識に、井ノ口も喉を鳴らす。
「はぁ〜〜〜っ……」
そして、恍惚の溜め息。
口端に卵黄を纏った黄色い米粒が付いている事など、全く気付いていない様子である。
「なんて贅沢……」
悦に浸った声で小さくそう呟いた後、まるで堰を切ったようにズルズルとそれを口の中にかき込んでいく。
井ノ口は、とても美味そうに食べる美澄香さんを見て、彼もまた、彼女と同じようにご飯の上に窪みを作り、片手は流石に厳しいのか、両手で丁寧に卵を窪みの上に割り入れた。
たっぷりと栄養を含んだ卵は、ご飯の上でぷりんぷりんと体を揺らしてその張りを思う存分見せ付ける。
それだけを啜りたくなる気持ちをグッと堪えて、醤油をひと回し。
箸を使い、惜しみつつ黄身を潰し、米と白身とをざっくりと混ぜ、茶碗の縁に唇を付け、こちらも。
ーーズルッ。
「……」
井ノ口は、動きを止めた。
ちゅるりとほの温かい白身が先に、そして卵黄と醤油を含んだ少し固めのご飯が遅れて流れ込む。
卵の滋養がたっぷりのふくよかでまろやかな味に、醤油の冴えた味がご飯とうまく調和して……。
「なんて……なんて美味しいんだ……!」
美味しい。美味しい!
人の語彙とは真に美味しいものを前にしては何も言えなくなるものだ。
井ノ口は今日迄、卵を一番美味しく食べる方法はゆで卵だと信じて疑っていなかった。
『しかし……一体これはどういう事だろう!』
箸が止まらない、固めに炊いたご飯が卵を纏うと、ズルズルするすると喉奥に流れるように消えていく。
みっともないと分かっておれども、箸に付いた米粒一つとして無駄には出来ず、口に入れて舐り取る。
「お孫さん! お代わり!」
間髪入れずに2杯目を願い出れば、美澄香さんはにこやかに茶碗を受け取って、お代わりを盛り、井ノ口に手渡した。
「今日は美味しい新鮮卵がありますから、じゃんじゃん食べてくださいね」
茶碗を受け取る際、井ノ口は美澄香さんのその顔に、今は亡き美芳子さんの面影を見た。
ゆで卵を分けてくれたあの日の、丸眼鏡の奥に見える柔らかい眼差しは、代を重ねても変わることが無い。
「お孫さん……」
こちらも口にご飯粒を付けながら、井ノ口はじっと美澄香さんを見つめ。
そして……。
「良かったら……」
「ここですあにうえ!」
「イグ! よく僕の前にのこのこと現れられたものだなっ!!!」
愛らしいヴルトゥームちゃんの声と共に、スパーンっ!と、勢いよく開いた障子戸。
縁を隔てたその向こう、美澄香さん家の
「井ノ口などと名乗っているが、コイツの真名はイグという」
「このよの、すべてのへびのちちうえであらせられます」
「そういう事なんだ、騙すつもりは無かったんだ。許して欲しい」
鼻を鳴らし、少しばかり不機嫌そうに2杯目の卵かけご飯の用意をするハスターさん。
その横でニコニコと可愛らしく微笑みながらスプーンで卵かけご飯を頬張るヴルトゥームちゃん。
そして一足先に温かなお茶で一息つく井ノ口、改め大いなる蛇の父イグ。
「はい、人じゃないってことは知っていましたよ」
そして、あっけらかんととんでもない事を言ってのけつつ、こちらもお茶で一服する美澄香さん。
この言葉にイグとハスターさんは「「は!!?」」と、見事なハモりを披露し、美澄香さんを凝視した。
「ど、どどどどどどどどこで分かったんだい?」
「知っていながら招いたのか……全く、変なのを引き連れてくるなと言ったのに……」
あからさまに動揺するイグと、呆れたように2杯目を口にするハスターさん。
双方違った反応を見せる中、卵で口の周りをベトベトにしたヴルトゥームちゃんがこう訊いた。
「どこでおわかりになられたのですか?」
美澄香さんはヴルトゥームちゃんの口の周りをティッシュで拭いてやりつつ、答える。
「着物の背中、縫い目が無かったので」
「ぬいめ?」
ヴルトゥームちゃんはそう言い、イグに視線を向ければ、その隣のハスターさんが少し後ろに体を傾け、その背中を覗き込む。
イグの着物には確かに、縫い目が無い。
「昔話にあるんですよ。着物の背中に縫い目がないのは妖怪だって。神様だとは知らなかったですけれど……それに、おばあちゃんから聞いたことがあるんです。酷く痩せた男の人にゆで卵をあげた話。それって、おばあちゃんが20代の頃の話なんですよ。なので仏間でお話聞きながら『あー、この人はヒトではないんだなー』って分かったんです」
ティッシュをくずかごに入れ、再び湯のみを手にして手から伝わるその温かさにホッと一息。
「それに、ゆで卵の事をずっと覚えてて、それが美味しかった有難う。って伝えられる方が、悪いモノではないって分かったのでいいんです。卵かけご飯も美味しそうに食べてくれたし」
ニコニコと笑顔を浮かべ、三柱の邪神達に笑いかける美澄香さん。
イグは、目尻に感激の涙を浮かべ、湯のみをちゃぶ台に置くと「お孫さん!」と声を張り上げた。
「私の信者になってくれ!」
「あ、ごめんなさい。私、浄土真宗なので」
「あーーーっ!!!」
イグ、神生最大にして最初で最後の土下座の告白は、あっさりと美澄香さんに受け流された。
畳の上で丸くなり、見事に玉砕し涙を流すイグに、先の叫び声にようやくショゴスも起きてきたらしく、丸い瞳をパチパチと瞬かせながら「テケリ・リ」と鳴く。
「ショゴスちゃん。起きぬけで悪いんだけど、イグさんのお布団仏間に敷いてあげてくれる?」
住み込み三食オヤツ付き。それに(ショゴス観点からの)労基法も守ってくれる最高の雇い主にショゴスが逆らうはずもない。
それは玉を転がすような声で返事をすると、そそくさと仏間にお布団を敷きに行った。
「ざんねんでしたね ぎりのあにうえ」
「とてもつらい」
おおよしよし。と、ヴルトゥームちゃんに頭を撫でられて慰められるイグを尻目に……その内心、告白を受け取らなかった彼女の対応に安堵しながらハスターさんはお茶碗を美澄香さんに差し出した。
「ミスカ、おかわり」
(To be continued→)
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