箸休め。人物紹介
邪神様とご飯!をご愛読いただきましてありがとうございます。
現在4膳目、カレーライスを執筆中でございますが、ここで改めまして現在の美澄香さんファミリーの紹介をさせていただきます。
『霧町美澄香』
今作の主人公、25歳の独身女性で料理を作る事と食べる事が好きな元OLさんです。
名前の由来はお分かりになられる方もおられるでしょうが、ミスカトニック大学から頂きました。
今は亡きお祖母さんの実家を買い取り、そこで自給自足の生活をしていますが、週に何度か町へと降りて、図書館司書の手伝いなどをして光熱費をまかなっています。
お野菜は近くの農家の方から物々交換で頂いたり、繁忙期は畑の手伝いなどをして手に入れます。
たまに猟友会から猪や鹿肉などを頂く事もあるそうです。
美澄香さんは一人っ子かつ両親が共働きだったので、長期休み中はお祖母さんによく面倒を見てもらい、生粋のお婆ちゃんっ子です。
料理の腕もお祖母さん譲りで、小学校高学年の頃には既に1人でご飯の用意が出来るようになっていました。
そして黄衣の王姿と言えどもハスターさんや妖精体のヴルトゥームちゃんを見ても全くもって微動だにしない高SAN値の持ち主です。
多分これからも神格クラスの胃袋を鷲掴みにして離さない事だろうと思われます。
『ハスターさん』
みんな大好きいあいあハスター。ヨグ=ソトースの調子の悪さでカルコサに出現した時空の歪みから漂ってきた美澄香さん家の朝ごはんの匂いに誘われ、そこから卵焼きで一本釣りされてしまったヨグ様三子息の次男坊さんです。
三兄弟の中では体力面などは非力ですがそれを補って余りある膨大な魔力と知識を有しています。
が、旧神の呪いと封印のせいで、殆どの呪文の知識と魔力を封じられており、ダゴンにすら遅れを取ってしまう程に弱体化しています。
ですが、眷属の数は他の追随を許しません。イタクァやロイガー&ツァールが主にハスターさんの主力として頑張ってくれているそうです。
ヴルトゥームちゃんには相応に対応しますが、クトゥルフとは完全に敵対し顔を合わせれば殺し合いを勃発させるので注意が必要です。
嫁のシュブ=ニグラスとは未だにロマンス繰り広げたりとお熱い仲であるそうです。
『ビヤーキー』
ハスターさんの眷属の中では一番知られているのでは無いのでしょうか。
かのシュリュズベリィ教授も黄金の蜂蜜酒を用いてその力を借りていますね。
このビヤーキーは忠誠心こそあるものの、体が小さい事が悩みの種でありました。
が、美澄香さんが毎日作ってくれる晩御飯を食べるにつれ、体重が増加していっている事をとても喜んでいます。
けれどそれでもまだ柴犬程度の大きさなので、縁側の庭にある犬小屋に入って暮らしてます。
ですが力は強いので、美澄香さんのオンボロスクーターでは運べない重いものを、代わりに運んだりと運搬役として美澄香さんのお役に立っているそうです。
最近、影が薄い事に悩んでいます。
『ヴルトゥームちゃん』
ヨグ様三子息の末弟です。火星の地下に建設されたピラミッド型の神殿の中でひっそりと暮らしていましたが、ハスターさんの近況に興味を持って隕石にしがみついてやってきました。
本来は神殿地下を覆い尽くす花弁と蔦に覆われた美しい青年の姿をしているとされますが、大気圏に突入している途中で、花弁の6割が焼け落ちてしまったので小さな少年の姿として美澄香さんにお世話になっています。
三兄弟中では植物に対して成長の促進を促す豊穣神のような役割を担う事が出来ますが、あくまでもそれは植物のみの話になり、真の豊穣はシュブ=ニグラスには敵いません。
その代わりに、感受性が鋭く空間内に満ちるヨグ=ソトースの声に耳を傾けることが出来、察しも鋭いです。もしかしたら心が読めているのかも知れません。
ですが彼の性格はハスターさんも語った通り残酷なまでに平等です。ハスターさんに接するようにクトゥルフともヴルトゥームちゃんは接します。
それゆえか、信者でない人間、その他種族に対してもかなり寛容な部類に入ります。
信者であるなしにしても、何もかも平等に、贔屓目もせずに客人とあればもてなしますし、敵とあらば打ち倒します。
立ち位置的には観測者であるとも言われており、積極的に信者を増やさない理由や、兄弟三竦みの状態に持ち込まないのも観測者、もしくは審判のような立場だからではないかとも言われています。
ですが、最近その垂直であったはずの天秤が、思いきり美澄香さんの方に傾いているという前代未聞の事実にはハスターさんも未だに信じられないそうです。
ちなみに、酒豪で、ザルを通り越してワクだそうです。
『ショゴス』
美澄香さんの家の裏の井戸に封印されていた粘性の生物です。
狂気の山脈から初登場、クトゥルフ神話史上最も恐ろしいクリーチャーとして有名ですね。
彼らは古のものに作られた奴隷生物ですが、古のものの待遇に不満を持って謀反を起こし、文明を滅ぼした種族です。
が、美澄香さんの待遇がとても良いのでこのショゴスは彼女の所でしっかりと働いています。
最近は朝食の準備や美澄香さんがいない場合の昼食を任されているぐらいお互い信頼しあっています。
以上が現在美澄香さんのお宅に居候している神格達です。
これからももっと増えると思いますが、美澄香さんなら何とかしてくれるでしょう。
それでは引き続き、邪神様とご飯!の応援を宜しくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます