鴉乃雪人

人間の暗く強い欲望が〈代数能力〉という超能力を発揮する現代の東京。それらを用いる超能力者は〈ロレム・イプサム〉と呼ばれ、社会の暗闇に潜んでいた。 堅物なお人好し――主人公の有動航…

学校へ来たら、教室の後ろに掲示されている習字の作品が、昨日のものとは変わっていた。 『無我夢中』。 二週間前に書いたものだ。その前は、『小鳥の声』だった。

家族ものの切断ミステリです。

教師の娘であり、いつもほったらかしにされて育てられた＜私＞と、私の親代わりだった叔父の話。

僕の生まれた村の春のお祭りでは、子供たちが擬似的な結婚式をする。 これからの農作業を始めるにあたって豊穣を願うための儀式であり、本物の夫婦の契りを交わす結婚式ではない。 そうと分…

怖くないよ、安心して読んでね♡ 今回は流行りのタピオカテーマ。タピオカを馬鹿にしたわけでもタピオカ好きの皆さんを貶してるわけじゃありません。決して。タピオカに誓って。 最後…

水商売で生計を立てている主人公は仕事中に、高校生だった頃に仲のよかった親友のことを思い出す。主人公は父を亡くして学校を辞めてしまってからその親友とは会っていない。 今頃は立派に働…

静かな家にハサミの音が鳴り響く。 それは妻が発するものだった。

「深海同好会？」 「そう、深海同好会」 ー入会要項ー ・入会条件 　海に興味がある人、魚が好きな人、少しおしゃべりしたい人、誰でも大歓迎！ ・場所 　三階東、理科準備室 ・活…

真夏のアパートの一室、全てはある朝のスマートフォンから始まった。

テーマは、名探偵の××。 短編です、一気に読めます。

高校生には数学が苦手な人も多いでしょう。大人になってから何に使うんだ、こんなこと勉強しても意味なんてない。なんて思ったこと、誰もが一度はあるでしょう。 でも、そんな貴方に考えて…

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なんか実話とか言うとケータイ小説みたいですけど、ホントなんだから仕方ない。 これで区切りを（一応）つけたので、今度から大衆ハッピー物語を書きます。

　恨み節や逆恨みではなく、自殺の予定もないですが…一度作家として死ぬことになった自分のノウハウを、多くの方々に伝えて活用してもらう文章になります。 　2017年1月、とりあえず…

ひと夏のアバンチュール。普段は教室の隅で顔を伏せてるやつも、部活にふけってるやつらも本当は憧れているのではないだろうか。 これは、そんな願いをもった一人の高校生が送る、ひと夏の物…

｢ねぇ、やよいさん｣ ―そう名前を呼ぶ彼の声は甘い。 ※ちゅー止まりですがそれ以上を仄めかす描写あり。 第一回カクヨム甲子園ロングストーリー部門奨励賞受賞。 ありがとうござい…

クリームも入っていない、何もかかっていない、さくっとしたオールドファッションが食べたくて書きました。 (ハチさんの曲とは関係ありませんがいい曲ですよね) カクヨム甲子園2…

君は僕を連れてきた。暗影が踊る海辺へと。 「こんな私でも、好きでいてくれる？」と、君は問う。 僕は答える——。

詩です。 それぞれにつながりはないです。 少なくとも今のところはその予定です。 以後続くかどうかは甚だ疑問です。 （意外に続いてますね）

自殺を決意した横澤夏恋は屋上に足を運ぶが、「哲学の議論をしたい」と怪しげな男に呼び止められる。男の真意がわからないまま、哲学について話して——彼女は「恋」心を抱いていた。

主人公が自称イギリス人の赤髪(地毛)と出会って都会で暴れる(正当防衛)お話。

掌編ホラー。 人気のない夜道で息をひそめる、妖しい娼婦。人ならぬ風情で男を誘う娼婦の目的は。そして、魅入られた男の運命は。

笑うとホントに草が生えるようになったお話。 カクヨム甲子園ショートストーリー部門にて、読売新聞社賞をいただきました。

僕にはどうしても彼女に伝えたい言葉がある。 風鈴の下で桔梗を眺めながら、お読みください。

　彗星が近づく中、少女たちは平凡な高校生活を送る。平凡な授業、平凡な休み時間、そして平凡な教室の風景。 　どこまでも平凡な毎日の中で、セーラー服の少女だけが遠い空を見ていた。

——白雨。夏の夕方に降る激しい雨。 ——白雨の時は連れていかれるから振り返るな けれども、俺は振り返った。

ブラック企業で働く会社員の男がふと立ち入った酒屋で目に入ったものとは……

主人公は19歳の大学生。 古都のとある一般的なホテルにて清掃のバイトをしていた。 ある日、客室の掃除を始めようとすると、修学旅行できていたJKが裸になって迫ってきてエッチな展開……

俯いて手毬を弄ぶ彼女。 優雅な手つきはまるで蝶と戯れる無邪気な子供。 彼女が顔をあげる時、全てが狂い始める。 もしかしたら、あなたも、まだ狂気の夢に囚われているままかもしれない……

「もし、世界が終わるとしたら、最後に食べたいものはなんですか？」 この質問には特に深い意味はない。 つまりは「一番好きな食べ物はなんですか？」という質問でしかないのだ。 しか…

キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン

　私がこうでありたかったと願ったか。 　僕がこうなりたいと夢見たか。 　気が付けば16年、枷を引きずり続けていたのだろうか。 　そんな自分が紡いだひとつの物語。 　僕が変わるとき…

『最後の５分間』参加作品。

蛇が苦手な僕は、彼女と一緒に二年ごとに起こる火星大接近の姿を見るためキャンプに行った。 インドア派な彼女は、バーベキューでへべれけに酔って寝てしまう。 僕が一人で展望台に向かうと…

2029年、世界に激震が走った。 なんと人工知能のアンドロイドであるジョーカー氏がアメリカ大統領選に立候補し、民主党の候補と互角の戦いを繰り広げたのである。 アメリカ本土での戦い…

控えめに言って、WEB小説はこれくらいの方が読みやすいです。 本当に不思議ですね。……SF? ※恐ろしいことに、この話の一部はノンフィクションです。マジヤバ……

電車に揺れる私と友人、外は風はあるくせに今日も暑い。

家が貧乏なわけでもないけど、常に金欠な女子高生のお話。 財布の平均残高100円以下。 「金欠」のレッテルは中々外されない。 それでも、毎日楽しくJKやってます♪

「ベニスビーチって知ってるか？」 　何それ、ヨーロッパ？ 「馬鹿、ベニスの商人じゃねぇよ。ベニスビーチ。ロサンゼルスにあるマッチョの聖地！」 　こいつはすぐに僕を馬鹿呼ばわりする…

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私の幼かった頃の実話です。 うちの家 ほんと怖かったんです…

如何なる問にも真実で答える預言者がいた。 「この世界を作ったのは人間である」 哲学者の問に対する預言者の答が全ての理をオムファロスの密室に閉じ込める。 一方、色数山荘と名付けら…

　帰宅すると部屋の中央には少女の左手だけが置かれていた。身に覚えはなく、帰宅するまで部屋は密室であった。少女の手はどこから現れたのか、誰のものなのか、どうしてそこに突然現れたのか…

三角コーナーになりたい私は、ある日自宅の三角コーナーから、全宇宙の三角コーナーを一所に集めることで出現するという三角コーナーのイデアに接続すれば、三角コーナーになれる、と告げられ…

夢月七海さんの自主企画「同題異話・七月号　　コップの中の漣」への参加作品です。 https://kakuyomu.jp/user_events/11773540548862852…

　センター模試の帰り、ふと夜空を見てインスピレーションを受けた津久井は、愚かにもパソコンを開いてしまった。 　てへ。

赤茄子さんの小説を読んで挫折して、そっから何も考えずにただツラツラと書いた話です。 まさかこんなひらがなのオンパレードになるとは。