妻を殺してもバレない確率

作者 ヒロロ

1,635

598人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

近未来、という現代人が夢想する舞台では、数字や科学といったロジカルなものが人々の生活を助けてくれることでしょう。
そんな時代に、邪な感情を持ち込んだら、数字はどんな反応を示すのか。
「絶対に裏切らない数字」の奥にある、男性の心理とは?

ゆっくりとやさしく、時に恐ろしく「いのち」を教えてくれる名作。

★★★ Excellent!!!

あらゆる確率を導き出せるようになった時代、家の事情で結婚させられた男は妻を殺してもバレない確率を毎日のように算出するようになる――というのが、この物語のおおまかなあらすじです。

その確率は結婚生活を続けていく中で変化していくのですが、その確率の裏にはある意味が隠されているのです。
その意味とは何なのか? それは読んでみて確かめてください。

★★★ Excellent!!!

作品名を思わず二度見して、本文を読み始めたら気付けば最後の一文でした。
良い意味でこの作品名に裏切られ、何ていう作品名なんだと思った気持ちを一度殺されたような感覚です。

ラストには感動しました。作品名から印象づけられる冷たさなどなく、とても温かい物語だと思いました。凄く良かったです。

★★★ Excellent!!!

日曜日の夕方、大都市の大きなターミナル駅から在来線で一時間もかかる田舎に住む私が、暇潰してして行うのが読書。
私が選んだのはこの『妻を殺してもばれない確率』。

結論から、電車の中で読むものじゃない!
悪い意味でなく、いい意味で。
泣いてしまったんです。

座れたはいいものの、周りを男子高校生に囲まれ足は踏まれるは絡まれるはしていたのを振り払うように始めたのに、夢中になっていて。

彼らが降りたあと、私は泣いてしまって、周囲からしたら変な人だったでしょうね笑

つまりそれほど破壊力のある物語だったんです。魅力に溢れていたんです。
具体的じゃないし私の状態ばっかり話してしまいましたが、たくさんの人に読んでほしいと思います。

★★★ Excellent!!!

こんなに小説で泣いたとは久しぶりです。
妻を愛していない夫と夫を愛している妻から始まり、「妻を殺してもバレない確率」が2人の会話であり、変わりゆく主人公の感情がとても胸に刺さります。
これは、読まなければ損です。
心洗われたい時に、この作品を読み、涙と共に心のくすみも流してください。
是非、ご一読を。

★★ Very Good!!

会話がよかったです。二人のやり取りがずば抜けてオシャレだと感じました。
オチはなんとなく予想できたのですが、表記ゆれや誤字の多さが気になって感動が薄くなってしまいました(誤字脱字の指摘に当てはまるようならすいません)。その点はもったいないと思いました。

★★★ Excellent!!!

タイトルが不穏で目に止まりました。気になってそのまま読んでみたらびっくり。タイトルからは想像もつかない感動が待っていました。表現や文体も美しく、淡白な感じがあり、そこが主人公にマッチしていて引き込まれる世界観がありました。最後まで読んでから、また最初を見直すとより感動できて素晴らしかったです。

★★★ Excellent!!!

 夫婦って不思議なもので、最初はお互いイチャイチャ愛し合っているんですけど、いつしか飽きが来るというかなんというか、一緒のお墓に入るのは嫌だとかさっさとお別れしたいだとかそういうことを言う感じになるんですよね。
 この小説はまさにその逆転。最初は愛し合っていなかった夫婦が、時間を費やすことでお互いを愛し合えるようになっていく。それが素晴らしいんだと思います。
 正直展開は読んでいて先読みできるものでしたが、そのストレートさもいいのだと私は思います。
 これを読んでいる読者の方にも、いつしか最悪が訪れます。そのとき愛し合う人と乗り越えられるかどうか、その人を愛し続けられるかはその人次第です。どうかこの作品の主人公のように、二人で乗り越えて欲しいものですね。
 そんなメッセージを残したくなる。この作品は、私にとって恋愛の頂点です!

★★★ Excellent!!!

『妻を殺してもバレない確立』を試算すること自体がもの凄く不謹慎なはずなのに、最後はなぜか泣けてきました。

こんな機会ができてしまったら、犯罪率が跳ね上がりそうだな。と思っていたのは最初のうちだけ。


ネタバレっぽくなっちゃうかもしれないけど、

「愛」と言ってしまうのは平たすぎると思っても、やっぱり名前をつけるなら「愛」なのかな、と思いました。

★★★ Excellent!!!

短い中に、相手を想う気持ちがぎゅっと詰まっている、そんな作品でした。
涙腺の弱い方は、ハンカチをご用意下さい。

主人公の心理描写だけでなく、殺してもバレない確率の使い方が絶妙だなと思いました。
確率がどんどん変わるのを見て、徐々に目頭が熱く…思い出すと泣けてきちゃう。

妻サイドのお話もあるようなので、そちらも読みます。

★★★ Excellent!!!

まず皆さんに伝えたいのは、「是非、読んでください」という事。但し、涙腺の緩い方は1人っきりで。
1万字未満なので、定型っぽいストーリー展開ですが、それを極めれば、こんなにピュアな作品になるのか?という驚きが湧き起こるでしょう。読み専の読者なら、只々温かい感動が心を包むでしょう。
この確率計算機は秀逸の小道具ですが、それをネタに夫婦の交わす会話が機智と愛情に満ちていて洒落ています。確率計算機を前に自問自答する主人公の心境がストーリー展開を引っ張っていきます。
短編には星MAX2つが信条なのですが、これは文句無しの星3つです。

★★★ Excellent!!!

美しい!というワードしか出てきませんでした。
これだけ星もレビューもついてるので、ネタバレも他レビューにあるでしょうから、あまりレビュー読まないで読みました!
だからこそ、ラストがグッときました!
素敵なお話を読ませていただきありがとうございます!

★★★ Excellent!!!

正直、タイトルだけ見るともっと妬みとか黒い部分の多い話なのかな…と、興味本位で読み始めました。
こんなに素敵な奥さんなのに、殺したいと思うだなんて!と思いましたが、読み始めたら止まらず、終盤は願うように読み進めていました。
拙い言葉でしか表せないのが惜しいです。
本当に素敵な作品でした。
切なさも感じましたが、読み終えたらほっと安堵したのと、なんだか暖かくなりました。

素敵な作品をありがとうございます。

★★★ Excellent!!!

殺してもバレない確率というのに純愛を謳っているものだからつい気になって読んでしまったが、ぼろ泣きしてしまった。
この話を読んでも泣かない確率、0.001%である。

自分の躊躇なんて妻には機械を使わなくてもお見通しで、それでも妻は冷たくされた相手に五年間も添い遂げる。

……こんな奥さん欲しいです。