カクヨム甲子園2018 ロングストーリー部門 中間選考突破作品。 恋愛要素だけならきっと最後まで読まなかっただろう。SF要素が良いスパイスとなって『おやっ? これは――』と興味を惹く。だが説明的になっておらず、比喩表現もおもしろい。キャラクターも生き生きしていて読ませるちからがある。 ただし、字数制限があるのでどうしても端折っている部分があるのではないかと想像する。いつか10万文字程度の長編にしてじっくり読ませてほしい。