一色まなる

恋をした。それで充分だとヴィクリアは思った。 だから。 「さようなら、オルニーイさん。次に会ったら殺します」 ――笑うこともなく、慕う彼へ最低な別れを告げた。 国に仇する悪竜・…

姉の中古品を与えられ、家族に虐げられて生きてきた侯爵家の〈おさがり姫〉シュゼットは、物と話す力の持ち主。 国王アンドレとの結婚でようやく幸せになれると思ったが、初夜の晩に夫は現れ…

綺譚―― 面白い話、奇妙な話。 綺譚蒐集者《アンソロジスト》ルナ・ペルッツは他の何よりもそれが大好きだ。 戦後―― 人種根絶を目指した独裁政党スワスティカが崩壊、三つの国へと分…

サラリーマンとして。 約、四十年。 勤めた。 筆者が。 リアルな実感として。 綴ってみます。 皆様。 特に、若い方々に。 少しでも。 参考になっていただければ。 幸いで…

怪鳥と呼ばれているタンゲーツは、日々自分好みの首を探していた。 今日も又、探していた。 そんな時、まさかこんな所に―――――― ※こちらはある配信者をイメージして書いておりま…

とある八王子にある、とある江戸時代から続く、とある老舗の銭湯に嫁入りした湯本（旧姓本郷）かなめ。 かろうじて三十路前にお嫁さんになったけど嫁いだ先は老舗の銭湯。 そして実はここ…

「ぬし、我の嫁となれ」 　この言葉で、人身御供の生贄に選ばれた巫女である天魔華鈴（てんまかりん）の人生は変わった。 　両親からの愛や温かさを知らなかった華鈴は、あやかしの世界…

──これは、少女が選択する物語。 六色の竜王によって作られた世界・フィレミア。 色彩を尊ぶ人々が住むその世界で、 白の剣姫と呼ばれる姫君・フィーアが、 国と国とを巻き込んだ大きな…

ピアノ伴奏つきの独唱曲として、フランツ・シューベルト、ロベルト・シューマン、フェリックス・メンデルスゾーンらのロマン派が活躍した時代に開拓され興盛期が築かれたドイツの芸術歌曲、ド…

エッセイ集「世界を巡るシーン」の覚書の延長で日常に溢れる樹木や草花については膨大な量なので、こちらでコラム風にまとめることにしました(不定期更新) 経緯についてはエッセイにも書き…

　遠く、遠くの宇宙にある星。その星に生命をもたらした一本の大樹があった。 　冒険者エリーたちが道中で出逢う神秘に満ちた少年、世界制覇を目論む軍事国家、そして世界の何処かにある『…

自分自身の勉強のため、映画やアニメ、小説などを題材として演出やプロット作成の方法論をまとめていきます。 活かせてるかわかりませんが、拙作はこちら↓ ヒュプノポリス〜夢がリソース…

私が恋をしたのは学校一人気の先輩。 一目惚れだった。その日から気がついたら目で追っていた。 先輩には恋人いるのかな？

　月姫神楽耶は魔性の力で男を傀儡に出来る。だが、その力が効かない神城龍二と出会い、惹かれ始める。 　二人の恋はどうなるのか……!?

近代ヨーロッパのある地方。一農民であったゲオルク・マイヤーは徴兵により兵士となった。 妻子のため必死に戦ったゲオルクだが、戦後、彼を待ち受けていたのは壊滅した故郷と変わり果てた妻…

ピアノを弾く僕と、母の物語。

【つばさ文学賞応募準備のため、児童書カテゴリにリブート準備中】 　目立つのが苦手で、地味な服ばかり着ているメカクレ女子の月澄佳穂（つきすみかほ）。 　彼女は、祖母からの宿題「お…

暗い過去に錯綜している盲目の青年健人と、服役から帰ってきたばかりの藤田。彼らは偶然の出会いから、大胆かつ危険な計画を巡らせる。共通の目標を見つけ、二人は大麻栽培に手を染め人生を逆…

作者が、ウソの知識を思い付くままに、まことしやかに綴っていく枠です。 １話平均６００字程度。 どこから読んでも良いようになっておりますので、お気軽にどうぞ。

　──七年前、東京のある大学がフルダイブ技術を発明させた。世界に、新しい時代の幕が上がる。 　フルダイブ技術発明から七年後、総務省の片隅でこそこそ仕事に勤しんでいた男・北条充…

中華もの、いいですよねえ。 私も書きたいのですが……。なかなか資料がありませんよねえ。 このエッセイでは、私が手に取った資料についてご紹介していきます。私の読書日記のような側面も…

【2024年2月22日頃 最新４巻発売予定＆コミックスも３巻まで好評発売中！】 「俺の嫁になれ」 見捨てられた落ちこぼれ術者は、傲岸不遜な若き当主に愛される。 契約結婚から始ま…

なぜ自分が執筆に手をつけるようになったのかという事を素直に綴っているエッセイです。

アニメはガンダム＋αしか見ない筆者が、ガンダム最新作「水星の魔女」を視聴した感想や考察などをまとめておく場所です。 ※本作の性質上、ネタバレを大いに含むため未視聴の方はご注意願…

〈如何なる時も、音楽が絶えることがあってはならない〉 『国家音楽法』の下、アルモトニカでは今日も音楽が奏でられていた。 作曲を禁じられ、演奏することのみを命じられた『ヴィル…

時は華瑛560年。王朝の下、国は大別して華東・華西・華南・華北の四市に分かれ危うい均衡を保っていた。 　叛逆者は容赦なく殺める残虐非道な華瑛国の王、琰耀冥はかつて心の拠り所だっ…

私、山本紬(やまもと つむぎ)。 恋バナについていけないこと以外は、ごく普通の中学二年生。 周りが恋バナで盛り上がるけれど、私だけ話についていけないことが悩み。 そんなある日、森…

★川上稔が贈る、最高にハッピーでキュンとくる珠玉のラブコメ短編集 『川上稔 短編集　パワーワードのラブコメが、ハッピーエンドで五本入り(1)(2)』 『川上稔 短編集　パワーワー…

人間きぬは、天狗の妻である。 記憶もなく、傷だらけで山中を徘徊していた折、義真――通称天狗先生に助けられたのだ。 程なくして二人は夫婦になり、山を下りて帝都へと向かう。 きぬ…

記憶と名前を忘れた少女を無表情な男性が救おうとする話。 これは、誰かの半妖物語。 誰もが見向きしない場所で起きた刹那のお話。 エブリスタとノベルアップ＋【非公開】 やがて時…

　1943年某月某日、日本から遥か南方の島ラバウルで、海軍パイロットの花京院勝（カキョウイン　マサル）は、空中勤務中に宿敵とも言える黒塗りのボディのP38、通称『黒の死神』と交戦…

古文嫌いの人向けに古典のエピソードや、人物について、私見をまじえて紹介していきます。 できるだけ現代の感覚に引き寄せて解釈していきたいと思います。 嫌いな人だけでなく、古文好きな…

【カクヨムWeb小説短編賞2020　中間選考通過作品】 　深夜二時、駅の四番ホームに『冥界行きの列車』が姿を現す。列車の扉が完全に開くまでその場にいると、駅員らしき男に無理やり…

コメント欄での誹謗中傷、否定、批判はお断りします！レビュー本文のない★は不要ですか？なぐり書きのような文章ですけどわたしらしいのでそのままにしておきます。読む人の減ったカクヨム、…

秋といえば、さつまいもの美味しい季節になってきました。 さつまいもは、美味しいですね。焼き芋を食べられることはまだ、幸せなのかもしれません。 企画に応募した作品ですが、企画にあっ…

ほのぼのしたコメデイです 猫耳、しっぽの子供達　秋の収穫祭で林檎を収穫中 お化けかぼちゃが出てきて・・

誰もが沢山の秘密を抱えてる……例えば、恋について。 「人魚姫症候群って、知ってる？」 そう、恋なんてしない。いつか君が、泡になるまで。 恋を知らない主人公が、ちょっと不思…

天然たらしな凛々しい貴公子と、可憐で健気な女医。すれ違いながらも身分の差を越えて惹かれあう二人の想いは――⁉ 天涯孤独の身となり、故郷の村から、首都ローマへと出てきた医者の娘・…

人類が惑星系へと進出した未来。 中学三年生の雛子は修学旅行で土星へと向かっていた。 雛子はいつも視覚支援アンドロイドのマナと手をつないでいた。 ［登場人物］ 坂本雛子（さかも…

　愛用のデジカメで、私は、その写真を撮ってしまった。 （カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」「エブリスタ」「ステキブンゲイ」でも掲載しています）

幼馴染の勇者や仲間たちの手によって裏切りと誤解で志半ばで死んだ人生一回目。失意の中で優しく声をかけてくれたのはユウと名乗る天界入口の魂案内人だった。ユウの手助けもあって魔物も魔族…

ツーリングデートしていたはずのあたし、荻野(おぎの)つかさは、彼、市川(いちかわ)連(れん)に放っぽり出されてしまった。 動揺したのは一瞬。 あたしは猛然と蓮を追い始めた、はずだ…

【カクヨムWeb小説短編賞2020 短編佳作受賞！】 失恋した大学１年生、棚町藤花は講義棟の裏で泣いていた。 そんな彼女に、ひとりの女の子が――喜多村綾乃が声をかける。 元カ…

かつては、天魔の権能を振るって仇成す敵を打倒し、帝都の魔人と畏怖されておったワシもその寿命が尽きた。 家族に見守られながら幽世へ旅立ち、再び輪廻の輪に戻る。 その筈だった……。 …

夏休みの自由研究のネタに悩んでいた五郎は、盆休みを北海道で過ごすことになった。そこで見たのは、鉱山の閉山とともに寂れた町だった。アンサーストーリーは（https://kakuyo…

登場人物紹介 卯野風香　バレー部所属二年生。巨大化させられる。 城島貴子　バレー部マネージャー一年生。 神原練奈　生徒会長。 神　　　　神。

共働き一人っ子のちょっびり引っ込み思案なぼくが、クールで泣き虫な叔父のサトちゃんを師匠に迎えて作り始めたお味噌汁。 出会いや別れ、子どもならではの様々な体験を経て成長しながら、あ…

男が言う悪魔神がどの様な概念か分からないがそれに近い存在では俺は無い。 日本語で言えば悪霊小悪魔ジン精霊と言った言葉が近い筈だと俺は思う。 作者的には純愛もののつもり。 グロシ…

十五歳。それはコアを見、宿すことができる年。同化したコアの色によって異能を使えるようになり、それによって将来が決まるこの世界で、僕が手に入れたのは何にも使えそうにない色だった。し…

心が擦り切れそうになるほど、毎日くたくたになるまで働いている会社員の飯島文花。 いつものように夜遅くに帰宅したある日、疲れ切った身体を動かして食事の準備をしようと思った際、冷蔵庫…