概要
零戦パイロットが竜騎士に!? 異世界に迷い込んだ旧日本兵の奮戦記
1943年某月某日、日本から遥か南方の島ラバウルで、海軍パイロットの花京院勝(カキョウイン マサル)は、空中勤務中に宿敵とも言える黒塗りのボディのP38、通称『黒の死神』と交戦中、虹色の雲の中へと入ってしまう。
目が開くと、両手両足が鎖で拘束されており、筋骨隆々の兵士達に解放された勝は、ムバル国の王カヤックと謁見をする。
「盗まれた虹色の聖杯(アーク)を取り戻せば元の世界へと戻れるかもしれない」
長年に及ぶ4カ国戦争に、勝が役に立つと考えたカヤックは徴兵を頼み、元の世界に戻るために渋々承諾する。
魔法の使えない勝は、この国唯一の対抗手段である竜騎士になるべく、魔導研究所のエレガーと助手のジャギー、訓練生のマーラ、ヤックル、アレンと共に戦火に身を投じるのであった……。
(注)これは
目が開くと、両手両足が鎖で拘束されており、筋骨隆々の兵士達に解放された勝は、ムバル国の王カヤックと謁見をする。
「盗まれた虹色の聖杯(アーク)を取り戻せば元の世界へと戻れるかもしれない」
長年に及ぶ4カ国戦争に、勝が役に立つと考えたカヤックは徴兵を頼み、元の世界に戻るために渋々承諾する。
魔法の使えない勝は、この国唯一の対抗手段である竜騎士になるべく、魔導研究所のエレガーと助手のジャギー、訓練生のマーラ、ヤックル、アレンと共に戦火に身を投じるのであった……。
(注)これは
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!零戦の撃墜王が異世界で竜騎士になる異色の作品
第二次世界大戦下のラバウルで零戦のパイロットとして、激戦を生き抜いてきた青年が主人公のこの作品。
物語は主人公がアメリカ軍との交戦中に謎の虹色の雲によって、別の世界へと迷い込んでしまったことから始まります。
主人公が目を覚ますとそこは自分の知っていた世界ではなく、魔法やドラゴンが存在する不思議な世界だったのです。
零戦乗りである軍人だったというだけで特に優れた能力や凄い魔法を使える訳でもない主人公は時に迷い、時に戸惑いながらも元の世界へ戻ろうと再び、空を目指す。
竜騎士という名のパイロットとして、相棒とともに!
その流れが非常に読みやすく描かれており、旧日本軍の軍人という主人公も人間味があり…続きを読む - ★★ Very Good!!予備知識0でもスラスラ読める。
軍事用語がなくてもスラスラ読めて、旧日本軍でも結構フランクな感じの主人公で好感が持てた。
突飛な設定や急展開がなく、キャラの役割も明確でわかりやすい作品。
個人的な趣味嗜好としては、
せっかく「撃墜王」という題名が入って冒頭に戦闘があったらおもしろそうだおもったのに、戦闘シーンが少なく人間ドラマが大半でがっかりした。
もっと軍用機の専門知識と緊迫な戦闘シーン。
時代背景から見える主人公の人間像と異世界の人間同士の衝突や主人公の命を張っているからこそ見えてくる価値観などが作品に織り込まれればなお一層よいと感じた。
読みやすさを重視するあまり、個性を殺してしまっているから、もっと作…続きを読む