【お隣さん】というあいまいな関係を持った男が抱いた感情を淡々と描いています。隣人の女性は、時を経て変化していき、彼女なりの幸せを歩いていますが、主人公は変わらないまま。彼女をどこか崇拝しているような、主人公の行動に自分を重ね、ちくりとします。どこにでもあるような感情をここまで表現できるとは、お見事としか言いようがありません。
こういうのもほのかな恋心というのかな。別に告白するわけでもないんだけどね。出会ったときに挨拶するだけでなんか嬉しくなれる。そんな日常。そして敷居が高いと感じる理由。皆さんにもきっとこんなふうに感じる一瞬があったはず。
もっと見る