寒さ厳しいおり、いかがお過ごしでしょうか。
ケープやロングコートを身に纏って歩く時の、あのひるがえる感じがたまらなく好きで、暦の上では春も近づいて来ていますが、まだまだ冬の装いを楽しみたいところです。
珍しく月に二回目の新たなお話の投稿でした。
投稿ついでに、カクヨムコン短編部門にコソッと二作品を登録。未熟な上に万人受けはしないものを書いていますから、賞への興味は特にありません。でも、一年間の総括という意味合いでカクヨムコンに参加するのはありかなと思ったところです。
カクヨムを始めたのが二年前の一月ですから、参加することが、自分自身にとっての節目を大切にすることになる、そんな気がしています。
振り返るとこの一年、長編も短編も「花」を軸に据えていました。もともと花を眺めるのは好きでしたが、書くという行為を通じて、よく観るようになった気がしています。
ただ遅筆なので、投稿時期と開花時期が異なることばかり。おまけにこの一年で、短編はひとつしか増えていません。大いなる反省です。
今回、新規投稿をした「彼岸花」のお話も、本来であれば秋に投稿したかったのですが、仕事の忙しさから叶わず、今になってしまいました。総括という意味も込めて、もう一つの短編も改訂・独立させています。
前者は一万字という文字数制限を意識しながら書き、後者はオリジナルの雰囲気を損ねずに原稿用紙一枚分ほど削って一万字に収めました(ちょうど10,000字!)。異なるアプローチですが、字数制限ならではの楽しみでした。
書きながら聴いた今作ノオトはアルベニスのギター曲“アストゥリアスAsturias”でした。彼岸花のお話は、この曲の展開によせて各パートを書いてます。桜の方はノオト(21)をご覧ください。
それにしても、一年って早いものですね。
短編は主人公である舞香さんの一人称で書いていますが、書き進めるたびにその人生経験の浅さが浮き彫りになります。次のカクヨムコンの時期には、舞香さんも成長していれば良いなと思うところです。
一年後、しっかりと「回顧と展望」しないといけませんね。
思わず来年の話をしてしまいました。立春前日の出番を前に、どこかで鬼も笑っているのでしょうか。
皆様の内に、福が訪れんことを願い、この辺で。 31/01/2024
彼岸花のお話
https://kakuyomu.jp/works/16818023212424015781/episodes/16818023212424050870
桜のお話
https://kakuyomu.jp/works/16818023212424617231/episodes/16818023212424656275