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るねさん's ノォト(16) く・せ・じゅ?

 寒い日が続きますね。みなさま、お変わりございませんか。
 閉幕しましたが、冬のワールドカップも夏にはない風情があっていいなぁと思う日々でした。フランスという国に若干ながら縁があり、日本の敗退後はフランス推しで、少々はしゃいだ一ヶ月間でした。

 連日の眠い目には見過ごしていましたが、今や戸外に出ると至る所にサザンカの花びらが散り落ちて、歩道をほんのりと緋に染めあげています。マスクをずらして晒した頬を、撫でゆく空気の硬さ。冷たい指先を自分の息で温めて、肩を窄めて小さくなって歩く。踏みしめるたびに感じる、冬の朝のつま先の痛み。頬に触れるマフラーのふわっとした柔らかさ、白い息。
 ひとつひとつに、本格的な冬の到来を思います。

 ここカクヨムさんに登録したのも、確か昨年のそんな時期でした。
 初投稿は一月のとある日と決めていました。
 その日までの数週間、ものを描きあまつさえ衆目に晒すということの覚悟を自らに問いかける日々を送りました。晒されるのは稚拙な文ではなく、自分自身の未熟な思考や生き方の一端。例え読まれることがないにせよ、自らを曝け出すことにわたしは耐えられるのだろうか、と。
 そうして最初に公開した作品は、それでも「別世界」というオブラートがある分、羞恥の感は少ないものでした。でも、こちらの作品はもっとストレートに自分の一部を晒しているので、穴掘り用にスコップを買いたくなることばかり。

 書きながら聞いていた今回ノオトは遊佐未森さんの「地図をください」。親の趣味の継承です。書きながら聴くものに、邦楽洋楽含めて上の世代の曲が多いのは、世界を広げていきたいから。というのもあるけれど、素のわたしを少しだけ覆い隠すこともできるから、というのもあったりします。

 文章を綴ることで、自分の内面が曝される。一年経っても慣れませんが、今の自分を内省する機会にはなっているのかなと思います。未熟なりに今のわたしを整理することで、自分の至らなさや考えのなさ、無知を突きつけられては打ちのめされることも多いのですが。
 とはいえ、ク・セ・ジュ? と突き詰めもせず、あっけらかん。のーてんきなわたしです。23.12.2022

https://kakuyomu.jp/works/16817330648700061646/episodes/16817330650843211627

写真は某所に挙げたひまわり。この日に思ったこと、それが今回の駄文となりました。

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