五十鈴りく

憧れの人と恋人になったエマ。 幸せではあるものの、中々進展しない関係に焦れていく。 唇の準備は万端。そのゆくえは――

あの夜、『月の国』は『太陽帝国』に占領された。 王女フリージアは『月の国』を救うため、身分を隠して帝国で暮らしながら皇帝の使う黒魔法封印、そして『月の国』奪還の方法を探る。 …

この人生が全部、夢だったらいい。 目が覚めたら幸せな人生が始まる――そう思えば全部、全部全部全部、許せる気がするんだ。 12/2：完結しました！ 全4話で構成された短編作品です。

男女のDom/Subユニバース設定です。作中に解説があるので初心者の方もどうぞ。 大手機械メーカーで技術員として働く沙羅は初めての海外出張を控えていたが、なんと沙羅と一緒に出張…

つかぬことを伺いますが……。 お告げで選ばれるだけで勇者になれる、とお思いでしょうか？ 甘い。 そんなヌルい物ではございません。 もし選ばれたとしても、勇者の卵からのスタート…

恨まれ主人公と嫌われヒロイン、拗れきった2人のほんのりホラーな青春恋愛模様。 平成初期。あまり他人に興味がない文学少年の高校生・来栖ハヤトと、すでに死んでいる学園のマドンナ・水…

　鬼が人の肉を必要とする年齢を「喰齢」（くいのとし）という。 　彼らは八年ごとに、人を食わねば生きられない。 　最初に迎える「喰齢」は八歳。彼らはこれを「食べ初め」と呼ぶ。 …

サンタクロースなんていない。誰もがそう認識するようになった近未来。 そんな時代に、サンタを信じようとする少女と、それを否定する少年の兄妹がいた。 言い争う兄妹の前に、サンタクロー…

【名ばかり新撰組×青春ドラマ×ダーク和風ファンタジー】 　大学生・土方守は、幼馴染の沖田洋に振り回される日々を過ごしていた。 　苗字は新撰組に纏わるものの、実際には新撰組とは…

パリの蚤の市（ブロカント）にはさまざまなアンティークや古道具が並んでいます。 売れない画家のイーゼル。 恋をしたコーヒーミル。 作家の書斎机。 フランス人形の記憶。 閉店する店…

ご高覧下さり、ありがとうございます。 おかげさまで、詩・童話・その他部門週間ランキング1位（2021年10月7日）、日間ランキング1位（2021年10月5日） ふと、思い付い…

容姿と魔力が重要視される国に生まれ、『地味』という理由で実母から捨てられたアカーシアは、メイドとして働いていたハンナ拾われた。 慎ましくも育ての親ハンナと穏やかな生活をしていた…

　冬の帳村と呼ばれる小さな村で生きる十七歳の少女──新奈は、物心付いた時から孤独な日々を過ごしていた。新奈以外の、その村で生きる人たちは、雪が降ると当日の記憶を無くしてしまうから…

嘗て最狂と畏怖された、美しきドワーフの戦姫よ……！ 約束を胸に……巨大な戦斧を振るい悪を断て！ 弱き者の未来を切り開くのだ！ 世界の中心にそびえ立つ巨塔、その頂を見た者は未だ嘗…

――陰キャなのに聖剣抜いちゃった。 　高校二年生である明星影人（みょうじょうかげと）は目の前で起きた出来事に対し大変に困惑した。 　なにせ異世界にクラス転移した上に真…

【カクコン10短編 参加作品】 辛いことがあったり落ち込んだり立てなくなってしまって 自分はもう駄目だと思ってしまう人が少しでも前を向ければいいなと思います。 二宮健は30歳の…

『白の巫女』の預言により、将来の禍根となる魔物退治に赴くレンドールと相棒のエラリオ。それらしい獣を退治して回っていたが、ある日雨に降られ、雨宿りの洞窟で雷に怯える少女と出会う。 …

400字で綴る恋のお話。 全15話。 ＊祐里さんの自主企画 「12月生まれの私のためにおねショタ新作を書いてください」 用です。 お誕生日おめでとうございます🎂 オフィス…

彼は私を真夜中のドライブに誘った。

夜闇に紛れて現れるばけもの「傀（くぐつ）」は、ひとを傷つけ、いのちを奪う。傀からひとを守る「傀廻し」の類いである早瀬は、ゆえあってある城を目指し、旅をしながら傀と戦っていた。 あ…

魔法学校に通うマリーとジャックの物語。

伝説の剣は引き抜かれた――悪しき魔女の手によって。故郷を壊滅させられ、母を失った黒魔法使いレイは復讐を誓う。強大な七人の魔王が封じられた七つの遺物。超常の魔人軍団を相手に少女の禁…

７月中旬を過ぎた祇園祭の夜。中学２年生の美夏は、自宅の２階の窓から外を眺めていた。そして、祭りの後片付けをする人々の中に、半袖の白いシャツに黒ズボンの制服姿で歩く青年を見つける。…

王国の第三王子ルイスは、公国へ向かうべく供の騎士達と旅を続けていた。 その途上で、幼い頃よりの侍従である女騎士カタリナに求婚するのだが――。 ※本作品はフィクションです。実在…

戦いで荒れ果てた世界。暗闇で生きる人々、光のある世界に生きる人々、彼らの行き着く未来は……。 近未来風異世界？ この短編の２人は、主人公ではありません。行き詰まって棚上げしていま…

『ゾンビかな？と思ったら』 自分がゾンビになったかも。そんな時、不安ですよね。 以下のチェックシートで3つ以上「YES」の方は、ゾンビの疑いがあります。 まずは当院にお越しくだ…

ご神託。それは目に見える形での救い。 大司祭だけが対話できるという神は、人々の願いに応えるような奇跡を行う。 しかし、実はカラクリがあって―――― カクヨムコンテスト10短編　…

修道院で神様に仕えるソニーとマックス、お子様達の日常をちょっぴり覗いてみませんか。 ※これは、あくまでも異世界の修道院です。

【カクコン10初参加作品】 ※本編は1話からご覧ください 恋愛以外の要素も多めで普段恋愛やラブコメを、読まない方でも読みやすい作品。 人にはみんな表と裏がある。 俺たちのクラスに…

七体の龍が守護する国・七龍国（しちりゅうこく）。 その内の一体である青龍の伴侶に選ばれた和華（わか）の身代わりとして、青龍の元に嫁ぐことになった海音（みおん）だったが、輿入れの道…

ブレス王国の女王様、カリナ・トラナグル。 彼女は父の風格と卓越した剣術、絶え間なく学ぶ姿勢を持ち合わせていた。 将来王になる。そんな目標の元、頑張っているカリナには様々な試練が…

霧の都 神隠し事件。当時小学四年生だった志乃の幼馴染が忽然と消えた。あれから十年。 彼を探し続ける志乃はある日、奇妙なパンケーキ屋さん「化け暮らしの休憩処」を訪れる。 狐面の…

この国で模範とされている夫婦の在り方は、“溺愛”。 平凡な貴族令嬢マリジェラは、「いつか自分も両親のような素敵な結婚をし、愛されて世界一幸せな奥様になる」、と信じて疑わなかった。…

この作品は横書きでレイアウトしています。 また、ご覧になる環境によって表示の差がありますので、 ご留意いただければ幸いです。 ＊＊＊ 【あらすじ】 舞台はダンジョンが出現す…

＊「私、獣人の国でばあばになります！」を全年齢・方言なしで改稿しました。導入は一緒ですが、違うお話になりましたので、題名を変更しました。「私、獣人の国でばあばになります！」と比べ…

とある異世界にある、酒場「夜想亭」。 絶品料理と心尽くしのおもてなしをウリとする、この店のもうひとつの顔。 それは、高級娼館—— 一夜の恋人を求める客で賑わう「夜想亭」では、個性…

　人生は選択の連続だ。岐路なき人生など存在しない。 　進学、就職、結婚みたいに、わかりやすい人生の節目では必ずと言っていいほど大きな選択を迫られる。 　けれども人生の岐路は、…

たとえ家族、仲間を失おうが。 理不尽に罪をなすりつけられようが。 一族の栄光が塵芥になって消えようが。 マグラシア王国東の城塞都市ボルドに拠点を置くS級冒険者、『銀龍』シド。 …

異世界に転生したアイリーナ。 愛犬のみかんと一緒に再出発を夢見ます。 転生先の王国には純だと評判の深窓の王子、シーファウがいました。 憧れていたシーファウと出会うアイリーナ。…

海軍軍楽隊フルート奏者の祥三郎は、召集命令を受け、留学先のベルリンに恋人のエデルを残し帰国した。必ず戻ると約束して──。ところが日本では、元婚約者である晴子が祥三郎の帰りを待って…

東京一（あずま・きょういち）はある日突然、地獄堕ちの宣告を受ける。 回避するための条件として、京一は地獄堕ちになる予定のーー自分と同じ運命を辿る罪人探しをはじめる。 交差する人の…

小国、オルセン王国の第一王女、マイエンガルド(マニー)。彼女は十八歳でありながら、兄が見込んであること、また年齢が釣り合う王侯諸族がいなかったことから縁談が持ち上がることもなく、…

2024年春に書いた作品です。 短期間ですが、別名義でWeb公開していました。 ◇おねがい◇ SNS等での批評・批判はご遠慮ください。 作品フォロー（ブクマ）は、あとで読もうか…

ピータバロ、それはイギリスの小都市の名前。１７歳の誕生日をま近にした、売れない画家のキースの前に現れた、可愛いがおそろしく小生意気な小学生、ミルドレッド。 「この絵いいわね。私…

【現在毎日更新中】 救国の英雄である魔女を師に持つ、少年フラム。 術法的不能を抱えながらも一人前の魔術士を目指し努力を続けていた彼は、ある日破門となり、生まれ育った森を彷徨うこと…

病弱な王女ネフェルウラーは赤ん坊の時に6歳年上の異母兄トトメス3世と結婚させられた。実母ハトシェプストは、義息子トトメス3世と共同統治中のファラオとして君臨しているが、トトメス3…

【バックナンバーへの掲載も随時募集、希望ページへコメントしてください】 数多の作品で溢れかえるカクヨムの中で、好みの作品になかなか出会えない。 そんな思いを抱えている方に、今読…

雪おこしが起こり、今年も吹降山《ふきおりやま》に冬が訪れた。寒風に吹かれながら、雪の精霊は麓の村にしんとした氷の瞳を向けた。 「あのこは来るかなぁ。ここに来るかなぁ」おともの白う…

＊この小説は　Wizardryを　リスペクトして　書かれているようだ＊ （注意事項もちゃんと読んでね） 竜骸迷宮――それは、かつて古代文明を完膚なきまでに破壊した巨竜の亡骸が元…

秋の終わりのこと。 村はずれの丘の上に一匹で残された子猫が、空を見上げました。 『”雪迎え”が通り過ぎた後には、初雪が降る』それを教えてくれたのは、子猫の肩の上に下りてきた一匹…