概要
彼女が奇跡を咲かせ、俺がその代償を刈る――お仕事ダークファンタジー🌱💥
灰に覆われ、緑を失いつつある世界エルゼリカ。
白薔薇の聖女リリアは、祈りによって枯れた畑に麦を芽吹かせ、濁った井戸に苔を戻し、人々を飢えから救っていた。
だが、村人が奇跡を祝う夜、その畑では血を吸う赤蔦が目覚める。
聖女の祈りは、土地に眠る危険な植物まで起こしてしまう。
その事実を隠し、奇跡の後始末をするのが、無愛想な聖女付き庭師ノアの仕事だった。
リリアは、自分の祈りが何を生んでいるのか知らない。ノアは彼女を守るため、真実を知らせない。そして植物化が進めば、自らの手で彼女を刈る任務まで負っていた。
そんな中、若い部下が禁じられた種を持ち出したことで、奇跡の代償が都市の温室へ根を伸ばし始める。
聖女を守るためなら、聖女本人に真実を隠してもよいのか。
奇跡を咲かせる聖女と、その代償を刈る庭師の巡礼が始まる。
白薔薇の聖女リリアは、祈りによって枯れた畑に麦を芽吹かせ、濁った井戸に苔を戻し、人々を飢えから救っていた。
だが、村人が奇跡を祝う夜、その畑では血を吸う赤蔦が目覚める。
聖女の祈りは、土地に眠る危険な植物まで起こしてしまう。
その事実を隠し、奇跡の後始末をするのが、無愛想な聖女付き庭師ノアの仕事だった。
リリアは、自分の祈りが何を生んでいるのか知らない。ノアは彼女を守るため、真実を知らせない。そして植物化が進めば、自らの手で彼女を刈る任務まで負っていた。
そんな中、若い部下が禁じられた種を持ち出したことで、奇跡の代償が都市の温室へ根を伸ばし始める。
聖女を守るためなら、聖女本人に真実を隠してもよいのか。
奇跡を咲かせる聖女と、その代償を刈る庭師の巡礼が始まる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!聖女様を守るための嘘、赦されますか?
聖女の祈りは、全てを幸せにするとは限らない。
神霊刃シン様と言えば、いつも「型」に収まらない作品を書き続けてきたカクヨム作家、という印象があります。そんな神霊刃シン様が、今回選んだのジャンルはダークファンタジー。第2回GAウェブ小説コンテスト【応募作品】でもあります。
主人公である聖女付き庭師、ノアの序盤のセリフが、この物語の行き先を表している気がします。
――今のお前が知るべきなのは、そこまでだ。
守るために、隠す。
必要最低限しか、知らせない。
知ることで、守れなくなる。
ある一面から見れば、正しい。
全体から見れば、正しくない。
教えられていないからこそ、正しく動ける。
教え…続きを読む - ★★★ Excellent!!!剣だけでは救えない命がある――その鋏は「残すため」に振るわれる!
聖女が祈れば、枯れた畑に緑が戻る。
それだけなら、華やかな奇跡の物語で終わったかもしれません。
けれど本作が見つめるのは、その「後」です。
芽吹いた命を育てる水は足りるのか。
どこまで祈れば、人々の暮らしを守れるのか。
そして、奇跡とともに目覚めた危険な植物を、どう処理するのか。
土を調べ、水位を測り、残す根と刈る根を見極める。
聖女付き庭師ノアの仕事は、魔物を力任せに倒すことではありません。
救うべき命まで傷つけないために、正確な判断を積み重ね、その結果を引き受ける。その職人としての姿が、たまらなく格好いいのです!
また、無愛想なノアと、目の前の人を放っておけない聖女リリアの…続きを読む