概要
帝国を追われた若き騎士カリュースは、
白髪の友リーディスと共に、
追放者が送り込まれるバラフ島へ渡る。
だが二人が降り立ったのは、人間を売る競売所と、
賭けの闘技場が富を生む無法の島だった。
島の正体を知らぬまま巻き込まれた食堂の乱闘。
その騒ぎが収まった時、友の姿は消え、
残されたのは身に着けていたローブだけだった。
一人の闘士と出会った若き騎士は、
友を取り戻すため、自ら地下闘技場の砂を踏む。
一方、競売の商品として売られた友も、
ただ救いを待ってはいなかった。
戦う力を持たぬ彼は、知略と観察眼を武器に、
囚われた場所から脱出の糸口を探し始める。
無知の代償を一つずつ支払いながら、
金がすべてを支配する島の掟を学び、
そこで力強く生きる者達と
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- ★★★ Excellent!!!壮大な歴史叙事詩の後日譚
作者様の代表作「EWIG(エーヴィッヒ)――帝国騎士と病床の白髪の友が織りなす、戦乱を生き抜く長編戦記」の後日を描いた作品。
EWIG本編でスィークリト帝国を離れ、旅に出ることになったカリュースとリーディス。
二人がたどり着いた島は、人が売買される島だった。
離れ離れになった二人は、島内で繰り広げられる権力闘争に巻き込まれていく。
果たして二人の運命やいかに。
作者様が高校生時代に書いたという「EWIG」本編の後日譚として、大人になった作者様が新たに描く、物語。
これもまた、騎士カリュースと軍師リーディスの物語として歴史に刻まれていくのだろう。その歴史の一端をぜひ皆さんもご覧ください。 - ★★★ Excellent!!!続き物ながら、この作品から読んでもしっかり面白い
僭越ながら、私はこの作品から読んでおります。
読み進めつつ感想コメ欄も眺めていますと、どうやらこの作品、といいますか、作者さんの作品はいずれも世界観が共通な、続きものであるそうで。
ですが、どういう世界観なのかはスッと入って来ますし、前作までを読んでいる前提とするような話も出て来ないので、この作品から読み始めても何も問題はありません。
とりあえず、主人公達のカリュースとリーディスの二人が、掛け替えのない親友であると分かっていればOKそう。
一方、どうやら前作までを知っていればニヤリとする要素も散りばめられているようですので、既存読者にも、新規の人にも優しい設計の作品です。 - ★★★ Excellent!!!己の経験が役に立たない過酷な島で、奪われた親友奪還の為に戦う物語
※第三章までの感想です。
国を追放された騎士カリュースとその親友リーディスが、たどり着いた島で離ればなれになるも、互いを取り戻すためにそれぞれの持つ力で戦っていくお話です。
それまでは国という後ろ盾があった状態で、正義や大義のために兵を率い戦ってきたカリュースにとって、その島は真逆。金がすべて、人間ですら値段が付き人身売買が日常的に行われる、彼にとっては全く未知の世界ともいえる島でした。
そこで親友のリーディスが攫われ、なんとか救出しようと奮闘していくのですが、これが一筋縄では行かない。その島では当たり前に築かれきた力関係や暗黙の掟の前には、騎士であったカリュースの経験は役に立たず、…続きを読む