翡翠

僕と同期入社の巴御前、いや笹森巴絵さん。本当にヘンな人なんです……。

一話完結のオムニバスです。じっくり、一文字一文字を大切に読めば、書かれていない事件の真相が、自ずと浮かんでくるはずです。

この道を通らなければ。 この店に寄らなかったら。 あの人に逢わなければ。 そんな事を感じる瞬間、ありませんか？ ● 引っ込み思案で人見知りだった少女は、優しい記憶と豊かな愛…

とある県のバレーボール部の顧問が、 地区大会で一人の女子部員がシューズを忘れてきたことに腹を立て、 至近距離でボールをぶつけ、た後、平手打ちで顎を外し、 鼻と顎が外れた状態で３時…

ネオンが炸裂する薄暗い近未来都市。ハードボイルド気取りの『便利屋』アレックスは、頭を消失したという謎の少女『S』から奇妙な依頼を請ける。

繁華街の煌びやな夜。硝子の欠片の様な 雪が舞う。北の街のホストクラブの バックルームで。『その人』は、いつも 独り窓際の壁に凭れていた。「吹雪の 日には窓を開けるなよ。」その言葉…

　ある日、人々に紋章が宿り、異能の力に目覚めた。 　自然の脅威そのものとなった者。 　偉人が成した伝説・偉業を体現する者。 　動物の野生を獲得した者。 　特定の概念を支配する者…

ダイエットを決意した「カナコ」は友人の「ユイ」の薦めるジムへと通い始める。 そのジムはトレーニングの為の食事計画表まで作成してくれるジムだというが……

シュレーディンガーの猫について、彼女は言った。 「私がその箱に入ったらどうなるか」 それは、50%の確率で中に入った者を死に至らしめる禁断の装置。 だが、彼女がその箱に入った…

一途に人を愛した、とある女子のお話です。 ※このお話はフィクションです。実在する地名、人物、事件、団体その他とは一切関係がなく、私の妄想です。 妄想かい！（全力ツッコミ） …

また恋人が死んだ。つきあった男が死んでしまう恋多き女の前に魔女が現れ、鏡を見せられた。学生時代の親友からの電話で、不幸を呼ぶ女は自らの恐ろしさに愕然！ ラストは鏡が女と死の連鎖の…

広島県北部「亜広川市」には、危険な浮浪者が住み着いている。彼らは20人ほどで共同生活をしており、生活のために略奪をしたり、子孫を残すために女性をさらうこともあった。また鎌倉時代、…

天才外科医は悩んでいた。完璧な手術、術後の処置も万全。患者は回復したはずなのに、なぜか検査で異常な数値が出てしまう。一方で、看護師が測る時は正常な値が出ると言うが……？

フミオは小さな家蜘蛛に死んだ息子の名前をつけ、かわいがる。それは次第に巨大化し、周りの生き物が消えていくが彼は何も気づかない‥‥‥ 定番の蜘蛛ホラーをお楽しみください。

【エブリスタ「超・妄想コンテスト第216回『あなたを消した理由』」優秀作品】 　資産家である志賀光蔵が、彼の別荘で殺された。 　同じ別荘にいたのは、彼が書いた小説の編集者である京…

　霊に体を奪われ魂が追い出される現象は人生の最期を迎える瞬間と道理なのかもしれない 　魂のみでも視覚、聴覚を感じ取る事が出来る 肉体から魂が離れたとしても自身の境界線内まではリン…

僕の名は【――】。クラスは二年C組で、所属は帰宅部。 活動内容はただ一つ――「自宅に帰る事」……それだけだ。 『トラックを駆る死神』 https://kakuyomu.jp/…

意味が分かると怖い話の短編小説です。 1分足らずで読めるので、暇な時にどうぞ。

※カクヨムコン10のファンタジー恋愛部門にて参加中です！ 「どうか、わたしをゆきくんのお嫁さんにしてください」 「こちらこそ、お願いします。俺と……結婚してください」 　――桃…

面接官と、個性的な応募者との攻防戦。就活の壁にぶち当たったあなたへ贈る、痛快エンターテイメント。

毎年、紫陽花と共に現れる幽霊。 深川我無様の自主企画「霊夏にしやしゃんせ」参加作品です。

ある封筒が家に届けられ、それから見るようになった夢は目の前で見たことがない女の子泣き続ける不気味な夢だった。夢の中の少女は言う。「あなたを失いたくないの」その言葉の真の意味を知る…

人に仇なす怪異、あやかし、邪法を操る術者達──この世には危険がありふれている。それらに対抗すべく存在するのが、『組織』と呼ばれる超国家的対魔団体である。 組織の日本皇国支部、西支…

田舎暮らしを始めた小説家の嶋田が、その地に伝わる河童伝説を小説のネタにしようと思い、聞き込みを始める。 河童の正体、河童が尻子玉を抜くという習性、それらについて調べていくうちに、…

くねくねを　かんさつしよう！！！！！！！！！！（させよう）

富、権力、この世の全てを手に入れた男、ジョンクレイン。 しかし、そんな彼でも、ついにままならなかったのが、自身の死である。 彼の余命は幾許と残っておらず、医者にも遠に見放された…

三日坊主並みの著者が今年はいろいろあり、続いてるな…と思う事をエッセイにしました。

新米女式神の教育係を押し付けられた村崎式部。ある高校に放り込まれました。ミッション完了なるか……。

「ワシ、お前の事嫌いやんか」 「お互い様だ」 そう言いながら、男子高校生の「サトテル」と「那須」は、毎日同じ時間に荒川の河川敷に来る。 まだ若い二人ではどうにもならない事情、時…

美琴は前世で、蝉や、ミミズなどの虫や、アフリカオオコノハズクなどの鳥、カモノハシやアルマジロなどの哺乳類、さらにはショクダイオオコンニャクなどの植物まで、さまざまなモノに生まれ変…

男性とも、女性ともとれる黒いコートを肩にかけた人物が、静かにこちらを眺めていた。 何もかもを見透かすような、赤く熟した柘榴の瞳で。

社会の歯車になれなかった主人公の生涯を描いた物語。転職を繰り返し、最後にたどり着いた職場で起きた〝ある出来事〟。なぜ彼は消えなければならなかったのか……。彼は一体、どのように感じ…

当時は闇バイトなんて言葉も無かったし、どう考えても怪しいだろコレはみたいなバイトもついつい受けてたんだよね。 鳥居を探すバイトだなんて、今なら絶対ただの隠語じゃない。 まあ、俺は…

東京の世田谷区の三軒茶屋にあると言う、噂の「人肉ラーメン店」に、纏（まつ）わる物語です。 その「人肉ラーメン店」を纏（まつ）わる、ある物語です。 ホンマかいな？ 本当です。…

日常と非日常の境目が溶け合う、恐怖と狂気の物語。 何でも拾ってくる癖のある母が持ち帰った「マネキンの右腕」。 その日を境に、主人公・昭二の日常は徐々に崩れ始める。

カクヨム初心者の筆者が感じた「もっと便利に、もっと楽しくなるためのアイデア」を提案する内容です。

　午後からの気だるい思いをしながら職場に出た私は、普段通りの業務をこなしていた。 　態度の大きい老婆を適当にあしらい、男性客に呼ばれついていく。 　どこにでもいる男性客だがその言…

三年で三人。 健康だった若者が、臓器をくり抜かれた状態で遺棄されている──

──気に入らない奴は辞めさせる。 パワハラ部長を謹慎あけに待っていた衝撃の事実とは……

お星様ドロボー、怪盗ダウト。 『大貧民の星』をいただきました参上します。

大雪が降った日の翌日、学校に行くと主人公の相楽夕(さがらゆう)は幼馴染の友人である岸本祥子(きしもとしょうこ)に呼び止められた。ただならない雰囲気の彼女からの言われた言葉、それは…

　一田和樹さま主催、第３回無貌賞「わたしの発狂日記」に寄せて書いた作品です。 　結果、『大賞』をいただきました。 　（あらすじ） 　その日記は『ヒトを喰う日記』だとされる。そこ…

とある怪談師の男、小野が、山奥の廃墟で首を括って亡くなった。 友人で怪談師の桐谷圭一郎はその直後に街で小野を見かけるなど、奇妙な体験に遭遇する。 彼は何かを伝えたかったのではない…

秋の夕方、花屋を見続ける女性。 幸せそうな彼女の目的は？ ――奇妙な点に気づいていただけたら、うれしいです。