概要
僕、大切なものを失くしたから探しているの。見つかるまでおうちに帰れない
残業を終えた俺は帰宅途中に、一人の幼児に出会う。
その幼児は一生懸命『落としもの』を探していた。『落としもの』が見つかるまで家に帰ることができない言う。
「幼児虐待」を疑ったがそうでもなく、結局、夜遅いので保護するために交番に連れて行くことにするが――。
幼児が探していた「落とし物」とは一体何か?
その幼児は一生懸命『落としもの』を探していた。『落としもの』が見つかるまで家に帰ることができない言う。
「幼児虐待」を疑ったがそうでもなく、結局、夜遅いので保護するために交番に連れて行くことにするが――。
幼児が探していた「落とし物」とは一体何か?
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!本当に、どこかに落ちてはいないのか。どうにか見つけてやれないものか。
ミステリアスな冒頭から、一挙に引き込まれます。
ある日、一人の子供が途方に暮れたようにしているのを見つけた主人公。
どうしたのかと声をかけると「落し物をした」と答えが返る。それは大切なものなので、見つけるまでは家に帰れないと言う。
何を落としたのかと問うが、明確な答えは返らない。どうしたものかと悩む主人公だったが……
「落し物」の正体がわかった時、やるせないような気持ちにさせられます。
どうにかして、この子の問題に答えを出してはやれないものか。事実を知ってしまった主人公は、その後はどんな気持ちで過ごすのだろう。
あれこれと考えさせられる、強烈な余韻を持った作品でした。