八月下旬から毎日更新で連載していた『サフラン・ノート』、先ほど完結しました。
美しい女性が辛い現実を生きて、最後は爽やかな結末になると決めて書き始めた小説です。
地球外生命体が地球に干渉する中、肝心な地球人はコールドスリープ中で不在。いるのは管理ロボットとコールドスリープを拒否した宗教団体に属する少数の人々のみ。主人公の女性サフランは、その宗教団体にすら所属しておらず、軍用ロボットのミセス・エヴァンズと共に運び屋をして生計を立てています。そこで出会った依頼人と共に、復讐への道を走っていく話です。
当時東日本大震災やハリケーンの被災地での女性の被害、貧しい地域での女性や子供の立場の弱さについてずっと考えていて、どうしてこうなるんだろう、文明に余裕がなくなるとこうなるよなあ、と思って生まれた、文明がなくなった世界の女性たちの生き方を中心に据えた物語です。そういう設定でなんかスカッとする結末の話を書きたかったのです。
結末は読んでの通り、辛かった人たちみんなのための話です。主人公サフランは主人公でしかありません。守られなかったみんなのための話です。
夢中で書いていたのでそこまで考えていたかどうかはわかりませんが、結果そうなっていたと思います。その辺は読んでなんか思ってくれたら。
『サフラン・ノート』は来月の10月4日、文学フリマ福岡12に同人誌として持っていきます。デザインとかとてもいい感じだし、表紙のイラストは依頼したものでとても素敵なので、来てくださいね。文学フリマ福岡12のお知らせは直近にまたやります。