ハヤカワSFコンテストの1次選考を通ったのはまあタイトル通りです。3回目なので3度目の正直と行きたいところです。ハッピーになるというよりはハラハラする感じで、正直ハヤカワのことを口に出すのも大事なものを壊しそうで怖いんですが、周囲に話したら案外軽い受け止めで、私もこんなもんでいいのかなって感じです。
妹は「ああ! ○○ちゃん(甥っ子)が生まれた年に2番になったやつでしょ?」という受け止めで、母は「ふーん(忙しい)」って感じで、まあこんなもんなのかな……文芸に興味ない人は……と思いました。そして今の時代文芸に興味のない人のほうが圧倒的多数だと思うと、私がハラハラしていることは、案外大したことないことなのかなあと思ったり。妹の言う「2番」というのは最終選考に残ったことを曖昧に覚えたらそうなるんだろうけど、本当に「コンテスト」を「競争」としか捉えてないんやな……という感じです。
お陰で逆に肩の力が抜けました。そのおかげでこの文章で報告ができています。
そしてここからが大事です。姪っ子が生まれました……。小顔で眉毛が凛々しい美しい新生児です。名前も決まりました。私は人の名前が発表される瞬間に立ち会えて本当に感動しました。
甥っ子の生まれた年は本当に悪夢のような年で、ハヤカワの最終に残った以外最の悪だったんですが、甥っ子が生まれたときは「この子が物心つくまでにはまともなおばちゃんにならなければ……」と思ったんです。そういうのがあって、今公募をやってる感じです。まともなおばちゃんイコール公募をやってるっていうのも何だか奇妙ですが、頑張ってるおばちゃんはいいもんだと思って……。
そして姪っ子が生まれた今年は、「もっと健全で素晴らしいおばちゃんになろう」という気持ちです。健全なおばちゃんとは、子供の健康にいいおばちゃんです。で、面白いお話を量産しているらしいおばちゃんです。らしいというのは子供には読ませられないとんでもないお話を書いているから……。
そんなおばちゃんになりたいと思いました。
公募は昔からやってましたが最初にハヤカワに応募したあたりは記念受験のような感覚で、そこでなんかうまく行ったのでちょっと本気になり、甥っ子誕生でけっこう本気になり、時間を経てかなり本気になり、姪っ子誕生でガンギマリの目で本気です。
甥っ子姪っ子の教育にいいすごいおばちゃんになりたいという気持ちも強いですが、普通に小説でお仕事したいですよね。今努力が足りないので頑張ろうという気持ちです。
そんな報告でした。