お久しぶりです。最近は疲れ切って読書すらできていませんでしたが、このところ読んでます。「忘れられた花園」という海外の小説を延々読んでますが、この間150頁ほど一気読みしてしまいました。面白くなってまいりました。ただ読む早さに対して本を買うのが頻繁なので、とうとう本棚の本の上に横積みし始めてしまいました。山尾悠子さまの美しいご本「飛ぶ孔雀」、せっかく入手して嬉しがっていたのに横積みです。不敬です。

 それはさておき。書けない間、小説家になろうに投稿した作品をいくつか投稿していました。「海底より響く音楽」と「わたし、あなたの飼い猫。あなたと文通しているの。」です。

 「海底より響く音楽」はフーケ―「水妖記」とかイェイツ「ケルト妖精物語」とか妖怪図鑑の本とか、人魚や水妖の物語や伝承を読んで、イメージを膨らませまくった人魚と人間の物語です。アンデルセンの「人魚姫」ももちろん好きなのですが、「水妖記」や「ケルト妖精物語」の「(人魚のような)妖しげな生き物たちには魂もないし善と悪の観念もない」という点がとても気に入りまして、「人魚姫」は愛らしい悲劇の人魚の姫の物語として仕上げられているのに逆行して、人魚を恐ろしい、人間に愛情を持つけれど愛の概念が全く違う生物として書きました。
 価値観が全く違う相手というのは怖いものです。人間同士でもたまにありますが、違う成り立ちの違う生物ともなると尚更でしょう。とまあ、そういうのを書いてました。

 この作品には星をたくさんいただきまして、とても嬉しいです。いそねさまにはレビューまでいただきました。恐ろしい人魚として捉えていただき、伝わって嬉しい! と思います。

 「わたし、あなたの飼い猫。あなたと文通しているの。」は、小説を書けなくて困っていたときに、「そうだ、いつもと違うテイストの作品を書いてみよう!」といつものしっとり路線を離れて書いた作品です。エラソーな猫のリリーとおバカな飼い主太郎のやりとりを楽し気に書けたらいいなと思いましたが、最後はわりとしっとりな感じで終わりました。

 この作品は投稿した当初、PVがゼロで、わたしもすっかり諦めて宣伝をしないでいたら、何人かの方に読んでいただき、ハートや星をたくさんいただき、youさまに至ってはレビューを書いていただきました。ありがとうございます! 太郎のいい奴っぷりを評価していただけたのはとれも嬉しいです。

 というわけでまとめて&作品の解説つきなので長くなってしまいましたが、とても感謝しています。あと宣伝はちゃんとしようと思いました……。では!