一田和樹

ある意味王道なお話ではありますが、すごくきっちり盛り上げるように書かれていて、セリフ回しも小気味よく決まっていました。 短い中でヒロインも魅力的だし、とても楽しく最後まで読めました…続きを読む

いくつかの作品を拝見し、アドバイスをまとめてみました。 「加藤ゆうき」流みたいな世界ができていて、とてもおもしろかったです。人間としても作品としても興味深いです。 このエネルギーで…続きを読む

ていねいに淡々と綴られるコインランドリーの風景と、そこにやってくる人々の過去がタピスリーのように重層にからみあって描き出される物語。甘酸っぱく、ほろ苦い。 派手なシーンはひとつも…続きを読む

ハッカージャパン、懐かしいですね。 今読んでも楽しめます。さすが大賞受賞者！ 短い小説の中にドラマに必要な要素と技術的な話が盛り込まれていて、きれいにサイバーミステリとして成立して…続きを読む

文芸評論家の大森望氏に「サイバーミステリのスタンダード」と言わしめた著者の最新作にして、代表作の誕生秘話。これは見逃せません。 カクヨムでもサイバーセキュリティ小説コンテスト（で…続きを読む

自主企画への参加ありがとうございます！ 執筆はテキストエディタ（横書き！）で、スケジュール管理はEXCELでやっていました。シンプルすぎて説明が不要なくらいです。 くわしくは下…続きを読む

自主企画への参加ありがとうございます。 語彙力アップには読書も必要ですし、お手本があるなら写経のオススメです。 おもしろさは人それぞれなので、全ての作品のおもしろさがわからなくて…続きを読む

いつかどこか遠いところで起きるかもしれない小さなエピソードという感じがしました。 そういえばお手製のお手玉で遊んだことのある人は少ないんでしょうね。でもこうやってほそぼそとでも思い…続きを読む

おもしろかったです。 なにかを選ぶことは他の選択肢を捨てることで、多くの人はパッケージ化されたわかりやすい選択肢を選びがちです。将来を予想しやすいから、自分で考えなくていいから、…続きを読む

ちょっと前なら空想のお話だったことですが、今となっては近未来もしかしたらすでに世界のどこかで始まっているかもしれない現実になりました。そんなことを感じさせてくれる短篇でした。

すごく素直にていねいに書かれた短篇でした。 目立って新しいなにかや刺激的なものがあるわけではないですが、読みやすい文章と先を読みたくなる展開に引っ張られて最後まで読んでしまいました…続きを読む

おもしろいですね。特に捏造屋というネーミングがよかったです。 実はこれ自体はすでにできますし、職業でやっている人もいます。心霊写真の依頼があるかどうかはわかりませんが…… 画像（…続きを読む

モノローグにすることで設定の説明にかかるムダをなくしつつ臨場感を出し、不穏な雰囲気を醸し出す例をあげながら、ラストに向かって盛り上げてゆく。 最後にどんでん返しの設定を説明しつつ、…続きを読む

偽科学のホラ話楽しいですね。 一見もっともらしく聞こえて、よく考えるとやっぱり変な話ってつい聞き入ってしまいます。 この作品もそんなもっともらしい話で、おもしろく読めました。 これ…続きを読む

企画参加ありがとうございます！ 正直、この設定は説明に字数かかると心配していたのですが、器用にまとめてさらっと説明してあって感心しました。 物語はちょっと実話系を彷彿させる展開で、…続きを読む

ジョブズの言葉です。正確にはちょっと違うかもしれませんが、おおまかこんなことを言ってたと思います。この言葉を聞いた時、ジョブズのことを別に尊敬もしていないし、好きでもありませんが、…続きを読む

速筆は物書きの最大の武器で基本だと思っているので、書かれていることにいちいち納得です。10万字という具体的な数字を上げたり、自分の体験を交えたりして説得力があります。 小説を書く人…続きを読む

どこにでもありそうなありきたりの朝のモノローグなんですが、なんとなく読んでしまいます。改行のない文章の圧はすごいですけど、読みやすいです。 描写されたシーンが一人遊びであるように、…続きを読む

投稿し続ければ二次は突破できると思います。というか、そう信じて書き続け、投稿し続けるしかないですね。 オリジナリティはおそらく必要ないし、書き続けられることが才能だと思います。 …続きを読む

昔のＳＦにあったテーマをうまく短くきれいにまとめていて、楽しく読めました。するする読めてしまう文章が心地よいです。

すごくよくまとまっていたと思います。ひねりもきいていました。
短い中に必要な要素うまく入れて自然にまとまっているのもすごいです。
ユージュアル・サスペクツを思い出しました。

フィリップ・Ｋ・ディックを彷彿する状況設定に懐かしさを覚えました。短い中でうまく処理されていて、楽しくすらすら読めました。

時代も心情も場所もはっきりと書かずに、じわじわと読者に伝わるように描写を積み重ねてゆく手法がとても効果的に使われていてよかったです。
これをプロローグとする本編を読みたい。

確かに物語の種がたくさんありました。どれもその先を書いたらおもしろそうなので、このままだとおもったいないです。 もしかして映画の予告編好きな人でしょうか？　私も大好きです。 この連…続きを読む

なんといっても、この短さにまとまっていることと、前段の読者の期待を後段できれいに裏切ってオチにする技が見事です。
とてもおもしろかったです。

事件の当事者も取材者も重い枷を引きずっていて、ていねいに技巧をこらした描写が読む者まで物語に取り込んで来ようとしている。そんな気がしました。 伏線も決まっているし、とてもおもしろか…続きを読む

なにも始まらないし、なにも終わらない。それなのに心地よく最後まで読めて、どきどき、わくわく、ほっこりがある。 男二人の会話の行間に思いがあっていいですね。 短い中にいろんな要素があ…続きを読む

すごく詩的できれいなお話でした。
情景が目の前に広がり、切ないノスタルジックな気分になります。

シャレの効いたショートショートでした。
自殺者がやってくる旅館の女将たちが考えたあることが、予想外の結末をもたらす。楽しく読みました。

重い物語がコンパクトにまとめてあって、するっと読めました。主人公の先輩と妻を関係を軸にした人間ドラマで、迷いと格好の果ての結論にうなずかされました。 ただ、この長さでまとめたために…続きを読む

短い中にキャラや謎、うんちくなどが、きれいにまとまっていて読みやすく、楽しかったです。安心して読める佳作という感じです。

切なくて甘い掌編で楽しめました。 設定やセリフ回しがすごくいいと思います。ただ、見せ方がもったいない。 ちょっと変えるだけでものすごくよくなると思います。 もっとたくさんの人に読ん…続きを読む

おもしろかったです。抑えた描写も効果的だし、こういうオチは切なくていいですね。 ただ、見せ方がすごくもったいないと思います。アイデアや表現は悪くないのに、演出とセリフ回しで損をして…続きを読む

短いお話なんですが、妙に心にひっかかります。
奇妙と言えば奇妙。不気味と言えば不気味。でもそれだけではないなにかがありました。
独特の雰囲気を堪能しました。

すごく不条理で不可思議な感じがよいと思います。歪んだ嫌な感じがラストまで続いてよかったです。
この感じでもっと長いのを読んでみたくなりました。

状況設定と文体で重厚な作品世界ができています。 短い中に何発もボディブローのように重いイメージがたたき込まれてきて、くらくらしました。 連載中になっているので、続きがあるなら楽しみ…続きを読む

しっとりとした雰囲気のある素敵な短編でした。 もしかしたら、本当にこういうことがあったかもしれないと思わせてくれます。 戦争で奪われたものもありますが、大事に心の奥で守っていたもの…続きを読む

思わせぶりな展開が続き、二度三度と「おや？」となりました。最近は戦争の話を目にする機会も減ったので、なんだか感慨深く読んでしました。
楽しませていただきました。

ありふれた風景をうまく情感あふれるあたたかい雰囲気で描き出していると思います。ちょっとしたエピソードのひとつひとつがうまく積み重ねられていて、よい効果になっていると思います。 作者…続きを読む

シンプルで読みやすい文章なのに、主人公の困惑と不安が伝わってきてどきどきしてきます。
最後のオチにはほっとしました。

携帯のマナーモードから想像力を広げて、こんな楽しい物語に仕立て上げたことに驚きました。
ラストのオチやマナーモードのだじゃれも微笑ましくきれいに決まっていて素敵でした。

自分の世界を持ち始めた子供の心情をていねいに、詩的な文章で描いています。しっとりとした味わいの情感のある作品でした。

いろいろ魅力的な謎の多いショートストーリーでした。謎は謎のままとして残し、余韻を持たせて終わります。思い出と謎がよい感じで余韻につながっているような気がしました。

なにかすごいことが起きそうと思わせて、最後できれいに落とす手順がうまいです。意味深な「夜の扉」という言葉がくせものです。

どのお話も真相を遠巻きに描写して読者をじらした後で最後に種明かしがきます。想像力と構成のうまさで楽しめました。

木訥な語り口がとても内容に合っていて、主人公の気持ちがよくわかりました。
驚きと悲しみと違和感と、とても心にしみました。
素敵なお話をありがとうございます。

この発想はなかったです。おもしろかったです。
幼い頃に抱いた疑問がもとで研究者になった主人公が宇宙人と交信した結果、判明した衝撃の事実。2重に落とすとこもよいですね。

短い中に小学生の頃の思い出がつまっていて、楽しめました。
こうした経験があるのも素敵だし、それを再び訪れて思い出すことのできる主人公はよい人生を送っていそうです。

微妙な距離感のふたりがよいですね。
ふたりがどちらも不器用なのが素敵だと思います。

タイムトラベル。架空のお話ではありますが、当時の日本人ならやりそうな方向へ話が展開してゆくのが、歯痒いというかやるせない感じでした。 ラストは賛否両論あると思いますが、栄光なき英雄…続きを読む