なんといっても、この短さにまとまっていることと、前段の読者の期待を後段できれいに裏切ってオチにする技が見事です。とてもおもしろかったです。
物書きです。『大正地獄浪漫』(星海社)、『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』(集英社)、『原発サイバートラップ』(原書房/集英社)、『御社のデータが流出して…
するするする~っと読んで、最後に一遍にひっくり返される。「えっ?」って思った時には終わってる。……驚いた。
ショートストーリーの中でもさらにいっそう短い、ちょっとしたエッセーかスケッチのようにも読めますが、その場の空気や心理、光景がありありと心に浮かび、深く刻み付けられます。ほんの1分ほどで読める文字数…続きを読む
簡潔な文に驚きとラストの感情が表せられていて、とても素敵な文章でした。詳細な描写がないのに絵がすんなりと頭に浮かんだのは、作者の文章力によるところだと思います。
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