一人称で冒頭から一個も嘘はついていないのに、みごとに引っかかりました。そうだよ、ジャンルにちゃんと現代ドラマってあるじゃん! きれいにオチてるよ!!こういう引っ掛けられ方、くやしいというより清々しいです。完敗です!
実は私、ファンタジーとか異世界とかそういうのが苦手です。「あー、よくあるあれね、扉の向こうに異世界が、みたいな?」と思って、まあ短編だし読んでみようと思って開いてみたら……このオチ感というか抜け感というか、とにかくまいりました!
夜の扉。魅力的なその言葉の正体とは…?何だか意外な展開で、おもしろかったです。
これぞショートショートという見事なオチです。日常に潜む「ニヤリ」が体感できます。
なにかすごいことが起きそうと思わせて、最後できれいに落とす手順がうまいです。意味深な「夜の扉」という言葉がくせものです。
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