切なくて甘い掌編で楽しめました。設定やセリフ回しがすごくいいと思います。ただ、見せ方がもったいない。ちょっと変えるだけでものすごくよくなると思います。もっとたくさんの人に読んでほしくなる作品です。
未だ原石ながら、素人目にも光るものを感じさせるRe:Reruさんの新作短編。死に囚われた少女と過去に囚われた少年。彼らの邂逅が互いの苦しみを解いていく、短いながらも読む人に何かを感じさせる作品になっています。少なくとも時間の浪費と徒労になることはないでしょう。どうかこの輝きが、いっときのものでは終わりませんように。