時代も心情も場所もはっきりと書かずに、じわじわと読者に伝わるように描写を積み重ねてゆく手法がとても効果的に使われていてよかったです。これをプロローグとする本編を読みたい。
物書きです。『大正地獄浪漫』(星海社)、『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』(集英社)、『原発サイバートラップ』(原書房/集英社)、『御社のデータが流出して…
思い込みというのは人生に付き物で、ふとしたきっかけが真実にたどり着くヒントだったりする。しかし多くのひとはそのヒントを見逃したり、自分のなかで膨らませてしまった虚像こそを真実としてしまうことが多…続きを読む
一度目はミステリーとして、二度目は大きなドラマの始まりのような気持ちで読めました。
この少ない文字数で、ミステリー作品ってどんな物語なんだろう?そう思って、普段はあまり読まないジャンルですが読んでみました。最初は「え?」次に「へ~っ!」そして、もう一度読み返してしまいま…続きを読む
パスポートを手に飛行機に乗り込み、降り立ったその地では英字新聞が売られていた。左ハンドルのタクシーの料金はドルとマイルで計算され、カーラジオから流れているのはアメリカのヒットソング。言葉は英語が使わ…続きを読む
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